ラッピング山手線を追う?

2009-12-04 23:55:25 | 鉄道紀行&乗り物





 新宿駅15番ホーム。山手線命名100周年記念のラッピング車両が来るまで5回ほど試し撮りする時間があった。35mm換算157mmの望遠側を使って縦位置の写真を1枚撮ってから、形が最も正確に出る60mm近辺にズームリングを戻して横位置で1枚。モニター画面で確認すると、毎回ばっちり撮れている。「さて、そろそろラッピング車両が来るぞ」と本番に備えて膝を落としたら、目の前に一人の乗客が腕組みして立ち塞がった。
「よりによって、なぜ今なんだ! 親父、危ないぞ、黄色い線の内側に下がれよ」と心の中で毒づくいたが、下がる気配は全くない。平然と黄色い線の外側に立っている。「親父~、電車が来るよ。頼むから下がって!」
 心の叫びは親父に届く筈もなく、ニワトリさんは親父が画面に入らないよう、立ち位置とカメラの向きを変えた。側面が殆ど写らなくなってしまうが致し方ない。縦位置の方は何とかなったが、横位置は駄目だった。どうやっても入ってしまう(でも、一歩は下がったんだね!)。そうこうしている間に電車は近づいてくる。「南無三!」
 あわててシャッターを切ったが、頭が欠けてしまった! 本番になるまで、この位置に立つ乗客は一人もおらず、自分ももっと右側でカメラを構えることができたのに・・・。



 Angela さんのブログ「そしてどこに行く」に、神宮外苑前の銀杏並木のとても素敵な写真がUPされています(さすが、元写真部。ベオグラードの写真も素敵です!)。おそらく彼女たちは日曜日にこの界隈を散策したのだと思いますが、実はニワトリさんも一日遅れの月曜日に、渋谷のル・シネマで『パリ・オペラ座のすべて』を観た後で、原宿・代々木・新宿と歩きました。
 山手線と並行して歩いていけば、命名100年を記念したラッピング車両と、どこかですれ違えるだろうと考えたのですが、そちらの方に気を取られてしまって、手の届く距離にいたのに、外苑前の銀杏を見ずに帰るとは・・・まあ、Angela さんの写真のおかげで、行った気になれたから良しとしましょう。
 それにしても、一日違いとはいえ、ニアミスしていたんですね~。そのうちどこかで、ほんとにばったり出会うかもしれません。そのときは、何て挨拶しようかな?


(左)神宮前。歩道橋を渡るのが面倒で、ガードレールを乗り越え道路を横切ろうとした。背後から電車の近づいてくる音が聞こえてきたので、「そろそろ来たりして?」と線路を見上げたら、本当にラッピング車両じゃないの! 急いで歩道橋を駆け上がったが、無情にも電車は通り過ぎてゆき・・・。
(右)1時間後、またしても「そろそろ来たりして?」と思った直後にやって来ました。やっぱり、行き当たりばったりでは駄目ですね。日頃から精進して撮影ポイントを見つけておかないと・・・。

 すいません、もう眠くて・・・続きは明日にでも・・・。