110番街交差点
cast >> Anthony Quinn, Yaphet Kotto, Anthony Franciosa, Richard Ward, Paul Benjamin, Ed Bernard, Antonio Fargas, Burt Young, Tim O'Connor, Charles McGregor ...
music >> J. J. Johnson, Bobby Womack
producer >> Anthony Quinn, Barry Shear
director >> Barry Shear
soundtrack >>
ニューヨーク "110th street(110番通り)" は、黒人街ハーレムと白人街との "接点" ーーー。
白人には「セントラルパークで距離を保った」黒人街との "境目"、黒人にとって「110番通りを超える」のは、踏み込めない "別世界" に入ることを意味していた。
N.Y.を根城とするイタリアン・マフィアと黒人ギャングが、大金を奪われる事件が発生 ーーー。
捜査を担当する黒人警部ポープ(ヤフェット・コットー filmography )は、ハーレム担当で "人種差別主義者" の白人部長刑事マテリ(アンソニー・クイン "La Strada" "Last Action Hero" "Jungle Fever" )と共に犯人を追うことになるのだが・・・・・。
ジム(ポール・ベンジャミン "Do The Right Thing" "Escape From Alcatraz" "HOODLUM" )、ジョー(エド・バーナード)、ヘンリー(アントニオ・ファーガス "Shaft" "Cornbread, Earl And Me" "Starsky And Hutch " "Car Wash" )の3人は、イタリアン・マフィアと黒人ギャングが "上がり" を数えている一室に強盗に入り、大金を手に入れた。しかしその結果、双方から執拗に追われることになる。彼らそれぞれの "結末" は?
彼らが犯罪を犯した "背景" に加え、二人の警官、マフィアとギャング、それぞれの人種対立の行方は・・・・・?
本作は大都会で起こった事件ですが、小さな田舎町で起こった事件を題材にした "In The Heat Of The Night" を思い出させます。
A・クインが製作総指揮も兼ねた意欲作で、オープニング・クレジットから流れるボビー・ウーマックの主題歌 "Across 110th Street" は名曲。後に "Jackie Brown" や "American Gangster" でも使われていますが、当然ながら本作のために作られた曲なので、歌詞の一語一句がストーリーに "しっくり" くるし、ラストまで "効いて" います ーーー。
>> Crime, Gangster, Drug Dealer - filmography(クライム・ギャング・ドラッグディーラー 映画作品一覧)
2008-03-05
アンソニー・クイーン、存在感のある俳優さんですよね。出演している作品きちっとチェックしているわけではありませんが、かなりの数の映画に出演していますよね。私の場合、彼の名前を見つけると「この映画、良さそう」という変な安心感を持つんですよね。
私が最後に観たのが、キアンヌ・リーブスが出ていた「雲の中で散歩」。渋い演技をしていました。
掲載の映画は観ていませんが、映像を観た感じでは迫力ある演技ですね。それにしても若い。確か亡くなったんですよね。
ボビー・ウーマック、曲は聴いたことはありましたが彼のことは知りませんでした。また、ひとつ勉強したんですが、すぐ忘れてしまうんですよね。
「アンソニー・クイン」という人の存在感が強烈に残ったのは、学生の時に観た 1954年のイタリア映画 "La Strada(道)"。でもおっしゃる通り、ものすごい数の作品に出ているので、ほんの一部しか観ていません(苦笑)。2度も「助演男優賞」を受賞しているのに、それすら観てません! まだまだですねぇ・・・(ため息)
2001年 86歳で亡くなったんですが、本作に出演したのは56、7のとき。作品中「オレは55の老いぼれさ」という台詞があるんですが、ほとんど実年齢に近かったんですね~(感慨深)
ところで「ヒュー・グラント」や『ラブソングができるまで』がお気に入りのようですが、大いに結構じゃないですか! 「年齢」なんて、ただの "number(数)" ですよ(笑)。