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ジビエの国策プロパガンダに要注意!③自民党のジビエ利権「誰か的(まと)になるやつはおらんか」銃社会・戦争への布石

2017-02-01 | イノシシ問題

 

自民・二階氏、模擬銃持ちぼそり「誰か的になるやつは」

朝日新聞 山岸一生2017年1月31日17時46分

自民党の二階俊博幹事長が31日、党本部であった野生動物の狩猟を広める集いに参加した。展示された重さ4キロ近い模擬銃を手に取るなり、「誰か的(まと)になるやつはおらんか」とぼそり。「永田町にも色々いる」と周囲から声が飛ぶと、関係者や報道陣に向けて銃を振り回し、「オラオラオラ~」と撃ち倒すポーズをとった。(山岸一生) 

 

二階氏が模擬銃構えPR 狩猟、ジビエの普及図る

東京新聞 2017年1月31日 19時54分

自民党の二階俊博幹事長は31日、野生動物の狩猟やジビエ(野生鳥獣肉)料理の普及を図る党本部でのイベントに出席した。中山間地域の振興が目的。二階氏は展示された模擬銃を手に取って、記者団や関係者に向けるなど、刺激的なPRを繰り広げた。
 イベントには菅義偉官房長官や公明党の井上義久幹事長らも参加。二階氏は、周囲から「永田町にもいろんな人がいる」と声が掛けられると、模擬銃を手に取っておどけた。菅氏は「鳥獣をうまく活用し農家の所得を増やすことが重要だ。全国に運動を進めたい」とあいさつした。
(共同)

 


【特集】野生鳥獣、減らせるか ジビエはおいしいけれど…

2017/1/30 16:00 共同通信

 「10年たったら動物王国」。人口減少や過疎化が叫ばれる一方で、人里や農耕地に野生鳥獣が“進出”している。シカ、イノシシの推定生息数はこの25年で数倍~10倍になり、農作物が食い荒らされるなどの被害額は年間200億円前後に及ぶ。日本政府は捕獲対策やその肉を食べるジビエ料理を推進し、2023年までにシカ、イノシシを現状の約半分の210万頭にする目標を立てているが…。

 ▽銃声

 東京都最西端の山間部にある檜原村。昨年12月末の週末、猟銃を担いだ約15人が早朝の山道を踏みしめた。慣れた様子の地元の猟師に交じり、都会育ち風の男女数人の姿も。最近は狩猟が静かなブームで免許を取得してほぼ毎週末、狩猟に参加する若者も増えているという。

 猟法は「巻き狩り」。猟場の山の上手から勢子と呼ばれる猟師と猟犬で獲物を追い立て、下手で待ち構える撃ち手が仕留める。途中で別れた撃ち手から配置に就いたとの連絡を無線で受け、勢子と犬が山道を外れ山の中へ。15分もすると激しい犬の鳴き声が聞こえ、ほどなく山並みに銃声がこだました。

 通常の猟期は11月から2月まで。しかし近年は猟期終了と同時に、「駆除」期間が始まり1年を通して猟が行われる。全国のシカ、イノシシの捕獲数(わななどによるものも含む)は07年に鳥獣被害防止特別措置法ができてから大きく伸び90万頭を上回る。それでも目標達成には現状の2倍以上の捕獲が必要とされる。

 ▽生活スタイル

 野生鳥獣はなぜここまで増えたのか。シカの場合、狩猟資源保護などの名目で1947~94年に雌が禁猟とされていたことがある(その後段階的に解除)。ただ、より深刻なのは猟師の減少だ。全国の狩猟免許保持者数は1970年代の3分の1程度の約18万5千人。

 檜原村のベテラン猟師、峯岸さんは「昔は村に60~70軒、猟師の家があったが、今は数軒」と嘆く。「昭和40年代ごろまでは山の獲物と畑の作物で自給自足的な生活だったが、今は若い者は猟師にならず街に出るし、肉は牛や豚がスーパーで売っている」と過疎化と生活スタイルの変化を指摘した。

 増えた動物はえさを求め人里に下りる。親子三代で猟師という平野さんは「畑に柵をしてもこじ開けるし、犬がいても平気で入ってくる」。村内には空き家が増え動物が恐れるもののないエリアが広がっている。「10年で半減? もっと猟師が増えないと無理。このままだと動物の王国だよ」と天を仰いだ。

 ▽9割が廃棄

 山から下りると解体が始まった。2日前に捕獲し内臓を出して吊っておいたイノシシ。冬場は2日ほどおいた方が肉が引き締まりおいしくなるそうだ。手際の良いナイフさばき。骨はスープに利用する。60~70キロの大物は、ものの1時間半で毛皮一枚を残し食肉に姿を変えた。

 2012年、鳥獣被害防止特措法にジビエ料理の普及、推進が明記された。ただし現状では捕獲鳥獣の食肉利用は1割で、残りは埋設か焼却。単純計算で約80万頭のシカ、イノシシがただ捨てられている。

 野生鳥獣を食べるには、獲物が死ぬと素早く血抜きをし、内臓を取り出すことが欠かせない。死後1時間もすれば血や内臓が腐りだし肉に臭いが移るからだ。ところが、厚生労働省が作成したガイドラインには「屋外での内臓摘出はやむを得ない場合に限る」「基準に適合した食肉処理施設での解体」といった「衛生管理」が記されている。

 平野さん宅の軒先に大きな板を出して解体作業をしていた「この道50年以上」の猟師小林さんは「おいしくないと誰も食べない。役人が机の上で考えても駄目」と、くわえたばこでナイフを振るった。

 ▽誤解

 東京・杉並区にあるジビエ料理専門店「猪鹿鳥」。シェフの山内茂樹さん(72)は神奈川県丹沢山地で活動する猟師。自ら仕留めた獲物も提供する。厚労省のガイドラインでは「しない」とされている生食(シカの刺身)もあり、絶品だ。

 山内さんは「ジビエを食べる人はだいぶ増えたけど、まだ『臭い』との誤解も多い」と話す。日本の猟場は山間部で川が多く、獲物を仕留めてすぐに血抜きと内臓摘出をして流水にさらせば臭さは残らない。逆に本場とされるフランスなどの猟場は主に平野部の森林でそうした作業ができないため臭いが残り、それを消すためソースが発達したという。

 「うちに来るフランス人なんかの客は臭みのないおいしさにびっくりする」と山内さん。「ジビエを広めたいなら、どうしたら肉がうまくなるかを知らない役人は余計な口を挟まず、おいしいということを普及するしかない」とピシャリと言った。(共同通信=松村圭)

 

(管理人より) 共同通信がこのようなジビエプロパガンダ特集記事を流しています。こんな記事を書くなんて、企業として本当に無責任なことだと思います。

厚労省により、シカの刺身は食べてはいけないとされているのは、E型肝炎にかかる可能性があるからです。それを提供する店のほうがまるで正しいかのように共同通信の記事には書かれており、開いた口がふさがりません。猟師の人の傲慢さ、不勉強さにも驚かされます。

厚生労働省 食肉を介するE型肝炎ウイルス感染事例について

 

ジビエの危険性の問題は生活スタイルや猟師の減少、鮮度の問題ではないということは、このブログではずっと指摘してきました。


ジビエの国策プロパガンダに要注意!①税金を使ってわざわざリスクの高いものを市民に食べさせようとする国 

ジビエの国策プロパガンダに要注意!②人間の都合で駆除した鹿を動物園のライオンの餌やペットフードにする事実


共同通信の記事で紹介されているのは東京都の山の狩猟、ジビエのお店は東京都です。とくに東日本のジビエの危険性はもう言わずもがなです。

ではどうしてこんな記事が出るかというと、これをご覧下さい☟

自由民主党農林漁業有害鳥獣対策議員連盟

大日本猟友会は自民党の巨大な集票組織であるということです。

猟友会は自民党と一体化して政策提言を行い、自分たちの組織に都合のいい国策を作ったというわけです。猟友会HP内の関連法NEWSという項目を見ればそれがよくわかります。

根拠法を2012年から作って、ジビエを国民にゴリ押し。メディアを通じてハンターを大募集しています。このような大宣伝には、税金が流れて、当然、大手広告代理店も絡んでるでしょう。

女性にも銃に対する抵抗をなくさせるために 『目指せ!狩りガール』 企画と称して、このようなHPまでこしらえています。 

農林水産省 鳥獣被害対策コーナーより http://www.maff.go.jp/j/seisan/tyozyu/higai/attach/pdf/index-25.pdf



動物たちが人里に下りた原因を、猟師減少のせいにしています。果たしてそうでしょうか?メガソーラーや風力発電所ができた後に山から、イノシシ、シカ、タヌキなどが下りてくるようになったという情報をメールでいただきました。ツイッターには「太陽光パネルは生態系をぶち壊す。動植物には砂漠が突然現れたに等しい。という意見があり、本当にそうだと思いました。

餌を求めて動物がしかたなく山を降りているのです。

それを人間に危害を加えるから殺せ殺せの大合唱。先に野生動物の餌場を潰したのは人間なのに・・・・・

そう考えると、その先に銃社会をつくる目的があるのではないかと思わざるを得ません。戦争への布石。

6次産業化という看板のもとで、「自然エネルギー」と「ジビエ」をセットにして、「村おこし」として刷り込む。こういった世の中のおかしな動きは、もとは自民党が作ったものだったわけですね。

どちらも自民党の利権です。この農林水産省の資料を見れば分かります☟

食・健康・環境をつなぐ- 農林漁業の6次産業化 - 平成24 年12 月 大臣官房審議官兼食料産業局 櫻庭 英悦 農林水産省

かくして田舎では、道の駅などどこに行っても冷凍庫にイノシシやシカの肉がいっぱいになり、ジビエの肉を加工した食品が売られるようになったわけです。旅館の料理でも必ずジビエを推してくる。

給食で子どもの口にもシカ肉が押し込まれることになったのも、こういうジビエ利権という裏事情があったわけです。「おいしい」からじゃあないんです。

自民党の菅氏は「鳥獣をうまく活用し農家の所得を増やすことが重要だ。全国に運動を進めたい」と言っています。

 

再生可能エネルギー急増による自然破壊で、動物たちが山を下りる

畑を荒らす野生動物を駆除ということで殺す 

ジビエブームを無理やりつくる

野生動物の狩猟を広める ⇒イマココ

ハンター増やす ⇒イマココ

銃を増やす

銃で殺すことを平気にさせる・銃社会をつくる

戦争へ

「誰か的(まと)になるやつはおらんか」

 

つい最近も誤射が起きています。誤射があってはいけないのは当たり前ですが、なんと集合住宅内で起きています。ハンターを増やせばこういうことが増えるということです。もう安心して暮らせなくなります。今後は、山歩きも誤射の危険があるのを覚悟の上で、ということになります。

 

ライフル銃の手入れ中に誤射 住宅の窓ガラス貫通(2017/01/23 01:03) テレビ朝日

徳島県で、60代の男性が自宅で誤ってライフル銃の実弾を発射して、近くの県営住宅の窓ガラスが割れました。

21日午後7時45分ごろ、60代の男性が自宅でライフル銃の手入れをしていたところ、操作を誤って実弾を発射しました。
県営住宅に住む男性:「バーンと(銃弾の音が)1回だけ。ただただびっくり」
県営住宅に住む女性:「怖いですね」
銃弾は近くの県営住宅の1階の窓を貫通し、寝室の布団から破片が見つかりました。この家には60代の女性が住んでいましたが、寝室の隣の居間で食事中だったため、けがはありませんでした。男性はライフル銃を所持できる免許を持っていましたが、警察は銃刀法違反の疑いで発砲の経緯を詳しく聞いています。 

 

狩猟中に猟銃で腹撃たれ死亡 「誤って撃った」 兵庫
2016年12月11日20時58分 朝日新聞

11日午前11時25分ごろ、兵庫県佐用町庵の山中で、狩猟をしていた同県姫路市飾東町夕陽ケ丘、大工黒田竜次さん(26)が、別の狩猟グループの大阪府の無職男性(69)に猟銃で撃たれた。同県警佐用署によると、黒田さんは腹部付近を1発撃たれ、病院に搬送されたが、約3時間後に死亡が確認された。男性は「誤って撃ってしまった」と話しているといい、署は業務上過失致死容疑で事情を聴くなど任意で捜査している。署によると、黒田さんは5人で同日午前9時ごろから付近で狩猟をしていた。途中で猟犬を捜していたところ、別の10人のグループで猟をしていた男性に撃たれたとみられる。現場は智頭急行平福駅から北東約2キロ付近。

 

 

 

 

 



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