フォレスタの散歩道(パート4へ) 東日本大震災の20日前、2011年2月にスタートしたこのブログも1000回を超えた

概ね2~3日毎の更新、1回に3題の記事をめどとして来たが、以後間隔や記事の数などに捉われずに更新することとしたい。

”新歌舞伎”の観劇/両陛下が訪れた井の頭公園

2017-11-25 19:11:51 | 日記

   国立劇場にお嬢さんが勤めている知人から招待をいただき、今日家内と歌舞伎観劇に出かけた。以前は再々いただいていたが担当が変わり、半年ぶり位の観劇である。今日は公演の前に専門家の解説会があり、今月の演目の『坂崎出羽守』と『沓掛時次郎』の見方についてのレクチャー受けた。頭書のお嬢さんがその企画の責任者ということで受付に立っており、招待にお礼を言うことができた。
   このレクチャーで知ったのだが、歌舞伎は江戸時代に大衆芸能として確立しその伝統を守って現在も演じられているものと思っていたのだが、それとは別に「新歌舞伎」というジャンルがあるのだということだ。大正時代から昭和の初期にかけて、浅草オペラや新国劇、築地小劇場、宝塚歌劇などの新しい演劇のムーブメントがあって、新歌舞伎もその頃誕生したのだとか。なるほど今日観た11月公園の演目の『坂崎出羽守』は小説家として有名な山本有三、『沓掛時次郎』は』新国劇などの作者の長谷川伸の作であり、江戸時代に確立した歌舞伎ではない。歌舞伎らしい華やかさを期待していた家内には両作とも舞台が少し地味ではあった。
   ちょっとばかり気に障ったのがすぐ後ろの席のご婦人が盛んに咳をしていたことだ。大勢の観客の中で手やハンカチで口を覆うこともなく、無神経に大きな咳の声が響いた。観劇のマナーや配慮がなさ過ぎるので声を掛けようかと思ったが思いとどまった。


   数日前に天皇皇后両陛下が井の頭公園にお見えになったことをその日の夕刊で知った。井の頭公園はいつも歩いている散歩コースだが、私の囲りで事前にご来園を知っている者はいなかった。その翌日の勤労感謝の日(23日)は昼までの雨で予定行事が流れたので、雨が上がった午後に同公園を歩いて吉祥寺に出て買い物をした。祝日の雨上がりということで公園も吉祥寺も大変な人出であった。両陛下の一日遅れになるが、ご覧になったであろう光景を写してみた。

左=色づいた池畔のサクラやケヤキと漕ぎ出たたくさんのボート 中=ラクウショウの高木の黄葉 右=そして真っ赤なカエデ
  


  

コメント
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