<「ドミンゴスさんのコーヒー」で打ち上げ>
桜が満開:鎌倉の公園を巡る:偶然って面白い
(山旅スクール5期Iさんと,そのお仲間)
2009年4月9日(木)
私は,今日こそ塔ノ岳を往復しようと思っていた.でも,引っかかりの用務があって,早朝から家を留守にすることができなかった.これを機会に,私は,何時かはしなければならないデスクワークに,暫くの間,専念していた.しかし,外はは上々の天気である.しかも,わが家から望む鎌倉中央公園の桜は正に満開で,見頃ある.こんなときに,家の中にいるのは,極めて不自然である.
昼食を済ませると,外に出たくて,居ても立っても居られない.
そこで,折角,まとまりかけた仕事を放り出して,とにかくその辺りを一回りしようと決める.
財布とデジカメだけを持って,とにかく家を出る.
「さて・・・何処へ行こうか?」
私は自宅の玄関前で,暫くの間,迷い続ける.ブラブラと歩いて鎌倉へ出ようか.それとも,藤沢方面まで足を延ばそうか・・いや,待てよ! 鎌倉中央公園を通り抜けて,大船までブラブラしようか.序でに大船フラワーセンターを覗くのも悪くないな・・・大船でヤマダ電気の店内を彷徨くのもいいな・・・
最初,藤沢方面に向けて歩き出した.藤沢駅近くの登山用品専門店「コージツ」でも覗こうかと思った.でも,直ぐに,
「なまじ,登山用品を見るとついつい衝動買いをしてしまうな」
と,優柔不断な自分が信用できなくなる.
私は,数十メートル歩いた後,今来た道を引き返す.そして,自分の家の前で,また,どうしようかと迷う.
まあ,何処へ行くにしても,鎌倉中央公園を通り抜けることにしようと腹を決める.
正門から公園の敷地内に入る.公園のバス停には,14時30分頃発の鎌倉駅西口行のバスがもう停まっている.天気がよいので,近所の子ども連れの奥さん方や,年輩の方々が沢山散策している.
<鎌倉中央公園の桜:遊園地付近>
<鎌倉中央公園の桜:公園入口付近>
上の池の畔から,公園を見下ろすと,満開の桜が沢山見える.この公園には,珍しく,ご近所の方々だけでなく,沢山の観光客も来ているようである.
私は桜の木に誘われるように,上の池から,下の池に移動する.
そのとき,前方から,小柄な老人が,女性3~4人と一緒に,下の池の湖畔を歩いて来るのが見える.老人の歩き方が,どこかで見たことがあるような気がする.良く見ると,浄明寺に住む山仲間の仙人である.私は,遠くにいる仙人に,
「やあ・・・」
と言いながら手を振る.勿論,声など届かない遠い所を歩いているが,仙人も私に気が付いて,手を振っている.
近付いてみると,仙人は,山旅スクール5期のお2人,太極拳のお仲間らを引き連れている.Iさんが,
「途中で,偶然,仙人にバッタリ出会ったので,中央公園まで案内して貰ったんですよ・・」
と私に説明する.
Iさんは,私がブログに掲載した鎌倉中央公園の桜の写真を見て,この桜を見るために.仙人の案内で,鎌倉中央公園まで足を延ばしたとのことである.
<鎌倉中央公園:イベント広場付近>
私の家の近くの公園まで,わざわざ来て頂いたとなれば,私も嬉しい.
「では,ご一緒しましょう・・・」
ということになり,私も宗旨変え.このグループと,お付き合いすること決める.
まずは,公園内のハーブ園を横切って,木の階段を登る.そして,鎌倉中央公園に隣接する遊園地広場に出る.この広場には巨大な桜の木が何本も植えられている.今が,丁度,満開で見頃である.
ここから拙宅が良く見える.拙宅の二階を指さしながら,
「・・ご覧頂いた写真は,あそこの家の2階から撮ったものです.ユックリ,桜をご観賞下さい・・」
園内では,近所の子ども達が遊んでいる.ネコも可愛いが,何といっても可愛いのが人間の子である.屈託なく遊んでいる子ども達の姿を見ていると,心が和んでくる.
その後,住宅地を通り抜けて,寺分口から,再び,鎌倉中央公園に入り直す.そして,高い所から,山桜が美しい向こう側の尾根を眺めながら,休憩を取る.暫くジッとしていると,一足先に,坂の下に降りていた仙人から,
「そろそろ行きましょう・・・」
と声が掛かる.
<桜の絨毯:道路にビッシリの桜の花:山ノ内配水場付近>
<山ノ内の住宅地を抜ける>
私達は,獅子石,イベント広場を通り抜けて,梶原口から公園の外に出る.
住宅地を通り抜けて,山ノ内配水場近くで,北鎌倉へ抜ける道路に出る.そして,尾根伝いの道を辿って,葛原ヶ岡神社付近に出る.ここまで来ると,地元の人よりも,沢山の観光客が眼に付くようになる.
源氏山公園から化粧坂(けわいざか)を下りてみたいという希望が出る.
そこで,久々に化粧坂を通って鎌倉駅に出ることになる.
私も化粧坂を下るのは久々のことである.予想以上に悪路で,こんな所だったかと認識を新たにする.
<桜に囲まれた葛原ヶ岡神社>
やがて,海蔵寺の参道に出る.ここから横須賀線の高架橋を潜って,亀ヶ谷坂の登り口を通過.岩屋不動前を通って,小町通に出る.
相変わらず観光客で混雑している.
成り行きで,小町通の「ドミンゴスさんのコーヒー」店に立ち寄る.ここも開店当初に比較すると,大分,繁盛し始めたような印象を受ける.先客が3人居る.
何時ものように「水出しコーヒー(?)」
450円也を注文する.
さすがにプロが入れたコーヒーは美味しい.
マスター1人で切り盛りしているので,結構忙しそうである.
私は,皆さんより一足先に「おさらば」をして,鎌倉市役所前16時55分発鎌倉中央公園行のバスに乗車する.バスの乗客は年輩者ばかりである.そういうお前も年輩者じゃないか!
今日一日,一体,私は一体何をしていたのだろうか?
明日こそ,塔ノ岳へ登ろうと,心の中で密かに決心する.
(おわり)
「鎌倉あれこれ」の前回の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/7df7fa08d65406e6513296ae352ffabd
「鎌倉あれこれ」の次回の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/99493b47bc60f180f4e4cdac73e6d3f5
桜が満開:鎌倉の公園を巡る:偶然って面白い
(山旅スクール5期Iさんと,そのお仲間)
2009年4月9日(木)
私は,今日こそ塔ノ岳を往復しようと思っていた.でも,引っかかりの用務があって,早朝から家を留守にすることができなかった.これを機会に,私は,何時かはしなければならないデスクワークに,暫くの間,専念していた.しかし,外はは上々の天気である.しかも,わが家から望む鎌倉中央公園の桜は正に満開で,見頃ある.こんなときに,家の中にいるのは,極めて不自然である.
昼食を済ませると,外に出たくて,居ても立っても居られない.
そこで,折角,まとまりかけた仕事を放り出して,とにかくその辺りを一回りしようと決める.
財布とデジカメだけを持って,とにかく家を出る.
「さて・・・何処へ行こうか?」
私は自宅の玄関前で,暫くの間,迷い続ける.ブラブラと歩いて鎌倉へ出ようか.それとも,藤沢方面まで足を延ばそうか・・いや,待てよ! 鎌倉中央公園を通り抜けて,大船までブラブラしようか.序でに大船フラワーセンターを覗くのも悪くないな・・・大船でヤマダ電気の店内を彷徨くのもいいな・・・
最初,藤沢方面に向けて歩き出した.藤沢駅近くの登山用品専門店「コージツ」でも覗こうかと思った.でも,直ぐに,
「なまじ,登山用品を見るとついつい衝動買いをしてしまうな」
と,優柔不断な自分が信用できなくなる.
私は,数十メートル歩いた後,今来た道を引き返す.そして,自分の家の前で,また,どうしようかと迷う.
まあ,何処へ行くにしても,鎌倉中央公園を通り抜けることにしようと腹を決める.
正門から公園の敷地内に入る.公園のバス停には,14時30分頃発の鎌倉駅西口行のバスがもう停まっている.天気がよいので,近所の子ども連れの奥さん方や,年輩の方々が沢山散策している.
<鎌倉中央公園の桜:遊園地付近>
<鎌倉中央公園の桜:公園入口付近>
上の池の畔から,公園を見下ろすと,満開の桜が沢山見える.この公園には,珍しく,ご近所の方々だけでなく,沢山の観光客も来ているようである.
私は桜の木に誘われるように,上の池から,下の池に移動する.
そのとき,前方から,小柄な老人が,女性3~4人と一緒に,下の池の湖畔を歩いて来るのが見える.老人の歩き方が,どこかで見たことがあるような気がする.良く見ると,浄明寺に住む山仲間の仙人である.私は,遠くにいる仙人に,
「やあ・・・」
と言いながら手を振る.勿論,声など届かない遠い所を歩いているが,仙人も私に気が付いて,手を振っている.
近付いてみると,仙人は,山旅スクール5期のお2人,太極拳のお仲間らを引き連れている.Iさんが,
「途中で,偶然,仙人にバッタリ出会ったので,中央公園まで案内して貰ったんですよ・・」
と私に説明する.
Iさんは,私がブログに掲載した鎌倉中央公園の桜の写真を見て,この桜を見るために.仙人の案内で,鎌倉中央公園まで足を延ばしたとのことである.
<鎌倉中央公園:イベント広場付近>
私の家の近くの公園まで,わざわざ来て頂いたとなれば,私も嬉しい.
「では,ご一緒しましょう・・・」
ということになり,私も宗旨変え.このグループと,お付き合いすること決める.
まずは,公園内のハーブ園を横切って,木の階段を登る.そして,鎌倉中央公園に隣接する遊園地広場に出る.この広場には巨大な桜の木が何本も植えられている.今が,丁度,満開で見頃である.
ここから拙宅が良く見える.拙宅の二階を指さしながら,
「・・ご覧頂いた写真は,あそこの家の2階から撮ったものです.ユックリ,桜をご観賞下さい・・」
園内では,近所の子ども達が遊んでいる.ネコも可愛いが,何といっても可愛いのが人間の子である.屈託なく遊んでいる子ども達の姿を見ていると,心が和んでくる.
その後,住宅地を通り抜けて,寺分口から,再び,鎌倉中央公園に入り直す.そして,高い所から,山桜が美しい向こう側の尾根を眺めながら,休憩を取る.暫くジッとしていると,一足先に,坂の下に降りていた仙人から,
「そろそろ行きましょう・・・」
と声が掛かる.
<桜の絨毯:道路にビッシリの桜の花:山ノ内配水場付近>
<山ノ内の住宅地を抜ける>
私達は,獅子石,イベント広場を通り抜けて,梶原口から公園の外に出る.
住宅地を通り抜けて,山ノ内配水場近くで,北鎌倉へ抜ける道路に出る.そして,尾根伝いの道を辿って,葛原ヶ岡神社付近に出る.ここまで来ると,地元の人よりも,沢山の観光客が眼に付くようになる.
源氏山公園から化粧坂(けわいざか)を下りてみたいという希望が出る.
そこで,久々に化粧坂を通って鎌倉駅に出ることになる.
私も化粧坂を下るのは久々のことである.予想以上に悪路で,こんな所だったかと認識を新たにする.
<桜に囲まれた葛原ヶ岡神社>
やがて,海蔵寺の参道に出る.ここから横須賀線の高架橋を潜って,亀ヶ谷坂の登り口を通過.岩屋不動前を通って,小町通に出る.
相変わらず観光客で混雑している.
成り行きで,小町通の「ドミンゴスさんのコーヒー」店に立ち寄る.ここも開店当初に比較すると,大分,繁盛し始めたような印象を受ける.先客が3人居る.
何時ものように「水出しコーヒー(?)」
450円也を注文する.
さすがにプロが入れたコーヒーは美味しい.
マスター1人で切り盛りしているので,結構忙しそうである.
私は,皆さんより一足先に「おさらば」をして,鎌倉市役所前16時55分発鎌倉中央公園行のバスに乗車する.バスの乗客は年輩者ばかりである.そういうお前も年輩者じゃないか!
今日一日,一体,私は一体何をしていたのだろうか?
明日こそ,塔ノ岳へ登ろうと,心の中で密かに決心する.
(おわり)
「鎌倉あれこれ」の前回の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/7df7fa08d65406e6513296ae352ffabd
「鎌倉あれこれ」の次回の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/99493b47bc60f180f4e4cdac73e6d3f5