「企業を元気にして日本の明るい未来をつくりたい」
皆様、おはようございます。私は中小企業診断士の福田徹です。
吉野家の値引きキャンペーンにライバルが乗っかる事態が繰り返されています。
吉野家が牛丼一杯270円のセールを発表すると、待っていたかのようにすき家が牛丼一杯250円のキャンペーンを同時期にぶつけてくるのです。
吉野家さん、このまま、好き放題されて良いわけはありませんよね。
相手は吉野家の値引きに乗っかることで、吉野家のキャンペーン自体をつぶすことだけではなく、吉野家のブランド力を消耗させようと狙っているように思います。
吉野家は、相手の手の内が読める部分(つまり値引きに値引きをかぶせてくること)くらいは、対抗策を用意してからことにあたらなければなりません。
たとえば、自社の270円に対して、相手が250円と言ってくることを見越して、220円の設定をこっそり用意しておくとか。
これでは、消耗戦になってしまうか・・・。
言いたいことは、対抗策がないのであれば(こちらから値引きを打ち出すなんてことは)やらない方が良いと言うことです。
そして、さらに言うと値引きなんて古典的集客手段はブランド力の弱い先方に任せて、吉野家にしかできないことをやりませんせんか。
私は、吉野家にあって相手にないもの、つまり吉野家ブランドを最大限に活かすべきだと思います。
ブランドを活かしたプロモーションといっても、これまでの丼と湯飲み(のプレゼント)では、代わり映えしない気がします。
そうですね。
たとえば、少し話題になっている「吉野家ふりかけ」をカウンターに期間限定で配置するなんてどうですか。
それから、評価が高い「吉野家七味」を小さいサイズのビンに入れて来店者にプレゼントするなんてことも思いつきます。
新聞やテレビを使ったイメージ広告に、安部さんが直接出演して、「過度な値下げはしないこと」や「品質を重視する」を訴えるとか・・・。
さて、私が適当に考えたアイデア自体はどうでも良くて、私が言いたいのは相手と違うところで戦えということです。
相手の対応が見えているのにゲームを止められない今の状況は、相手を利するだけなのではないでしょうか。
※関連記事とこの記事のカテゴリー
BSE発生が吉野家を救った話~成功体験からの脱却
円ドル為替と牛丼価格の関係とは?
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そうですね。
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さて、私が適当に考えたアイデア自体はどうでも良くて、私が言いたいのは相手と違うところで戦えということです。
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