中高年の山旅三昧(その2)

■登山遍歴と鎌倉散策の記録■
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閑話休題:何となく鎌倉でコーヒー

2009年08月04日 20時24分51秒 | 鎌倉あれこれ

                     <ドミンゴスさんのコーヒー>

        閑話休題:何となく鎌倉でコーヒーを味わう
                (単独散策)


2009年8月4日(火)


 私は,何となく不機嫌である.
 というのも,もともと今日は単独で塔ノ岳へ出かけるつもりだった.ところが,早朝4時の天気予報では,午前中雨とのご託宣である.最近,天気予報が良く外れるので,あまり当てにはしていないが,それでも,直近の時間の予報で「雨」となっていれば,雨を押してまで,山登りをしようという気にはならない.
 半分リュックを背負って出かけようとしていたが,
 「山は逃げない.もっと条件の良いときに行けばいいじゃないか!」
と自分で自分のはやる心を諫める.
 ところが・・・・である.
 日が昇るにつれて,上空を覆う雲がだんだんと明るくなり始めて,昼頃には青空さえ覗くようになる.「しまったな」と後悔するが,後の祭りである.
 私は,午前中に,そそくさと用事を済ませ,午後から鎌倉駅までブラブラ歩きを楽しむことにする.
 それに,丁度,明後日の6日,私は五十三次洛遊会の皆さんの鎌倉案内をすることになっているので,下見をしなければいけないなと思っていたところだった.

 源氏山を越えて,ブラブラと鎌倉駅前まで出る.
 駅前の銀行で,野暮用を済ませてから,久々の小町通をブラブラと歩く.例年のことながら,8月になると,鎌倉駅から海岸の方は賑やかになるが,海から反対側の小町通を歩く人の数は,めっきり少なくなる.ついこの間までは,鳩サブレの袋をぶら下げた修学旅行の子ども達が,元気に走り回っていたが,今は子ども達の姿は殆ど見当たらない.

 私は,8月6日から9日まで開催される「ぼんぼり祭」の資料が欲しかった.
 鎌倉駅構内にある観光案内所を訪れる.
 「すみませんが,ぼんぼり祭の資料ありませんか?」
と窓口担当の方に伺う.
 「置いていません」
の一言で,にべもない.
 「ぼんぼりはどの辺りに飾られるんでしょうか.絵柄天神の方までは飾らないんでしょうね・・どんな催し物があるんですか」
と伺ってみるが,どうもハッキリしない.
 私はこれ以上聞くのを諦めて,割り切れない気分のまま,ブラブラと小町通を散策する.そのうちに,通りのあちこちの貼ってある「ぼんぼり祭」のポスターに気がつく.このポスターには,私が知りたいことすべてが記述されている.
 「このポスターで十分,観光協会の窓口で,せめてポスターぐらい貰えないんだろうか・・・」
と,私は声を出さずに,心の中だけで抗議をする.そして,何時も持ち歩いているデジカメで,このポスターの写真を撮る/
 序でながら,隣に貼ってあるポスターで,8月10日に鎌倉花火大会の催しがあることを確認する.




   *************************

 昼下がりの時間である.
 私は,思いつきで「ドミンゴスさんのコーヒー」店に立ち寄る.
 先客は誰も居ない.8月になると客足も少ないようである.久々に,美味しいコーヒーを味わう.
 やがて,ご常連らしい二人の女性客が店に入ってくる.山を一回りしてきたようである.
 マスターが,私には良く分からない器具を使って,コーヒーを入れる.大きなフラスコの水が,炎を明るく反射させている.
 私は,この炎を見ながら,何の脈絡もなく,また,ペルーの三井さんと,ガイドののクラウディオさんのことを思い出す.でも,そんなことを思い出していることは,顔には出さずに,マスターと雑談を続ける.



2009年8月3日(月)

 2日前の8月3日(月).
 この日も,丹沢へ出かけるつもりだったが,野暮用ができて中止.でも,まあ,2日前の土曜日に,丹沢塔ノ岳を往復したばかりなので,まあ,そう焦らなくても良いかと,自分を落ち着かせる.週に1~2回,塔ノ岳に出かけていれば,最近流行のコンドロイチンとやらを飲まなくても,何とかなるだろう・・・

 午後から,野暮用があったので,鎌倉駅前まで出かけた.
 この所,すっかりご無沙汰している山仲間,浄明寺の仙人のことが気になっている.私は,携帯メールで,
 「・・今,どの辺りを歩いていますか.私は,今,鎌倉駅前・・・」
と問いかける.
 直ぐに返信があり,小町通の「モア」で雑談することになる.
 約束の時間に,「モア」に入る.昼下がりの時間帯のためか,先客は誰も居ない.コーヒー1杯で,小1時間,情報交換をしたが,その間,来客はなかった.
 顔なじみの店員が,
 「どうぞ,沢山のお客をお連れになって下さい・・」
と冗談とも,本気ともとれることをいう.
 「モア」の良いところは,何といっても落ち着いた雰囲気があることだ.私たちが,ここを訪れるようになってから,多分,10年ほどになるだろう.
 時々,この店でグラタンセットを賞味することがある.ここのグラタンセットは天下一品のような気がしている.
 仙人とは,近々,どこかの低山へ行こうと約束する.

    ************************

 「こんな,ぐうたらな毎日を送っていて良いのだろうか・・・」
私は反省することしきりである.
 明日(8月5日)は,五十三次洛遊会の皆さんにお配りする資料を作らなければ.私は,夜になってから焦りはじめるが,もう,眠くてダメだ.
 今日は,「モロッコ訪問記」の投稿をお休みにして,もう寝ようと思っている.
 「のろまだね,おまえさんは・・」
と,もう一人の私が,私に嘲り笑いをしている.
 「まあ~いいさ.なるようにしかならないんだから・・・}
 それにしても,私は,一体,このブログに,何を書いているんだろう.
                          (おわり)
「鎌倉あれこれ」の前回の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/86a68a7ab6d106b0990c0ad7412fdd6d
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2 コメント

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おてんとうさましだい (suzuka)
2009-08-05 08:04:39
コーヒーサイホンで飲むコーヒーは自活したころの若い私の唯一の贅沢だった。アルコールランプで温めシューと上って狭い風呂もない安アパートの部屋に香る
コーヒーそのものが私の青春。いつしかインスタントで飲むようになっても私の入れたコーヒーはおいしいと世辞をいわれた。今は電気のドリップ式で、その前は瀬戸物でドリップとまた、ネル製の布で賞味したり、京都に絹で作成したものがあると知り機会があったら購入したい。多忙だった現役時代。今はゆったり流れる時間を楽しんでいる。おてんとうさましだいの日々、山を趣味としないから、機を逸した無念を理解できないが、なにをかあせるのか?こころのイメージで遊べる私はやはり、文系?理系?の相違か?
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コメント有り難うございました (FH)
2009-08-05 09:12:15
suzukaさん
コメント有り難うございました.
美味しいコーヒーといえば,鎌倉駅西口のロンディーノという小さな喫茶店のコーヒーが,私には一番美味しいような気がします.
「焦るな・・」のご指摘.ごもっとも.
ただ,私には山行が道楽.つまりコーヒーを味わうのと同じ趣味なんです.
天候が悪くて,趣味の山行ができないと,美味しいコーヒーが飲めないときと同じように,どうしてもイライラ感が沸いてきます.
とはいえ,山は逃げないので,2~3日中には,登れるようになると思います.
それまでは,自宅のまずいコーヒーでも啜りながら,自宅待機していましょう.
また,お立ち寄り下さい.
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