中高年の山旅三昧(その2)

■登山遍歴と鎌倉散策の記録■
最初に左下の“カテゴリー”を選んで,クリックして下さい.

ミルフォードサウンド(12):第6日目(トレッキング4日目)(2):ミルフォードサウンドへ

2011年03月02日 00時35分36秒 | ニュージーランド:ミルフォードサウンド

                              <ジャイアントゲート滝に見とれる>

    ミルフォードサウンド(12):第6日目(トレッキング4日目)(2):
            ミルフォードサウンドへ
               (スケッチ旅行)
         2003年1月28日(火)~2月5日(水)

第6日目:2003年2月2日(土)
 つづき

<アダ湖からサンドフライポイントへ>

■地図(43-48km)

   


■アダ湖
 ベルロックを過ぎると,沢山のクリークがアーサー川に流れ込んでくる.これらのクリークを渡るために沢山の吊り橋が掛かっている.吊り橋を渡るたびに,危なっかしい足場のままクリーク川を見下ろすことになる.
 46キロメートルに差し掛かる頃,ルートは大きく左に曲がる.そこからアダ湖が見下ろせる.
 このアダ湖は,約900年前の大崩落で,川がせき止められてできたものだという.
     
     
■美しい湿原
 10時35分,素晴らしい湿原が続く.水を含んだ木々の緑が例えようもなく美しい.


■トラックカット
 さらに,ポセイドンクリークを渡ると,アダ湖沿いの左岸に沿って,数百メートルの岩場が続く(The 100m of track cut).少しきつい登り坂である.右側はレアダ湖に切り落ちている.通過するのに少々怖い気がする.
 
       
                   <北アルプスの下廊下にちょっと似ている>

■ジャイアントゲート
 48キロメートル地点を通過すると,まもなくジャイアントゲートがある.このシェルターが,このトレッキングルートの最後のシェルターである. ここではお茶のサービスはない.ガイドの話では,昼食をここで摂る人が多いとのことだが,まだ時間が早い.私は,このシェルターをパスすることにした.
         

■ジャイアントゲート滝
 ここから少し進んだところにジャイアントゲート滝(Giant Gate Fall)がある.これまで,このツアーで立ち寄った滝は,いずれも男性的で荒々しかったが,このジャイアントゲート滝は静かで女性的である.この滝を見ていると何となくホツとした気分になる.
 近くで小休止しながら簡単に昼食を済ませる.
      
        

■サンドフライポイント
 13時10頃,執着点のサンドフライポイント(Sand Fly Point)に到着する.
 道路を挟んで,両側に待合室がある.向かって左側がガイドなし客用(Independent Walker),右側がガイド付客用(Guided Tour Walker)のハットである.
 まだ早すぎるのか,ガイド付客用のハットには人影がなく,入口に鍵が閉まっている.私は,ガイドなし客用のハットに潜り込む.中は300平方メートルほどの広間になっている.そこに10名余りのツアー客がたむろしている.
 暫くして(13時10分),波止場近くの広場に行ってみる.薄曇りの空から夏の太陽が降り注ぐ.立ち止まった途端に,サンドフライがうるさくまとわりつく.
 フィニッシュ(Finish)の看板が桟橋の手前に建っている.
 この看板の前で,写真を撮る人が多い.
       
              <サンドフライポイント>

■待合室でお茶
 暫くして,ガイド付ツアーの待合室へ行ってみる.今度は入口の鍵が開いていた.中に入る。どうやら私が一番乗りしたようである.
 売店で無料のコーヒーを味わう.
 指定されている船の出発時刻まで1時間以上ある.ガイドなしツアーの人たちが,間もなく出航する船に乗り込んでいる.それから数分経ったときに,ガイド付きツアーの2番手が到着する.
 スタッフに,ガイドなしツアーの人たちと一緒に一本早い船に乗って良いかと尋ねてみるが,どうせ向こうで待たせられることになるので,ここで待ちなさいと断られる.
 待合室のベンチに腰掛けて,無料のクッキーや飲料を飲んで,時間を過ごす.別に急いで歩いたつもりはないが,結果的に標準時間よりかなり早いピッチで歩いてしまったらしい.どうせ,こんなところで待たされるのならば,もっとゆっくりと景色を味わいながら歩けば良かったと後悔する.

<ミルフォード湾を船で渡る>

■地図(サンドフライポイント~ミルフォードサウンド)

    

■ミルフォード湾を渡る
 ガイデドツアーのメンバーはサンドフライポイント発15時15分,または16時00分の船に乗るように指示される.現地ガイドから,今夜宿泊するミルフォードホテルマイターピークロッジの部屋の鍵を受け取る.
 これから,船に乗ってミルフォードサウンドに移動する.乗船の時に,船の係員に,この鍵を見せるように言われる.この鍵は乗船券を兼ねているようである.
 船の係員に鍵を見せて乗船する.船体が赤い色の小さな船である.
 航海時間はほんの10分か15分である.
      
            <船体が赤色の小さな船に乗る>

■美しい湾内
 船は美しい湾を滑るように走って,サンドフライポイントと,湾を挟んで反対側の港に到着する.



■マイターピークロッジにチェックイン
 波止場に到着する.
 下船するとすぐに,乗客一人ひとりの写真を撮る業者が待ち構えている.箱根辺りの観光地と同じである.写真を買う,買わない,は別にして,折角だからニッコリ笑ってポーズする(結局買わなかった).
 小さな待合室を抜けると駐車場がある.桟橋でバスが待っている.あちこちフラフラして見たかったが,すぐにバスに乗るように指示される.
 バスが発車してから,ほんの2~3分で,ミルフォードホテルマイスターピークロッジ(以下ロッジと省略)に到着する(16時30分).ロッジは,港からほんの300~400メートルしか離れていない.
 ロッジはカタカナの「キ」の字形の2階建の建物である.ロビー,売店,食道は2階部分にある.
 私があてがわれたのは1階の部屋である.ロビーから階段を降りると,すぐにあてがわれた部屋に前である.真ん前に,直接外へ出られる出入口がある.
 同室の男性と一緒に,とりあえずは,あてがわれた部屋に入る.明るい部屋である.ダブルベッドが2台置かれている.名前はロッジだが,立派なホテルである.
         

■素晴らしい眺めの部屋
 部屋に入ったら,すぐにリュックを降ろして楽な姿になる.
 部屋の窓から外を眺める.素晴らしい眺めである.ホテルの庭の向こうにはミルフォード湾に面した山並みが見えている.
      

<ミルフォード湾散策>

■再び波止場へ
 まだ,夕食までには時間がある.ロッジの部屋でボンヤリと時間を過ごすのも良いが,私はもう少しありき廻りたい.そこで,1人でミルフォード周辺を散策する.
 小銭と地図だけ持って,自室から外へ出る.まずは先ほど下船した港へ向かう.
 大きな駐車場を横切って,港の待合室に入る.待合室はかなり広い.300~400平方メートルほどもあるだろうか.数十人の観光客が待合室でくつろいでいる.船を待っているようにも思えないので,多分,私と同じように,この辺りをブラブラしている人たちなのだろう.
         

■ボウウェン滝見物
 待合室を出て,湾沿いにさらに先へ進む.緑深い散策路が続く.沢山の観光客が散策を楽しんでいる.
 待合室から10分ほど歩くと,ボウウェン滝が良く見える広場に到着する.大きな滝である.冷たい風に乗って,大量の水しぶきが飛んでくる.とにかく寒いし,すぐにずぶ濡れになりそうである.とてもスケッチなどしていられない.5分足らずの間,滝を眺めながら,辺りの様子を脳裏に収める.そして,往路を辿ってホテルに引き返す.


<ミルフォードサウンドの夜>

■夕食と懇談
 18時から夕食.
 2階の食堂へ行く序でに,初日から借りていたシーツを所定の場所に返却する.
  夕食後,ロビーで雑談.国境を越えてお互いに親しくなる.
 日本人女性4人がゲームを始める.長方形の板きれを3本ずつ組み合わせて塔の形に積み重ねる。その塔を崩さないようにして,交代で1本ずつ抜き取る.そして,塔を崩した方が負けというゲームである.端で見ている私も,今度は倒れるのではないかとハラハラしてくる.
  オーストラリアから来た若い男性が,ゲームに参加する.先攻を決めるジャンケンのやり方が国によって違うので,呼吸を合わせるのに苦労している.
         

■完歩証明書
  19時45分,参加者全員ロビーへ集合するように言われる.
  いよいよ,完走証明書の授与式である.皆,嬉しそうに受け取る.辺りの雰囲気がとても和やかになる.
 傍らのテーブルには,参加者の氏名,住所,電子メールアドレスを記入する用紙が備え付けられている.私も記入する.電子メールが通じない人がいるのは日本だけ.少々情けない.
 「・・日本人がドンドン追い越していくんだもの・・・」
と若いカップルが私の方を見ながらニヤニヤと感想を言う.私としては,自分が遅れていると思って,急いだだけ.


<ミルフォードサウンドの夜>

■あこがれの南十字星
 夜中にホテルの裏の出入り口から外へ出てみる.街灯がほとんどないので,辺りは真っ暗である.寒い.わずかな光を頼りに,ホテルの表口の方に回ってみる.途中で,何回も,何かに躓く.
 表側には,私達の一行の何人かが集まって雑談をしている.皆,私と同じように南十字星がみたいらしい.
 私は,彼らの声のする方へ歩いていく.いきなり暗闇から私が「ぬう~っ」と現れたので,一同がビックリする.どちらの方角の空を見上げているのか良く分からないが,ツアーコンのK島さんが指さす方を見ると,日本を出発したときから見たいなと思っていた南十字星が輝いている.
(注:数年後,私達が南十字星だと思っていた星は,偽南十字星だと判明した.)
 辺りが真っ暗なので,銀河が驚くほど鮮明に見える.北アルプスの夜空など比較にならないほど透明である.ほぼ2~3分おき人工衛星が通り過ぎていくのが見える.これは驚きである.
 何時頃か分からないが,余りに寒いので,適当なところで自室に引き上げる.
 こうして,ミルフォードサウンドトレッキング4日目は無事終わった.
         

                                    (つづく)
「ミルフォードサウンド」の前回の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/17ea32eec69986c8d0dfef277ad59f4a
「ミルフォードサウンド」の次回の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/e11256f7c4db3c7072e7a2a7e9119db5



最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。