頭が下がる思い

いま帰国の荷造りの真っ最中である。
大方不要なものを処分したつもりだったが、まだまだ出てくる出てくる。それでも何とか持って帰れそうなんで安心したけど。
衣類は殆ど使用人にあげたんだけど、皆喜んでくれて、こっちのほうが嬉しいくらい。もう2年くらい着倒したものだから、結構ボロいんだけどね。
インドで買った履き心地の悪いスラックスは会社の人間にあげたんだけど、欲しい人を募集するときのメールに「希望者が現れなかったら、捨てちゃうよ」って感じで書いたら、「捨てるくらいなら、私にくれ！近所にいる貧乏な人に寄付するから」って返事を送ってきた人がいた。更に「軽々しく捨てると言うな。寄付をするルートはあるから」とも。これには頭が下がる思いがしたね。
日本人って、ここ最近20年くらいはいらなきゃ「捨てる」って感覚になってきているけど、インドはまだまだ使い回す感覚が残っているようなんです。日本だって40年くらい前は同じようだったんだと思うけど。そして、寄付と言うと「お金」って感覚だけど、モノを寄付するって言うのもアリなんだと気付かされました。