「ひたちなか海浜鉄道」の磯崎駅周辺には、酒列磯前神社、磯崎灯台、中生代白亜紀層という具合に魅力的なスポットがたくさんあるので、2時間ほど「お散歩タイム」を取ってみました。駅前に置いてあった役に立ちそうな地図を片手に、まずは酒列磯前神社を目指します。写真は、正月限定?の可愛い「招き猫」(200円)。このあと、一個ポケットに入れたのですが、どのネコを選んだでしょうか?
(左手を挙げているネコにしたが、どのネコだったかは忘却の彼方へ・・・)
そうそう、(昨日の)トンネルの正体は、酒列磯前神社の樹叢でした。磯前神社の境内林は、海洋による温暖な気候によって生育が促された暖帯性樹叢から成り、参道両側には樹齢300年を越えるヤブツバキやタブノキが点在し、さらにオオバイボタ、スダジイ、ヒサカキなどの常緑広葉樹が生育しているそうです。本殿脇から背後に広がる境内林は、スダジイ、タブノキなどの高木層と、ユズリハ、モチノキ、ヤブツバキ、シロダモなどの亜高木&低木層で構成されており、この地域における本来の自然植生の姿をとどめた自然林として学術的にも貴重なため、茨城県の指定天然記念物になっています。どれがどの樹だか、さっぱりわからなかったのですが、このトンネルは本当に見事ですよ~♪
トンネルを抜けると、狛犬と大鳥居が現れる(写真左)。巨大な本殿と千年以上も本殿を海風から守ってきた境内林の取り合わせが、独特の雰囲気を醸し出していた。酒列磯前神社、気に入りました!
見事な佇まいの本殿。神社の創建は856年。1702年に、現在地に遷宮された。境内には、いろいろ面白いものがあったので、さらに紹介すると・・・
(左上)神社の中にある神社。右から水神社、富士神社、事比羅神社、天満宮、稲荷神社(稲荷神社はフレームに収まらなかった)。酒列磯前神社にお参りすれば事が済むように、各神社の支社を置いたのか、それとも酒列磯前神社が現在地に移った際に、もともとここにあった神社や維持管理できなくなった神社をまとめてみた?
(右中)九代目の水戸藩主(水戸徳川家)の斉昭公が腰かけたという石。水戸斉昭は、最後の徳川将軍=慶喜の父。ちなみに黄門様(光圀)は二代目藩主。
(左下)平磯町の見事な御神輿。いつ担ぐのだろう?
(左)この馬も神様なのだろうか? さい銭箱があるし・・・小さな鏡餅と梅の造花がお供えされていた。
(右)五連の神社の一番左にあった稲荷神社。狐の顔が面白い。お賽銭を入れた。
(左)大願成就のカメ。宝くじを当てた人が奉納した。撫で撫ですると、運が回ってくる?
(右)左手(北側)に降りると海に出る。ニワトリさんは、ここを下って海沿いを歩いた。
(左)夜になると、参道の両側に並んだ枝がタコの足のように動いて襲いかかってくるような・・・樹齢300年以上ともなれば、それぐらいのことができるような気がする。石灯籠も見事!
(右)本堂の装飾も素晴らしい! 次回もお参りするつもり。
よかったです。
(吉田)
ありがとうございます~♪