今年も花粉症の季節がやって来た。私の花粉症はいつも春一番の風に乗ってやって来る。先日報じられた春一番の便りは東京地方も該当したのかどうか知らないけれど、神代植物園を歩いたら目と鼻にテキメンである。毎年律儀なものだ。その神代植物園でもどんどん春がやって来ている。
梅園のウメが咲き揃って来た 異種のツバキの枝が交錯か フクジュソウの撮影スタイル
歌舞伎の坂東三津五郎さんが亡くなった。歌舞伎の殿堂である歌舞伎座の建て替えが成って一昨年の4月にやっとこけら落としがあったばかりなのに、中村勘三郎や市川団十郎などとともにその舞台を飾るべき名優が相次いで逝ってしまった。私は歌舞伎に詳しくないのだが、三津五郎はキッチリした端正な芸風や踊りの名手として人気が高かったのだそうだ。その告別式があった25日、私はたまたま歌舞伎座の「二月大歌舞伎」の公演を見に出かけた。いつもの知人のお誘いである。翌日のネットニュースで知ったのだが、喪主であった長男の巳之助はこの日の舞台を休まずに出演した。それは別にして今回は招待側が解説のイヤホンを付けてくれたので、大変分かり易かった。よく劇場で有料のイヤホンを見かけるが、外国人でなくともこれは便利だと思った次第。
来場客で賑わう歌舞伎座正面 出演者と演目の掲示
[日本語教師の中国滞在記] 山東省編#28-キャンパス周辺
経貿学院のキャンパス内の紹介に続いてキャンパスの周辺の姿を少々。
①は正門の内側から外を見た所。青いバスが止まっているが、2つのバス路線が正門前を終点・始発としていて外出には足の便がよかった。その奥には新築のマンションが建ち並んでいる。 ②はマンションと並んで、市街地には見られない別荘のような戸建て住居が続々できていた。バブルを思わせる建物だ。 ③正門前の道には学生相手の露店が並ぶ。小吃(シャオチー)と呼ばれる立ち食いするような食べ物が主で雑貨なども売っていた。いつも縁日みたいだ。 ④中国茶の問屋が集まっている茶市場。濰坊市は中国茶の集積地になっていて、100軒近くの茶問屋があった。中国は日本より飲茶が盛んで、茶葉の産地や製茶方法によって種類は何百とある。私も日本への土産にここでお茶を買った。 ⑤市の中心を流れる「白浪河」は学校のすぐ近くで堰き止められ「鳶都胡」という湖になっていて、学生や一般市民の憩いの場にもなっている。長さ150mくらいの堰には中国的な建物が建ち、レストランもできていた。 ⑥白浪河沿いには遊歩道が整備されており、よく鳶都胡畔から散歩したり、歩いて買い物にも出かけた。 ⑦学園の市街方面には広大な開発地が広がっていた。レンガ造りの古い家並みが取り壊され茶市場の拡張とマンション建設が行われるようだ。 ⑧その完成の姿の図が現場に掲示してあったが、私が3年後に学校を訪ねた時には見事に変容していた。
① ② ③ ④
⑤ ⑥ ⑦ ⑧