奈々の これが私の生きる道!

映画や読書のお話、日々のあれこれを気ままに綴っています

映画「せむしの仔馬」

2013-04-28 06:55:41 | 映画・テレビ



アニメ「せむしの仔馬」
ちょっと前になりますが、ある日、手塚治虫漫画全集の「ファウスト」のあとがきを読んでいたら、終戦後まもないソ連のアニメ映画「せむしの仔馬」に、手塚先生は大変、感銘を受けて、「ファウスト」と「火の鳥」のインスピレーションを得たという文章を見つけたんです。
「せむしの仔馬」と言えば、私は幼いころに童話で読んでいて、ストーリーはまったく忘れてたのですが、とても面白かった記憶があったのです。
その童話をアニメ化したものを手塚先生は大好きで、50回以上も鑑賞されたそうで、それを知った私はそのアニメがとても観たくなってしまいました。
そこで、地元のレンタル屋さんをあちこち探し回ったのですが、どこにも置いてなく、ネットのオークションでようやく見つけ、今年の二月にわずか600円で落札したんです。

安くで手に入ってよかったと思うでしょう?

ところが、その「せむしの仔馬」はビデオでもなければ、DVDでもなく、今は生産されてないレーザーディスクで、私はプレーヤーまで買う羽目になっちゃったんです。(苦笑)
でも、ソフトは中古ではありますけれど、今でも市場に安くで出回っていますので、欲しいものが安価で手に入るかも知れないなと、思いきって買っちゃった次第なのです。

ところで、レーザーディスクと言えば、私は思い出す歌があります。
それは、演歌歌手の吉幾三さんの「俺ら東京さ行くだ」という迷曲です。(笑)
この歌は、東京に行って、ひとはな咲かせたいと思っている田舎の若者が、田舎の様子を歌っているのですが、二番の歌詞に「レーザーディスクは何者だ」と出てくるんです。
何者って表現してるところが可笑しいですよね。
この歌は、当時、大ヒットして、テレビやラジオでよく聴いたものでした。
そんなコミカルな歌を歌っていた吉幾三さんが、いまや演歌界の大御所だというのですから、人というのはわからないものですよね。

でも、実は私はこの人の昔の歌で気になっているのがあるんです。

勇気を出して書きます!

それは、私が90年代によく聴いていたFMラジオの赤坂泰彦さんの番組「ミリオン・ナイツ」で知った歌で、その番組は70年代、80年代の洋楽や日本の歌をいっぱい聴かせてくれて、大・大・大好きだったんです♪



その番組で紹介された吉幾三さんの歌「と・も・子・・・」に、こんな歌詞が出てくるのです。


♪とも子と二人で暮らしてた頃、ハッピーでナウな日々だった。

買い物に行ってきまーすって、とも子。

行ってらっしゃい、気いつけてねって私。

それっきり、かれこれ一年にもなるべか。

買い物に行ったっきり

一年も帰ってこないオナゴって、どこにいるもんだべか?

恋しくて、とも子のはいてたパンティーいつも頬ずりしてるの。

たまにかぶって歩いたりしてるの・・・



この歌はユーチューブでも聴けるので、気になる人はぜひ聴いてほしいのですが、気づいて下さいました?

そう、パンティーのこと歌ってるんです。

う~ん、私は常日頃、心だけでなく体も愛してほしいと願っているのですが、こんなふうに下着まで愛してくれるとは・・・(真っ赤)

もしかしたら、吉幾三さんて変態さんなの?

でも・・・でも、そんな訳ないですよね。
吉幾三さんは、いまや演歌界の大御所ですし、演歌と言えば日本人の魂と言われるくらいですから、日本を代表する国民的歌手と言っても過言ではないですよね?

そんな多くの日本人に尊敬されて信望を集める人物が、変態さんであるはずがないじゃありませんか。

ということは、私たち女性は知らないですけど、パンティーに頬ずりしたり、かぶって歩いたりしている男性は、案外多くて、そういう男性たちを代表して、国民的歌手の吉幾三さんが歌にしたのかも?

一体、どうなんでしょう?



まあ、この辺で私の吉幾三さんの歌に対する疑問はさておきまして、そろそろこのアニメのお話にいきますね。


ここで言う仔馬は子供の馬ではなく、ポニーという小さい馬を指しているらしいです。

あるところに酒好きで怠け者の二人の兄さんと、正直で優しいイワンという名の弟の兄弟がいたそうです。
この三人兄弟は農業をしていたのですが、畑が何者かに荒らされるようになり、二人の兄さんはイワン一人に畑の見張りを言いつけるのです。
そこでイワンが番をしていると、金色のふさふさした毛並みの馬が現れ、畑のうえを飛び回るのです。
だけど、心優しいイワンは馬を追い回すでもなく、馬と一緒になって飛び跳ねたり、踊ったりして大喜びするのです。
その姿に感激した馬は黒くて素晴らしい馬二頭と、小さなせむしの仔馬をイワンにプレゼントするのです。
黒い馬は売ってもいいけど、仔馬だけは大事にして、決して手放さないでと言って。

そうして、三頭の馬をイワンは貰うのですが、欲の深い兄さん達に黒い馬を横取りされ、市場に売りに出されるのです。
そこに、その国の王様がやって来て、二頭の黒い馬を一目見て気に入るのですが、お城の馬の飼育係の言うことをまったく聞かないので代わりにイワンに飼育係を命じるのです。
そこで黙っていないのが元の飼育係で、あの手この手を使ってイワンをお城から追い出そうと策略をめぐらすのですが、賢い仔馬の知恵と魔法によって助けられ、ハッピーエンドで幕を閉じるというストーリーなんです♪



手塚先生によると、ゲーテの「ファウスト」には、せむしの仔馬はどこにも書かれていないのに、勝手に登場させたくらい気に入っていたそうですよ。

そして、このアニメに手塚先生の名作と同じあの火の鳥が登場しているのです。

このアニメでは不老不死まではうたっていませんが、影響を受けたというだけあって姿かたちは確かに似てるんです!
全体を通して言いますと、原作が童話だけに、単純明快で、ファンタジーと夢にあふれた素敵な作品だなと思いました。


このアニメから、あんなに素晴らしい作品のインスピレーションを得た手塚先生って、とっても素敵!


あらためて手塚治虫先生の偉大さを知った私でした♪















実写版「鉄腕アトム」

2013-04-26 09:51:30 | 映画・テレビ






お正月早々、私はアニメの「鉄腕アトム」を書きましたが、それにさかのぼる昭和34年から35年にかけて、実写版のものが作られていたそうです。
私がそれを知ったのは、もうかなり昔で、テレビの懐かしい子供番組を紹介した番組で、手塚治虫先生自らが描かれたアニメも映し出されていました。
だけど、あとで知ったのですが、その実写版アトムに、手塚先生は原作とあまりにもイメージがかけ離れていると、ご不満だったらしいのです。
ところが、手塚先生の思いとはうらはらに視聴者には大うけだったみたいで、1年以上も放送され、しかも、アニメのアトムが始まる1962年まで毎年、全国のどこかで必ず再放送されていたそうなのです。
だったら、原作とイメージが違ってても、それなりに面白かったに違いないですよね?
そう思った私は俄然、興味がわいて、観たくなっちゃいました。
また運よく私のいきつけのレンタル屋さんに、実写版のアトムのビデオが置いてあったのです。
それは「ZZZ団の巻」というエピソードで、13回放送されたのを、1時間ちょっとまでダイジェストしたものでした。

私がこの実写版アトムを見るにあたって、注意したのはどこが原作とかけ離れていて、どこが視聴者にうけたかという点でした。

まず、冒頭で主題歌が流れたのですが、これはアニメの主題歌に負けるとも劣らない優れた歌だなと思いました。

だけど、真っ先に気になるのはどんなアトムなのかという点でした。
このアトムを見て、私は苦肉の策だな~と感嘆せずにはいられなせんでした。
写真を見てもお分かりのように、かぶりものをしているのですが、人間に近いアトムの特徴を表そうとしたのでしょう。
顔だけは素顔を露出させています。
腕のあたりにあるボルトみたいなのは漫画にはないのですが、ロボットらしく見えるために、あえてそういうふうにしたのでしょうね。
だけど、胸が大人の女性みたいに盛り上がっているのは、なぜなんでしょう?

さて、いよいよお話の始まりですが、ZZZ団という悪の組織が敵対する政治家や文化人らに毒ガスを浴びせて、廃人にし、世界征服をたくらもうとするのですが、それをアトムがいかにして食い止めるのか?あるいはZZZ団の総統の正体は誰なのか?と、ハラハラドキドキしながらストーリーが展開していきます。

ところは、見ているうちにどうしても気になるキャラクターが二人出てきました。
一人は、御茶ノ水博士で、トレードマークであるはずの大きなお鼻がないのです。
しかも、アトムは「先生」と呼んでいたので、最初、私は誰なのか、すぐにはわかりませんでした。
でも、それよりわからなかったのはヒゲオヤジです。
二枚めの写真の左が御茶ノ水博士で、右側がヒゲオヤジなんですが、この実写版では御茶ノ水博士の書生で、まだ20代の若者という設定になっているではありませんか!

これでは手塚先生が原作のイメージとかけ離れてると嘆いたのもわからなくはありません。

だけど、お話自体はリヨン博士の息子がミシェルという名の娘に変えられてるくらいで、原作通りかなと思いました。

それでは、この実写版アトムのどこに当時の少年少女は憧れたのでしょう。

まず第一に考えられるのは、何はどうあれ、アトムを演じた瀬川雅人君が可愛くて、かっこよかったからではないでしょうか。

それにしても、私はアトムの胸のふくらみが妙に気になるんです・・・

あれは女性だけの特権のはずなのに・・・?

でも、もしかしたら男性も胸のふくらみがほしいのでは?

それに、昨今、ブラジャーをしている男性が増えてるっていうじゃありませんか。


男性に大きなおっぱい。

それっていいかも!

男らしくて、たくましい人が可愛らしい花柄のブラジャーをして、胸をゆさゆささせてるのって、想像しただけで楽しくなっちゃいます♪

男性が、女性の胸に憧れるのは乳幼児期への回帰願望の現われだと聞いたことがありますから、心もすごく安定するんじゃないかしら?



そうそう、私、いい事思いついちゃったわ!

あのね、ZZZ団の総統は自分の思い通りに言うことを聞かない世界の要人を毒ガスで廃人にしちゃうんですけど、そんな手荒なことはしないで、おっぱいを大きくさせるだけでいいんです。

きっと、それだけで、この世界にはびこる不幸の大部分はなくなるんじゃないかな?

そういう訳で、この実写版アトムが手塚先生の思いとはうらはらに受けたのは、まさにアトムの大きな胸に秘密が隠されていたと言って過言ではないと思います♪













 

四月です♪

2013-04-19 00:22:55 | Weblog

私は一年に二度、気持ちが新たになる時があります。
一度目は新年早々のお正月で、二度目が四月です。

でも、私の場合、どちらかといえば、四月のほうが、その気持ちが強いかな。

四月は気温も暖かく、さまざまな花が咲き誇り、新緑が目にすがすがしいからです。
それに、小学校に入学したばかりの新一年生の姿を見れるのも嬉しいです。

あなたも新一年生が背負ってるのか背負われてるのか、わからないほど、大きなランドセルをしょって、ぶかぶかの制服を着せられ、行列を作って通学路を歩く姿を、この時期よく目にするでしょう?

ぶかぶかの制服、ちょっと可笑しいですけど、子供はすぐに大きくなるので、仕方ないのですよね。

そして、その子供たちを遠くから微笑みながら見つめるお母さんたちの姿、何度見ても、幸せな気持ちになります。

そういえば、私の二人の子供にもそんな時があったなと、つい思い出したりして・・・

過ぎてみれば、本当に時間が経つのは、あっという間でした。

もっと子供と一緒に過ごす時間を大切にし、いろいろ話を聞いてあげればよかったと、後悔の念も正直あります。

そんな私の長男は今年、高校を卒業し、この春から故郷を遠く離れて、働くようになりました。

大丈夫だろうか

仕事はきちんと出来るだろうか

職場のみんなと仲良くできるだろうか

意地悪されたり、悪い人に騙されたりしないだろうか


考えれば、悩みはきりがありません。


だけど、何かあったら、電話かメールをするようにと言っておいたのに、長男は何もよこしてこないのです。

きっと仕事を覚えたり、みんなと打ち解けるのに、頭がいっぱいで、そんな余裕はないのかも知れない。

そう思うようにして、毎日を過ごしていました。

ところが、先日、長男から、突然、元気だよとしたためた葉書が届いたのです。

その葉書は、会社が親元に送るようにと、新入社員全員に、紙から作らせ、手書きで書いたものでした。

高校の先生が、あそこの社長は社員を大切にしてくれるから安心していいと言っていたのですが、その言葉以上だなと思わずにはいられませんでした。

長男も、きっと頑張っているに違いありません。


私は今、お仕事がめちゃくちゃ忙しいのですが、長男に負けてはいられないなと思いました。

四月から新生活をスタートさせた人は多いでしょうね。

数え上げれば、悩みは尽きませんが、四月になっちゃったんです。

ぐずぐず躊躇してないで、とにかく一歩踏み出しましょう。

明るい明日を信じて、少しでも前に。



四月はそういう時期なのです♪










    




映画「樺太1945年夏 氷雪の門」

2013-04-14 11:02:39 | 映画・テレビ

北海道の稚内市内にある稚内公園に、氷雪の門というオブジェと、その近くにひっそりと9人の乙女の慰霊碑があるそうです。
その九人の乙女の慰霊碑には、「みなさん、これが最後です。さようなら・・・」という文字が刻まれてあるのですが、その言葉の意味を知る人は殆どいないそうです。
それは樺太で散った真岡郵便局の若い女性の電話交換手の最期の言葉だとか。

昔、樺太の南半分は日本の領土だった。

今ではもう日本人の多くが忘れ去っている事実でないでしょうか?

歴史をさかのぼれば、日本やロシアが到達する以前の樺太はアイヌ民族、ウィルタ民族、ニブフ民族が先住していて、地理的状況からたびたび周辺諸国の侵略の危機に見舞われ、やがて北半分をロシアが領土とし、南半分を日本が治めるようになり、戦前は40万人近くの日本人が住んでいた。

その樺太が日本の領土でなくなったのは、太平洋戦争末期の1945年8月9日、ソビエト連邦が日ソ中立条約を一方的に破棄して、侵攻したのに端を発します。
ソ連兵は民間人の金品を略奪し、殺傷や強姦にも及んだ。
それは、停戦協定が成立した8月15日後も続き、通信電話の確保の重要性を誰よりも知っていた真岡郵便局の電話交換手の女性らは爆撃に町が焼かれ、多くの住民が避難したあとも、ヘッドホンとマイクを離さず、職務に精励した。
もしもという時のために、青酸カリを手元に置いて。


この映画には、千秋実、丹波哲郎、赤木春恵などの実力派の俳優が多数、出演し、2億3千万円という巨額の製作費を投じて1974年に作られたのですが、ソ連との友好関係を損ないかねないとして不遇の扱いを受け、2010年にようやく順次全国公開されて、多くの人々に知られるようになったという事です。

私が、この映画を観て心を動かされたのは、最後の最後まで、職務を忠実に果たし、純潔を守りとおそうとした彼女たちの姿勢でした。

戦争さえなければ、彼女たちはごく普通に生きられて、愛する人にも恵まれていたでしょう・・・

そして、樺太に住んでいた人達は故郷を追われることもなかったに違いありません。






この作品は、私に歴史の知られざる真実に思いを馳せてくれました。







    







桜島

2013-04-14 07:11:17 | Weblog

昨日、鹿児島に行きました。

鹿児島といったら、桜島です。

昨日は晴れてて、とてもいいお写真が取れました。

噴煙をあげてるのは、先月に撮ったものです。

このあと、すぐに噴煙の形は崩れ、火山灰となって、桜島周辺に降り注いでいました。

桜島

2013-04-13 12:59:39 | Weblog
今日、鹿児島に来てます。

鹿児島といったら、桜島です。

今日は晴れてて、とてもいいお写真が取れました。

噴煙をあげてるのは、先月に撮ったものです。

このあと、すぐに噴煙の形は崩れ、火山灰となって、桜島周辺に降り注いでいました。