中高年の山旅三昧(その2)

■登山遍歴と鎌倉散策の記録■
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紅葉の鎌倉:大船・北鎌倉・大町周遊

2010年11月22日 10時30分34秒 | 鎌倉あれこれ
                      <野からの眺望>

        紅葉の鎌倉:大船・北鎌倉・大町周遊
       (山旅スクール「鎌倉トレッキング会」)
          2010年11月21日(日)

<散策地図>



<大船から北鎌倉へ>

■今日は歩くぞ
 今日は,山旅スクール5期「鎌倉トレッキング会」の第12回定例会の開催日である.
 FHが企画実施を担当してから,当初の予定の1年を経過してから,最初の例会である.かく申す小生,FHも,この所,暇潰しの趣味が,更に暇潰しの趣味の呼び水となり,暇の上に暇が重なって,二進も三進も(ニッチモサッチモ)行かなくなるほど繁多な日々を送っている.
 そのために,このままでは,当会の企画運営を円滑に進めることは困難と判断,今回からジャイアン氏を迎えて,企画運営のお手伝いをしていただくことにした.
 そんな訳で,今回の参加者は,ノシイカさん,トドさん,野菜漬物さん,仙人ほか,男性3人,女性4人,合計7人.散策をするには丁度良い人数になった.
 秋冷の今日この頃,たまにはまともに歩こうと思って,大船駅から北鎌倉,鎌倉駅,大町,披露山,大崎公園,逗子マリーナ,鎌倉駅に至る水平距離17.0キロメートル,累積登攀高度432メートル,累積下降高度434メートルの長めのコースを設定した.
 「今日は,サッサと歩いて,日頃の運動不足を解消しましょう・・」
という触れ込みで,9時42分に大船駅から歩き出す.

■むくどり公園で一呼吸
 大船中央病院と三菱電機情報電子研究所の間の道を抜けて,大船5丁目の坂道から階段を登って粟船山にある「むくどり公園」に到着する.公園をそのまま通り抜けて,木曽義高の墓へ廻ろうと思ったが,足が弱い方が,フウフウ言いながら公園のベンチにへたり込む.まだ,ほんの一寸坂道を登っただけなのに・・・
 「おい,おい,もう汗をかいているの・・もう一寸,普段から身体を鍛えておきなさいよ・・」
と言いたくなるが.ぐっと胸の内に押さえ込む.
 「この調子では,また今回も完歩は無理だな・・」
と半ば諦めかける.
 

■熊野神社から野へ
 木曽義高,大姫の墓を詣でた後,粟船山を降りて常楽寺の門前に出る.予定より行程が遅れたので,常楽寺は素通りして,長い石段を登って大船西ノ根にある熊野神社を参拝する.再び階段を降りて,隣にある多聞院を訪れる.
 その後,谷間の住宅地を抜けて,急勾配の道と階段を登って,野7丁目付近のバス道路に出る.ここから大船の飛び地にある六国見山登山口を経由して,北鎌倉へ向かう.
 宮下小路675番地付近への降り口に立つと,藤沢方面の眺望が開ける.ここから西管領屋敷を通り抜けて,権兵衛踏切の手前で左折する.

■村社八雲神社の文化財
 だらだらとした登り坂を少し登って,村社八雲神社へ裏手から入る.ここには鎌倉市有形民族資料の庚申塔などが建ち並んでいる.
 

<台峰から源氏山公園へ>

■光照寺
 神社の階段を下って,権兵衛踏切を渡って,光照寺を詣でる.
 光照寺に始めて来られた方も居るので,クルス紋など,この寺の見所を,ざっと説明する.


■北鎌倉女子学園グラウンド
 光照寺から坂道を登って台の住宅地を進む.途中,左折して,台峰の山地に入り,11時24分に北鎌倉女子学園グラウンド上に到着する.
 今日は日曜日なのに,沢山の生徒がテニスをしている.賑やかである.
 ここは,隠れた富士山展望の名所である.今日は残念ながら雲が多くて,富士山の山裾がほんの少し見えるだけ,残念.

■北鎌倉の展望を楽しみながら昼食
 11時30分,グラウンド近くの展望台に到着する.ここで,少し早いが昼食を摂ることにする.
 例によって,野菜漬物さんの手料理がズラリと並ぶ.大変なご馳走である.
 ジャイアンさんが,
 「凄いですね・・これなら総菜屋さん,開業できますね・・」
と捻った表現で褒める.
 座り込んでいると幾分寒いが,素晴らしい紅葉の遠景を眺めながらの昼食は楽しい.




■見事な源氏山公園の紅葉
 昼食を終えてから,山ノ内ポンプ場経由で葛原岡神社を詣でる.この辺りまで来ると,沢山の観光客と遭遇する.
 源氏山公園の紅葉は,見頃を迎えている.実に綺麗.沢山の観光客が紅葉を楽しんでいる.

 




<下馬四角から大町へ>

■大谷美術館前から下馬四角へ
 源氏山公園を抜けて,宇賀福神社トンネル前を通過,市役所通りに出る.市役所前のトンネルの脇で右折して路地に入る.
 大谷美術館前を通り抜けて,鎌倉市中央図書館前を通過,下馬四つ角を通過する.

■上行寺
 この辺りを始めて散策する方のために,上行寺の左甚五郎作の竜の彫刻だけを見て,安養院脇の路地を抜けて,大町に入る.
 釈迦堂切通へ向かう道を左に見送って,右手7丁目奥のむじなヶ谷を遡る.進行方向左手には,枯れ草が繁茂する3~4層のヤグラ群が見えている.悪路だが幸いなことに,路面は乾いている.


<かまくら幼稚園から黄金ヤグラへ>

■むじなヶ谷を登る
 むじなヶ谷を登りきったときには,既に14時30分近くになっている.予定より1時間も遅れている.




■パノラマ台へ
 遅れた理由は,花があるとすぐに立ち止まってしまうこと,それに,この所,会う度毎に,足がドンドン弱くなる方が.所定の速度で歩けないことが原因.
 今は11月中旬.4時を過ぎると級に暗くなりはじめることもあって,法性寺に向かう予定を変更して,14時21分,パノラマ台に到着する.
 周辺の木々や野草が背丈以上に繁茂していて,椅子の上に立ち上がらないとパノラマを楽しめなくなっているのが残念.


■雲間の富士山
 パノラマ台から公園を抜けて,かまくら幼稚園前で眺望を楽しみながら人休み.ここは富士山の眺望がよいので有名なところである.ただ,今日は,雲間に富士山の裾が一寸見えるだけ.


■黄金ヤグラ
 かまくら幼稚園から,300段近くの階段を下って,黄金ヤグラを見物する.
 前回,ここを訪れたときには,大雨の後だったので,黄金ヤグラは水没していたが,今日はヤグラの中を覗くことができる.肝心の黄金色に輝くと言われる光苔は確認できなかったが,羨道と玄室を備えた立派なヤグラである.


<大町から鎌倉駅へ>

■お化けトンネル
 大町7丁目から6丁目を抜けて,3丁目の通称お化けトンネル(または妾トンネル)を潜る.このトンネルは祇園山ハイキングコースの真下を通過している.
 東勝寺跡を通過して,東勝寺橋を渡る.ここは砥藤綱の銭拾い伝説で有名なところである.
 希望者には,橋の下に降りて,眼鏡橋の雄姿を見るように薦めるが,殆どの方が興味なし.


小町通り「モア」でコーヒー
 裏道を通り抜けて,16時03分,
鎌倉駅前に到着する.ここで解散.
 私は鎌倉市役所前16時50分発鎌倉中央公園行のバスに乗りたい.まだ,大分時間があるので,どこかの喫茶店で時間潰しをしようと思う.
 幸いなことにジャイアンとトドさんにお付き合いいただく.何時ものように小町通り「モア」に入る.店内は,何時もは空いているのに,今日はヤケに混雑している.何となくタバコが混じった妙な臭いが立ちこめている.一瞬,外へ出ようかなと思ったが,まあ,まあ,と思って,入口近くの席に座る.
 混雑しているためか,なかなか注文を取りに来ないし,コーヒーも出てこないので,多少イライラする.
 16時40分,皆様とお別れして,バス停鎌倉市役所前に向かう.
 バスは空いている.まだ,17時前だというのに,もう真っ暗である.何となく心細い雰囲気である.

■ちょっと歩き方が足りなかったかな
 結局,当初,水平距離17.0キロメートルを歩くことが目標だったが,結果は13.2キロメートルを歩いただけで終わった.累積登攀高度も432メートルの筈が,379メートルに止まった.残念. 水平歩行速度は,2.07キロメートル/時.山道を殆ど歩かない五十三次洛遊会のメンバーよりも,スローペースだった.こんなことではダメだなというのが私の印象である.

<ラップタイム>

 9:42  大船駅歩き出し
10:00  むくどり公園
10:09  常楽寺
10:19  熊野神社
10:25  多聞院
10:30  長屋門
10:40  六国見山登山口
10:50  八雲神社
11:02  権兵衛踏切
11:07  光照寺
11:24  北鎌倉女子学園グラウンド
11:30  台峰展望台(12:12まで昼食)
12:35  葛原岡神社
12:47  源氏山公園
13:33  上行寺
14:01  むじなヶ谷
14:21  パノラマ台(14:35まで休憩)
14:43  かまくら幼稚園(14:45まで休憩)
14:58  黄金ヤグラ
15:23  めかけトンネル
16:03  鎌倉駅前着

[散策記録]

■水平歩行距離
   13.2km

■累積登攀高度   379m

■累積下降高度   381m

所要時間(休憩時間込み)
  大船駅発     9:42
  鎌倉駅着    16:03
 (所要時間) 6時21分(6.35h)

 水平歩行速度  13.2km/6.35h=2.07km/h
                                 (おわり) 「鎌倉あれこれ」の前回の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/c1764f236436fdf914cede0d980acbfb
「鎌倉あれこれ」の次回の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/bea2ec935fa00ccf3229e0c1ad58684a 


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