熟年の手習い

熟年老い易くチェロなり難し

新レッスン34回目

2013年04月24日 | チェロレッスン
今までのエクササイズ(シュレーダー)は合格。
移弦がテーマでした。
D線の角度、まだ怪しい。
でも、クリアな弾き方になってきた。

と思ったら次のエチュードになると、
複雑になった分、移弦に無駄な動きが出てきいるそう。
ビシッと的確に決めるためには、音形の移弦パターンを体で覚える。

このところ右を重点的に見ていただていましたが、
次のエクササイズで左手の問題が再燃。
気を抜けませんねぇ。

拡張の時、1,2間が広がらない。
すぐくっつきたがって、キープできていない。
1の指の押さえ方の角度も修正。

けっこう時間割きました。

いつもそんなに頑張って押さえなくてもよい。
左手も脱力なのですが、やっぱり脱力には筋力が必要。
正しい手指の格好ができても、そのまま軽く押さえて鳴らせる指の力がないっ!!!

トレーニング必要です。
チェロは背筋で弾くと言われた先生がおられましたが、
太極拳の準備運動で、ワタクシ背筋が人並み外れて弱いことが判明。
これから強化する所存であります。
実際、太極拳に通い始めて、筋力は強化しようと思えば出来るというのを実感ちう。

さて、継続の曲。
一箇所、どちらの表現がいいか聞いて頂いた。
まあ、強弱の付け方が違うだけの話ですけど。

そ~したら、後で録音聞いて、爆笑。
どっちも一緒やん!!
どうりで先生も答えに困っておられましたわ。
自分では、何かしら工夫しているつもりでも成果がでにくいものですねぇ。
(前の先生でもこんなケースありましたっけ。。。)

リズム再考のこと。前のめりになりがち。

遅くなったレッスン記録以上。

後日、久々にいつものデュオ。
お互いにレッスンで習ったことをおさらいするのも恒例になっていて楽しみ。
ベテランさんは、やっぱり出来てるわ~、と再確認。
ヴィブラート談義をしているうちに、胸やお腹でヴィブラートをかける芸を開発。
指は置いたままで、胸やお腹をグイグイすると、なんとヴィブラート!
すごく奇妙な動作です。

遊んでいるうちに気がついたけれど、
弓や指でチェロが自分の体を押してくるのをバシッと受けて立つ体でないと音が鳴んね。
おばばはチェロに押されて背中が丸まってねか。
だから姿勢は大事。

そんなこんなで、弾いた曲は、これまたいつものヴィヴァルディのソナタやコンチェルト。
モタモタしていたのが、少しずつスムーズに。
帰り、「ワタシら、ものすご~~~く腕上げたよねぇ!!!」と意見が一致、自画自賛で大笑い。


チェロの女王リサイタル

2013年04月21日 | コンサート
エニオ・ボロニーニ


↑この方のお弟子さんがこの方↓
ワレフスカ@渋谷3/3(130323)


プログラム

バッハ:アリオーソ
ブラームス:チェロ・ソナタ2番
シューマン:アダージョとアレグロ

~休憩~

フォーレ:エレジー
ボロニーニ:アヴェ・マリア
ボロニーニ:バスクの祭り
ボロニーニ:チェロの祈り
フランク:ソナタ イ長調

アンコール
この曲


ショパン:ノクターン遺作

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ワレフスカさんおいくつくらいでしょうか?
昔はチェリストは圧倒的に男性が多く、
同世代の女性チェリストは少ないのではないでしょうか?

こうしてバリバリと日本、台湾ツアーをなさっていることにまず拍手です。
神戸公演に参上しました。(日が経ってしまいましたが)

調弦は全部ペグです。(力持ち!)

最初のアリオーソ、鈴木の楽譜と一緒で驚きました。
お好きな曲のようですね。youtubeにもアップされています。

ソナタ以外は全部暗譜でした。すばらしい!!!
そして、暗譜のプログラムの方が訴求力があり、惹きつけられました。
ボロニーニの無伴奏は、ほんとうにユニークで面白かったです。
最後のショパンも泣きそう。
独特なヴィブラートはエレジーなど泣ける曲には強力です。

おいしい古漬けの味、時々珍味、みたいな味わい深いリサイタルでした。




デパートでチェロミニコンサート

2013年04月15日 | コンサート


私の友人で、大の音楽好きでもある陶芸家の個展のご案内。
場所柄もあるのか、彼女の音楽モノは大、大、人気です。
今回、売り場で初めてミニコンサートをすることになりました。
作品が一番豊富な初日は、憧れの“きよさん”の演奏です!
他の日は行ってのお楽しみ!
(あは、アタシはありえまへん!のでご安心下さい。笑)
お近くの方、芸文センターのおついでの方、どちらでもない方、
どうぞお立ち寄り下さいませ

20分くらいのチェロミニコンサート
17日(水)pm1:00~
23日(火)pm3:00~
27日(土)pm1:00~,3:00 ~
29日(月)pm1:00~,3:00~


ワークショップ
~音楽モチーフの陶アクセサリーを組み立ててみませんか?~
19日(金)pm1:30~3:00
21日(日)pm1:30~3:00
*要予約 売り場にて
参加費 2,625円~

以上4月17日(水)~4月30日(火)
西宮阪急2階 アートギャラリー
営業時間10時~8時
但し23日、30日は午後5時終了

働き者たち

2013年04月12日 | 日常
仕事も遊びもダラダラマイペースがワタシのモットーですが、
そうではない友人達の話に驚きと敬服です。

生涯現役希望の彼女達。
定年がある人は就活したり、定年延長で管理職になったり。
そのために勉強して資格を取ったり、意欲的なこと!

経済的理由ならわかるけど、そうじゃないんですね。

後進に道を譲るよりも、まだまだ働けるうちは働こう、エイエイオー!!!
その元気の素はなんでしょう。
一人は○と家にいたくないと仰せだけど。

でも、ご老親のお世話もあるのに、ほどほどに頑張ってほしいです。
ハードな毎日、ぶっ倒れないか心配です。

加齢と共に、体力気力脳力の格差が広がりますわね。トホホ。

余談
じぇじぇじぇ、本日「色彩を持たない・・」本屋になっていた!
先日、図書館に行ったら予約殺到だった「1Q84」が棚に並んでいた!

うれしい話題

2013年04月09日 | 音楽
前回の記事ですが、満開の桜で舟遊びが目的ではありませんでした。
一応、仕事。

女性3人でミーティング。
クライアントさんと機織り姫さんと、私。
織り姫さんがバイオリンケースのような荷物をご持参。

なんと笙でした。
初めて見ましたが、温めないと鳴らない楽器とは知りませんでした。
電気が無い時代、夏でも火鉢を使っていたのだとか。
結婚式の最初のテーマソングを演奏。
「音取」と言ってチューニングの音楽らしいです。
次に越天楽でしたが、内声部なので旋律なし。

来られる前に、結婚式で代理で吹いて来られたそう。
アマチュアですが、時々頼まれるのだとか。

小さい楽器なのに、大変よく通る音色でした。

笙と出会ってなかったらヤサグレていたと彼女。
何と言っても神々しい音楽ですから?

笙の入れる袋など、優美な織物は自作。
夢を追う困難に向かいながらも、和の美しい世界の中でキラリと輝いてお暮らしです。
感動的なひととき。

ここから楽しい雑談に!
チェロを習っていることを話すと、なんとクライアントさんが一番弾いてみたい楽器がチェロでした。
今すぐは仕事に追われて無理だけど、いつか習ってみたいと。
お二人からチェロ大好きというコメントが聞けて、すごく嬉しい。

こんな話題が出るとは思いませんでした!

いい仕事が出来そう!


船に乗れない

2013年04月03日 | 紀行
昨日、近所の桜並木は、お花大噴出中という感じだったのに、
今朝は桜大吹雪でした。
花の命は短いねぇ。

快晴だった30日が、関西では最高の花見日和だったのではないでしょうか。
あちこちで、現実のピークと「桜まつり」がズレまくっています。

30日の観光地の写真です。
どこでしょう。
酒蔵が立ち並ぶ風情のある町。
太閤さんのお城もありました。
寺田屋も有名です。
満開の桜と新緑の柳の下を舟遊びと洒落こみたかったのに、
4月1日から、と融通のきかないこと!!!

撮影会でしょうか、立派なカメラを持った人がたくさん。
人は多いけど、京都中心部の大混雑に比べたら優雅なものです。










新レッスン33回目

2013年04月02日 | チェロレッスン
構えた時の重心が安定しているか?
重心が安定した時の音。

バランス感覚の大切さ。

エクササイズ通して、チェロと親密な時の良い音と、
チェロに嫌われている時のワルイ音の落差。

体とチェロとの一体感をキープするには?
やっぱり筋力?

太極拳、毎週皆勤!!!
バランス、筋力、鍛え中。
重心も落として、ふんばってまっせ~。
でも2,3年くらいしないと効果ないそうだけど。
毎回毎回、まったく同じ動きを学習。
生徒それぞれ、よくこれだけ違うもんだと感心します。
力み過ぎのヒトと、ダラっとしすぎのヒトの例を上げられました。
後者はワタシがサンプルでおました。泣


先生の大発見。

D線の音がよくこもると思ったら、G⇔D線の移弦の時、D線の角度が変になる。
A、D間は正しく弾けているとのこと。

曲は2種類。

前からの曲は、体全体でノリノリで弾けた時は爽快。

先生にとっては初めての曲も見ていただいた。

2年前、露人講師の体験レッスンで披露して、
サポジニコフで2,3年基礎をやり直した方が近道、
チェロの音がちゃんと出せるようになってから弾いて下さいと言われた曲。

自分では、先生のお陰でずいぶん音をコントロール出来るようになったので、テストのつもりで。
チェロの音が出せるようになったか?

ガ~~ン、ショック!
やはり先生の第一声が、もっと芯のあるしっかりした音で!でした。

結構多いピアノ,ピアニッシモの部分、スカスカした音になりがち。
ピアノで小さく弾かずに、フォルテをバージョンアップするほかない。

録音を聞いたら、昔ほど落ち込まなくて済んだけれど、
残念な不発な音が散りばめられておりました。

アリオーソなどゆったりした曲は「痛い演奏」になりがちだけど、
この曲は案外イケルとのこと。
今はテンポ感のある曲の方が聴きやすいそう。