地震後3/14

3/14　地震後3日目
この日は知人のガソリンスタンド店主から連絡があり
ガソリン入れるから来てくれと連絡ありとても助かった
他にもいれたい人もいるだろうから
自分の車は１０L入るかどうかだったため
より少ない父の車を給油することに
父と母給油と買い出しを目的としてでかけた
自分には研修は一時中止で元の部署に戻ることを連絡を受ける
そしてこの日の１０時３０頃電気がいきなりつく
慌ててテレビをつける各地の被害を見てとれる
NHKを見ていて１１時過ぎた頃
急に速報で第２原発３号機爆発との字幕が出る
NHKでもその話題に切替え第２原発の定点カメラ映像が流れる
その映像を目の当たりにしてポカーンとするしかなかった
買い出しを終えて帰ってきたその映像を見たときには両親も同じ顔をしていた
電気も回復し自分の部屋の片付けをした
PCも問題なく動いてくれたネットも使える状態に復帰していた
余震はあるものの久しぶりに安心できて眠れた

以上

地震後3/13

地震後2日目
部屋の中からエネループを探し携帯の充電
あいも変わらず電気は駄目
水は出るときに食器を洗う　風呂に水を貯める
明るいうちに風呂は沸かし入っちゃう
灯りがないテレビなどの音声がない
ただ、しずかでひっそりと何かが去るのを待っている感じだった
うちはおしゃべりな家族だだがあの時は違って受け答えのみ
電気がないだけでこれだけ人間は変わるんだと思った
食事には困ってなかったが精神衛生上は悪い状態
睡眠も余震が妨げになって熟睡は出来ていなかった

以上

地震後翌日

地震が起きた翌日（3/12）
明るくなってから自分の部屋を確認片付け
ブラウン管テレビは落下元の位置に戻す
PS2＆PS3は本位埋もれ本を元に位置へ
PC周りはOSミラーバックアップ用の
外付けHDDが行方不明　何故か入口付近まで飛んでいた
付け直しして後日停電が解消されたらOSの点検から開始予定
音響関係　ビクターの今で言うバブルコンポ（兄のお下がり）は
その重さで耐えてくれていた
ベッドを寝れる状態にして部屋を出る
両親が車のガソリンがあるうちに買い出ししたいとの言ったのでお出かけ
近所の瓦屋根がめちゃくちゃになっている　うちはトタン屋根だったため問題はなし雨漏りするかも？
開いている量販店に行きカップヌードル関係サトウのごはん　水　ジュースなどを買い
追加でランタン買おうとしたが皆考えることは同じでもう売り切れていた
家に帰るが水はほぼ断水（たまに水が出る）　電気は停電復帰せず
唯一の情報源はラジオでそこでは第2原発のはなしが多く
直ちに影響はないという言葉もこの時聞いた気がする
親戚にうちに来ればとの連絡があったが
うちより大所帯で同じ市内の従兄弟の家はオール電化にしていたため
何も動かなくなり向こうに行ってるらしい
飯は大丈夫か確認されたが農家さんから1俵ずつ買ってるから大丈夫と連絡し
もしご飯必要なら早めに言ってくれと言って携帯を切る
ストーブがあったのは助かった
結局寒かったので部屋で寝ず居間で寝ることに
どれだけファンヒータと電気毛布に助けられてたかわかる
明日には回復すればいいなと思いながら眠った

以上

今の会社 地震

やばい工程に研修に来て2ヶ月ほど経ったある日（3/11）
その日は昼勤（15：30～24：00）で14：20頃家を出た
会社から1㎞ほどのところでそれは起こった
車の運転中右にハンドルが取られた足回りの故障かと思い
ハザードランプを付けブレーキを掛けたところで
前の4ｔトラックのクレーンが左右に動いていることに気付く
地震？と思い一応ハンドル確認前後タイヤ周りを確認し
家に二度連絡したが混み合っていて連絡できず
会社まで行って連絡してみることにした
会社に到着すると避難訓練の待機位置に人が集まっていた
車からは出ずにそのまま待機し家へ連絡親父は問題ないけど
自分の部屋はすごいことになっていると話があった
それと停電中とのことカセットコンロのガスと水が必要と
おふくろは無事で後で迎えに行くとのことだった
連絡が終わったあと時間が来るまでは車で待機
余震で会社の外壁がねじれている高圧電線が揺れている
今まで見たことの無いような光景がひろがっていた
時間になり一度外に出て上長に確認　車待機でいいか確認駄目とのこと
その後１０分ぐらいして車のキーを持ってる人の車の中で待機と連絡が来た
現在内部確認中確認が終わるまで待機
現場内部は天井は落ちガスは漏れ（今いる現場しかも毒性が漏れた模様隔離措置）
工場用水の配管が破損そのため１階は水浸し
どうにかガスの影響がない範囲を絞りロッカーまでは荷物取ってきていいとの連絡
約３時間待たされスマホの連絡先を確認され開放
近くのコンビニ店へ内部はワインと焼酎の混ざった匂いがした水とおにぎりを購入
途中から停電していることに気付く４灯付けてゆっくり走りどうにか家までたどり着いた
家に帰ると真っ暗なのに緊張の糸が途切れたように安心した
夜は買ってきたおにぎりと鍋と自然解凍のレンジ品を食べ
真っ暗な風呂に入りなんとなくで石鹸やシャンプーの位置がわかるから不思議
仕方なく居間で寝ることにした
後に東日本大震災と呼ばれる当日の話でした

以上