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"Port Pleasure"(1998)

2011-12-28 05:33:00 | Music 'mellow_ groovy' (CD/LP)



"Port Pleasure"  Ralph MacDonald
produced by Ralph MacDonald, William Salter & William Eaton

  1. HIGH TIDE(ハイ・タイド)(4:20)
  2. CATCH OF THE DAY(キャッチ・オブ・ザ・デイ)(6:21)
  3. CAN'T LET GO(キャント・レット・ゴー)(4:34)
  4. SEABREEZE(シーブリーズ)(7:15)
  5. THE VIBE(ヴァイブ)(5:00)
  6. SPLASH(スプラッシュ)(5:01)
  7. I WANNA HOLD YOU TONIGHT(アイ・ワナ・ホールド・ユー・トゥナイト)(6:21)
  8. RIO SUNSHINE(リオ・サンシャイン)(5:02)
  9. WATCHING YOU WATCHING ME(ウォッチング・ユー・ウォッチング・ミー)(5:29)
10. BELIEVE(ビリーヴ)(3:31)


前作 "JUST THE TWO OF US" から2年ぶりにリリースされた、ラルフ・マクドナルドdiscography )の "ポート・プレジャー" ーーー。
本アルバムは島から島をめぐる船旅を愛するラルフが、異国情緒あふれる港町を訪れたときのインスピレーションをふんだんに取り入れ、曲名は《ハイ・タイド(高潮)、スプラッシュ(水飛沫)、シーブリーズ(潮風)、キャッチ・オブ・ザ・デイ(本日採れたてのお薦め料理)》など船旅での経験に由来しており、タイトルの "ポート・プレジャー" は文字通り "港町の楽しみ(悦び)" ーーー。

肺がんとの闘病の末、12月18日にこの世を去ったR・マクドナルド ーーー また一人、才能あふれる大好きなアーティストが逝ってしまいました・・・。
L.A.エキスプレスが挫折して落ち込んでいたトム・スコット(← ラルフを "グル(導師)" と仰ぐ彼は、本アルバムにも参加)を再出発させたのも、まだまだヒヨッ子だったマーカス・ミラー(← "Master Of All Trades" では、ラルフ本人が登場して語ります。 discography )に、スタジオ・ミュージシャンとして初の仕事を世話したのもラルフ。

あるインタビューで、彼は「(自分でも)歳をとって、ずいぶんまるくなったと思うよ。きっと人生に満足しているからだろうね。素晴らしい家族や友人に恵まれ、大好きな音楽で暮らしていける。これ以上のしあわせはないと、最近心から思うんだ」ーーー と。
この言葉を胸に、哀悼の意を込めて "メロウ" & "やさしく" 躍動するリズムに身を委ね、ほとばしる "悦び(楽しみ)" を感じながらお聴きください ーーー。

 

2. CATCH OF THE DAY
(Robert Greenidge)
Robert Greenidge: steeldrums / Tom Scott: yamaha wx7 / Ralph MacDonald: conga, bongos & percussion / Steve Gadd: drums / Abraham Laboriel: bass / Rob Mounsey: keyboards / Jeff Mironov: guitar
ラルフが "スティール・ドラムのピカソ" と絶賛するロバート・グリニッジの作品。
彼のスティール・ドラム+ラルフのパーカッションがとてつもなく心地好いナンバー。
シンセとは思えないT・スコットのサウンドも印象的。
ドラムはスティーヴ・ガッド( discography )、ベースはエイブラハム・ラボリエル( discography )と、秀逸。

4. SEABREEZE

(Ralph MacDonald, William Salter & William Eaton)
Grover Washington, Jr.: alto sax / Ralph MacDonald: percussion / Steve Gadd: drums / Abraham Laboriel: bass / Rob Mounsey: keyboards & synthesizer / Jeff Mironov: guitar / Robert Greenidge: steeldrums
 ラルフ+W・ソルター+W・イートンのメロディ・メイカー・トリオによる美メロ・チューン。
一聴してわかるこのサックスは、ラルフと縁の深いグローヴァー・ワシントン, Jr.( discography )。

7. I WANNA HOLD YOU TONIGHT
(Ralph MacDonald, William Salter & William Eaton)
Nadirah Shakoor: vocal / Ralph MacDonald: conga & percussion / Steve Gadd: drums / Abraham Laboriel: bass / Rob Mounsey: keyboards & synthesizer / Jeff Mironov: guitar / Robert Greenidge: steeldrums / Frank Floyd, Bobi Floyd, Sharon Bryant & Sharon Jerry-Collins: background vocals
これはラルフが旅先で妻を想って書いたナンバー。


前作に続きメイン・ヴォーカルにはラルフお気に入りの、ナディラ・シャクール&デニス・コリンズがフィーチャーされているのんですが、残念なことに欲しい曲がナイ!
T・スコットのサックスが爽やかに心地好く唄う 1. もなければ、ヴァイヴを感じる 5. も、アンソニー・ジャクソン( discography )がベースの 8. 9. 10. も、ビル・ウィザース( discography )のカヴァーである 9. もナイ!(哀)
ぜひお聴かせしたかったんですが・・・(残念)

>>  'mellow_groovy'(CD/LP)- discography

 


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