ふうてんの猫の猫耳東風的フリチベ生活

働きながら和製MBAと工学博士取得をしていた自称苦学生バックパッカーの日記。
今は学位もとって大阪で技術戦略考えてます

日本国憲法前文を素直に考察して読んでみる

2011年01月07日 | フリーチベット
日本国憲法前文 理念は素晴らしいと思う


日本国民は、正当に選挙された国会における代表者を通じて行動し、われらとわれらの子孫のために、諸国民との協和による成果と、わが国全土にわたつて自由のもたらす恵沢を確保し、政府の行為によつて再び戦争の惨禍が起ることのないやうにすることを決意し、ここに主権が国民に存することを宣言し、この憲法を確定する。そもそも国政は、国民の厳粛な信託によるものてあつて、その権威は国民に由来し、その権力は国民の代表者がこれを行使し、その福利は国民がこれを享受する。これは人類普遍の原理であり、この憲法は、かかる原理に基くものである。われらは、これに反する一切の憲法、法令及び詔勅を排除する。

日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであつて、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。われらは、平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めてゐる国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思ふ。われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免かれ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する。

われらは、いづれの国家も、自国のことのみに専念して他国を無視してはならないのであつて、政治道徳の法則は、普遍的なものであり、この法則に従ふことは、自国の主権を維持し、他国と対等関係に立たうとする各国の責務であると信ずる。

日本国民は、国家の名誉にかけ、全力をあげてこの崇高な理想と目的を達成することを誓ふ。



オスロー宣言を支持する社会民主主義者も全く異論がないであろう前文である

ところが特に9条と関係しそうな
「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。」 
について、諸国民ってのはたぶん世界150カ国以上を指すので、 試しに日本と国境線が隣接する個々の名前を入れてみる 


「平和を愛するアメリカ国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した」
「平和を愛する中国国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した」
「平和を愛する北朝鮮国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した」


なんか、この3つを読んで、うんその通りだ と思う人は、右派、左派問わず、いないと思う。

もうね、憲法の前提である、前文の現状認識がおかしいのです
マジで

だいたい9条マンセーな人たちは、本当に
「平和を愛する諸国民(含むアメリカ国民)の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した」
なんて思うの?

前文に論理的な正当性が無い以上、諸外国同様に憲法を改正していくのは当然だと思う

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