奈良

不比等

古都奈良・修学旅行と世界遺産の街(その65)

2016-10-28 00:21:15 | 奈良・不比等
「奈良遺産70」とは奈良新聞社が創立70周年の記念事業として、全国公募により選定したものである。(TOKIO・城島茂氏が選定委員長を務めた)世界遺産はユニセフ、日本遺産は文化庁が認定するが、この奈良県の「奈良遺産70」は民間人が選んだものであり、地元の自慢の自然や文化(茶粥に至るまで)が多く含まれている。平城京の外京(げきょう)に位置する現在の奈良市旧市街や広く奈良県の郡部・旧村域にお住いのご先祖代々の在来人としての奈良県民にとっては身近なものと言えるでしょう。
選定された奈良遺産70は多岐に亙(わた)るものの、戦後の奈良県北中部の住宅地(例えば学園前など)に関連する案件は粗(ほぼ)ゼロである。如何に京阪神に通うサラリーマン(奈良県の総人口の半分に相当する70万人が該当)が住み着いた奈良県の新興住宅地にベッドタウンとしての機能しか求めずに暮らしてきたかという証(あかし)であろう。であるからして、今後過疎化するのは、高齢化の進む住宅地域であり、何も生産せず消費だけの無味乾燥の文化的荒地になりそうである。
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