フォレスタの散歩道(パート4へ) 東日本大震災の20日前、2011年2月にスタートしたこのブログも1000回を超えた

概ね2~3日毎の更新、1回に3題の記事をめどとして来たが、以後間隔や記事の数などに捉われずに更新することとしたい。

バドミントン男子の快挙/AKB48

2014-05-27 11:30:37 | 日記

   「バドミントンの日本男子団体が世界一」と報じられている。インドのニューデリーで行われていたトマス杯というバドミントンの団体戦で優勝したのだが、この大会はオリンピックと世界選手権に並ぶ権威がある、と新聞に書かれていた。私は今まで全く知らなかったし、大会前メディアの報道も記憶がない。それくらい世間の関心も薄かったと思う。それが、準決勝で常勝の中国を破ると俄かに注目を浴び、決勝でマレーシアを破って優勝した。これまでは3位が最高だったという。日本のバドミントンは「オグシオ(小椋久美子・潮田玲子)」ブーム以来女子の方に人気があり、ロンドン五輪のダブルスでも藤井瑞希・垣岩令佳ペアーが銀メダルに輝いてフィーバーしたことは記憶に新しい。男子もメダルには届かなかったが準決勝で中国選手と激闘を演じた(佐々木選手?)ものの人気の底上げには至らなかった。
   この大会と時期を同じくして女子サッカーのアジアカップが開催されていたが、出場した「なでしこジャパン」は鳴物入りで全試合がテレビ中継され、同様に悲願の初優勝を果たした。両チームともに昨日帰国したのだが、マスメディアの扱いには大きな違いがあった。  

   「AKB48」の握手会の会場でメンバーの2人が、24歳の男からノコギリで切りつけられて負傷したことが話題になっている。AKBのCDに付いている握手会参加券を集めてお目当てのアイドルと握手する、同じくCDに付いている投票権で年一回メンバーの人気投票をする「総選挙」・・・これがこのアイドルグループが大ブレークしている心臓部なのだそうだ。なるほど、好きなメンバーと握手したり人気投票をするために同じCDを何枚、いや何十枚も買う訳なのか。つまり、聴きもしないCDをせっせと貯め込んでいる訳で、CDの売り上げ枚数はとんでもない上げ底になっているのだ。
   こんな風潮に私は懐疑的だが、それはともかくとしてこの事件をきっかけに握手会などのあり方を見直すという。これまで握手会には何十万(何百万?)人ものファンが参加して来たと思うが、事件が起きるとすぐその何十万(何百万)分の一にしかならない異常者のためにこれまでの身近なアイドルとファンの間に垣根を作るという考えは余り感心しない。確かに類似事件が起きた時の世間のバッシングが怖いことは分かるのだが、電車内で爆弾事件が起きたら全国の電車を止めるだろうか。


[今日の花]

下:ブラシノキ=真っ赤なブラシのようなものは雄しべ。花弁や萼は開花後にすぐ落ちるという

        

下左:ドクダミ=日陰がちな場所にまん延する。白いのは総苞片で、突き出た部分に小さな花が密集する
下右:クスノキ(楠)=神社などでよくクスノキの大木が見られるが、花は目立たず見ることは少ない

          

下左:ネズミモチ(鼠黐)  下右:アジサイ(紫陽花)=まだ蕾の段階で、いよいよこれからアジサイの季節を迎える

      

下左:ジャガイモの花(?)と思う。市の外れを通っている時に見つけた
下右:マーガレット=家庭園芸の人気もの。ジブリ美術館前の花壇で今満開

     

 

       

      


   

    

 

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「山の日」制定

2014-05-24 21:18:03 | 日記

   8月11日が国民の祝日「山の日」と制定され、平成28年から施行されるという。
   なぜ「山の日」という祝日が制定されたのか、理由が今一つ分からない。「海の日」(7月20日)があるから「山の日」もという単純な理由だろうが、休日が増えるのは勤め人にとって嬉しいこととして、では今後「川の日」とか「森の日」なども作られるのだろうか。 
   「山の日」が8月11日とする必然性もまた分からない。この日が特別山と結びつきが深いとも思われない。祝日のない6月と8月の内、8月なら学校の授業日数を減らすことはないし、11日なら盆休みに続けた連休が取れやすいということのようだ。
   まあそれはともかくとして、8月11日は私の誕生日である。小学校から高校まで学校時代はこの日が夏休み(7月21日~8月31日)の丁度折り返し点であり、「あ~あ、夏休みの半分が終わったか」と感慨を覚える日であった。
   今やリタイアした身なので休日が増えても特に恩典はないが、家族には覚えやすい私の誕生日になるかもしれない・・・まあ、そんなところであろうか。

   山の話題でもう一つ。
   朝日新聞夕刊の『人生の贈りもの』というシリーズで登山家の重廣恒夫さんの登山歴が連載されていた。そのある回で、エベレスト登頂成功の陰で「宇部明さんを雪崩で失ったが・・・」という記述があった。宇部明・・・彼は私の父の従弟に当たり、私より年少であった。小・中学生時分の思い出があり、長じて登山家となりエベレストで命を落としたことは知っていた。だが今ここで彼の登山パートナーから改めてその事実を知らされた。今では彼の親(既に死亡)とは勿論、きょうだい(姉3人)とも音信が途絶えている。

 [今日の花] 

下左=ユリノキ(百合の木)  ユリノキは大木で、その花は望遠でないと写真には納めにくいが何とかバカチョン・デジカメで
下右=カキノキ(柿の木)  柿の種類はよく分からない。実は花を見るのは初めてである

    

下左=カワラナデシコ(河原撫子)  下右=ムシトリナデシコ(虫取り撫子)

           

下左=サラサウツギ(更紗空木) 下右=カナウツギ  
サラサウツギはユキノシタ科、カナウツギはバラ科で花も全く似ていない

        

下=カラタネオガタマ(唐種招霊)  和名も花も珍しい

      

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魅惑の花園(6)-シャクヤク(芍薬)

2014-05-22 20:51:15 | 季節の便り

   「立てば芍薬 座れば牡丹 歩く姿は百合の花」と美しい女性の例えに挙げられるシャクヤク(芍薬)ボタン(牡丹)シャクヤクはボタンより一月ほど遅れて咲き、神代植物園では今花盛りを迎えている。共にボタン科の両者は華麗で大きな花がよく似ており、大変多くの園芸種が造出されている。見分けがつきにくいシャクヤクとボタンだが、同じボタン科でも実はシャクヤクは草本植物、ボタンは木本植物なのである。つまり、草と木の違いがある。さらにはよく見ると葉の形も違う。シャクヤクには葉に切れ込みがなく、ボタンにはそれがある。
       

    
写真左のシャクヤクは茎が淡緑色系で”草”の感じがするが右のボタンは茎が木質化している。葉についても違いがよく分かる。

   以下、花盛りのシャクナゲ園を紹介したい。

    

   

   

   

 

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真央ちゃんの休養宣言/真犯人

2014-05-21 10:26:14 | 日記

   浅田真央ちゃんが記者会見で、当面一年間の競技の休養を表明した。元々ソチ五輪を選手生活の集大成とし、「最後の大会」をほのめかしていた。大会ではメダルは逃したものの自分の目指したスケーティングを実現出来、本人の達成感と多くの国民の共感を呼んだが、「今後についてハーフハーフ」としていた。大方の人の気持ちは「真央ちゃんの姿が見られないのは寂しくなるが、こんなに頑張って来たのだから休ませてもあげたい」ということであったろう。今回の表明でもそう受け止め、競技漬けだった真央ちゃんの一皮むけた姿を見たいと思うのではなかろうか。

   ”真犯人”に警察もマスコミも翻弄され続けた。他人のパソコンを遠隔操作し、4人もの誤認逮捕を生んだK被告。記者会見などで「完全無実」を強弁する被告は見たところ普通の、いやむしろ人のよさそうな青年である。このITオタクの青年が、プロの捜査当局やマスコミを手玉にとって翻弄した。4人もの誤認逮捕を生み、逮捕・送検後にも別に”真犯人”がいることを演じた。この演出には弁護士もまんまと騙され、記者会見まで用意したが本人が雲隠れし、そしてとうとう自分が”真犯人”と自供した。
   保釈されている間に”真犯人”工作をしたことが裏目に出てしまった。警察も保釈中の被告の行動を監視し、工作に使われた土中のスマホを突き止め、少し面目をほどこした格好である。
   私は前から言っている通りIT音痴なのだが、「ハッカー」とか呼ばれるITオタクが横行し被害が増殖する昨今、当局の捜査能力が追いつかないのだそうだ。原子力がその典型だが、人類発展のための技術や道具は悪用または故障すれば強大な凶器となることを知っておきたい。

  

[今日の花]

     
    ハクチョウゲ(白丁花)=名前通りの白い花ばかりでなく、藤色のものも混在

        
         テイカカズラ(定家葛)=歩道の生垣に植栽され芳香を放っていた 

   
 クサフジ(草藤)=拡張された井之頭公園で初めて見かけた   コバンソウ(小判草)

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茶摘みの思い出

2014-05-19 11:02:40 | 日記

   少々風の強い日が多いが、「風薫る」気候で気持ちがよい。
   この時期、小学校の見守り当番をしていると音楽室から児童たちが歌う「茶摘み」の曲が聞こえてくる。そこで思い出すのが(前に書いたかどうか定かではないが)九州勤務時代に茶摘みをさせてもらったことである。東京人には”茶所”と言えば静岡や京都・宇治を思い浮べるが、実は九州にも茶所が幾つもあるのだ。大分県の山里であるそこは知る人が知る銘茶の産地であった。陽の光が燦々と降る土地ではなく、山合いの霧の出やすい地形なのだが、陽に余り曝されないことで葉が柔らかく、しかも地形的に機械の入らないところなので全て手摘みによることから美味しい茶ができる由なのである。
   
   さて私は5月のある日、工場の部下から茶摘みに誘われた。そこは静岡地方で新幹線の窓から見える茶畑とは全く異なる。彼の家の持ち山に植わっている茶ノ木を見つけて、その新葉を摘み取り、すぐその地区にある茶工場でお茶の葉にするのだ。茶摘みは彼の奥さんがこの時期の仕事にしていて、要領を教えてくれた。背負子を背負って山の斜面を移動しながら茶ノ木を探すわけだから、体力的に(当時若かった)私の方が女性軍よりは有利なはずだと自信を持っていたのだが、昼の休憩で集まった時に摘んだ量をみたら断然女性軍の方が多かった。午後からも同様で、特に摘むコツはないように見えて、やはりベテランの女性にはかなわなかった。私の摘んだ葉は茶工場にお願いして後日彼から届けてもらったが、そのお茶の美味しいことと言ったら、後にも先にもいただいたことのない極上の新茶であった。今でも、最高に美味しかった緑茶を聞かれれば、迷うことなくこの時のお茶を挙げる。
  
   ところで、この日のことは職場での後の語り草になった。私の”いでたち”といえばハイキングの恰好、昼の休憩用にとクーラーボックスに缶ビールを詰めて担いで行ったこと、そして茶摘みに夢中になって斜面を滑り落ちたことなど、その日彼の家族から大笑いされ、それがまた職場で笑い話のネタになったのである。だが、彼は翌年また茶摘みに誘ってくれた。そしてまた私はクーラーに缶ビールを詰めて出かけた。

[今日の花] 風薫る井の頭公園

   毎度見慣れた光景ではあるが、昨日の日曜日には大勢の行楽客が緑に囲まれた公園内の散歩や井の頭池のボート遊び、アートマーケッツでのぶらぶらショッピングなどを楽しんでいた。
   

左下=ヤマボウシ(山法師) ハナミズキ(花水木)と同属、白い花弁に見えるのは総笣片で、真ん中に見える小さな粒のように見える集合体が花である
右下=ハコネウツギ(箱根空木)  花の色が白から紅色に変わって行き、白・薄紅・紅色の花が同時に見られて珍しい

           


左下=ウツギ(空木) 唱歌「夏は来ぬ」で歌われるウノハナ(卯の花)のことだ
右下=カルミヤ(別名 アメリカシャクナゲ) シャクナゲとは似ても似つかないが同じツツジ科の花である  

         

   

 

 

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