奈良

不比等

古都奈良・修学旅行と世界遺産の街(その317)

2017-07-07 08:30:19 | 奈良・不比等
歴史ファンタジー小説・北円堂の秘密

近鉄奈良線の最寄り駅でケーブルテレビのマルチディスプレイを観ると見覚えのある映像が飛び込んできた。思わず何だったんだろうと記憶を辿(たど)ると「NHK大河ドラマ・天地人(2009年放送全47話)」のラストのシーンであった。主演の妻夫木聡(つまぶきさとし)と常盤貴子(ときわたかこ)が紅葉した庭で茶を飲んでいる。散りかける紅葉(もみじ)を掴(つか)んで床几に座る直江兼続(なおえかねつぐ)に渡そうとすると既に息を引き取っている。それでも手に持っていた茶碗を避(よ)けて数片の紅葉をその手の中に置くところでカメラは二人を離れる。------
「直虎(2017・平成29年NHK大河ドラマ)」は真面目に観ていないが、「天地人」の頃は熱心に見ていた。ラストシーンを覚えているのは相当に自分でも感情移入していた証拠だなと思った次第である。昨今は韓流ドラマにお株を奪われたかのように日本のドラマはNHK大河ドラマを含めて元気が無いと云うか、端的に云って出来が良くないように感じられる。-----
製作費の潤沢なNHK大河ドラマくらいは昔のように立派な作品を期待するのだが、近年は面白くない作品が多い。過去に主だった歴史上の人物が登場する作品は網羅され尽くしたからなのか、「天地人」にしても上杉家の家老・直江兼続が主役となっている。「直虎」などは日本史の大きな流れから見ると支流の支流のように思うが如何だろうか。------
「天地人」放送と同年に執筆された苫米地英人氏の「テレビは見てはいけない。~脱・奴隷の生き方(PHP新書2009刊)」を改めて読むと、既に8年も前にテレビの洗脳装置としての悪影響を警告しておられて流石だと思ったが、日本のテレビを見限った代わりに韓国のテレビ作品に魅了されているのはどうしたものでしょうか。
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