熟年の手習い

熟年老い易くチェロなり難し

団十郎さんを聴きに

2016年03月18日 | コンサート


くじ運が悪いことを自認しているのですが、新聞を見て応募したら何と当選してご招待いただけました!

余談ですがチェロ仲間の会を地元の有名ホールで行う企画があって、
ホールに近いので私が月1度のホール申し込みの抽選会に参戦する機会が多々あります。
倍率がすごくて最小で9倍、だいたい20~40倍になります。
昨年夏からトライしていますが、惜しかったのは1回だけ。
いつも超大外れもいいところ。
秋にはバッタリ高校のクラスメートに会って「いったい何しに?」とビックリされました。
音楽とは程遠いイメージの私でしたから。
2回めの参戦にして彼女は2番を引いて希望の日にコーラスのコンサート開催実現と相成りました。
ほんとうに運のいい人もいるものです。
まあ、中学からコーラスに熱心だった彼女たち、歴史が勝運を招いたと思うことに。

さて、本題。
コンサートに大当たりは良かったのですが、人身事故があって電車のダイヤが乱れ、普通電車しか動いていないのは不運。
ハラハラしましたが、自由席だったため時間にたっぷり余裕をもってでかけたのでOKでした。
指定席だったら早く出ることもないので完全に遅刻です。

プログラムが聴き応えありでした。
久々の団十郎さん!説得力のある語り口で聴かせてくださいました。
端正でスマートな演奏ぶりに、そしてこんなにチェロが小さく見えるのもすごい、と惚れ惚れ。
ちなみに眼鏡はなしですべて暗譜でした。
楽器はフォイアマンが使ったストラドだそうです。

シューマンのチェロコンチェルトとアンコールのバッハ無伴奏3番サラバンド、渋い選曲です。
他の有名チェロコンチェルトに比べて、派手な見せ場がないし3楽章全部繋がっているし、自分の鑑賞能力に一抹の不安が。
曲が始まるとそんな不安も吹っ飛び、オーケストラとチェロが織りなす世界に惹きこまれました。
言葉はなくても音楽は語り部でもあるんですね。

ベートーヴェン交響曲7番、「のだめ」がなかったら知らなかった曲ですよ、私にとって。
フルートの友人ができたのでフルートの勇姿に注目するようになりました。
それぞれのご贔屓楽器に眼と耳がいくものですね。

大いに盛り上がって、大喝采でした。


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2 コメント

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東京でも (hideo)
2016-03-21 21:40:03
演奏されていたんですね。
3月12日に札幌市の六花亭ホールで、リサイタルがあり、プログラムがとても魅力的だったのですが、さすがに遠過ぎて聴きに行けなかったです。
彼の誠実な音がとても好きです。
hideoさん (フルさん)
2016-03-22 22:06:08
コメントありがとうございます。
彼の演奏、いいですよねぇ~!
ステージでの振る舞いも、とても好感もちました。
最近、ひそかに?出演されているので、見落としそうです。
もっと宣伝を!?

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