気象予報士 村上繁郎のブログ

気象予報会社「ファインウェザー」の気象予報士です。身近な気象現象や季節の出来事などを気象予報士の目を通して綴ります。

梅雨らしくなりそう

2017-06-19 11:33:13 | 気候

21日は、梅雨前線が西から北上し、前線上の低気圧が日本海側に進む予想。

22日にかけて西日本から東日本の広い範囲でややまとまった雨になりそう。

どうやらその後も、梅雨前線が本州の南岸沖に停滞し、梅雨時らしい気圧配置が

続きそうだ。

19日気象庁発表の、1週間先26日までの予想天気図。網のかかっているのは

24時間で5mm以上の雨量が予想されるエリア。雨量1mm以上であれば、このエリアは

多少広がるだろう。24日は日本海に高気圧が予想され、曇り予想。

降るべき時には降ってほしい。

アゲハがサンショウの葉にとまっていた。ちょっと夏っぽい。

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雨がほしい

2017-06-15 11:42:20 | 気候

梅雨入りが発表されてから雨が少ない。

梅雨前線は、小笠原諸島と伊豆諸島の間に離れて停滞し、なかなか北上してこない。

13日、関東地方で降水。これは梅雨前線によるものではなく、湿った空気が流れん込んだことによる

関東地方の局地的な雨。小田原の雨量は10mm。1㎡に10リットル。家庭菜園の作物には

恵みの雨だが、農家にとってはもう少しまとまった雨が必要ではないだろうか。21日は

前線上の低気圧の通過で雨が予想されるが、その後はといえば、前線は再び陸地から離れそう。

梅雨時といえばハナショウブとアジサイ。

アヤメが終わりハナショウブが見ごろ。アヤメは普通の乾いた土地で育つが、ハナショウブは乾いた

ところでも湿地でも育つ。アヤメは花弁の付け根付近が網目模様。ハナショウブはその部分が黄色、

ちなみに湿地で育つカキツバタは花弁の付け根付近が白くなっている。アヤメもショウブも漢字では

『菖蒲』となるのが話をややこしくさせている。

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神代木、年代

2017-05-11 19:15:23 | 気候

10日に書き込んだ、神代木の年代測定の結果に聞き違いがありました。

紀元前400年より少し前ということです。つまり、写真の神代木が芦ノ湖に

水没したのが紀元前四百数十年ごろ。樹齢が500年あまりなので、発芽し

成長を始めたのが紀元前九百数十年。大涌谷の爆発(噴火、水蒸気爆発?)で、

山体崩壊し、川がせき止められ、芦ノ湖の水位が現在の高さになったのが

紀元前1100年ごろ。荒れ地に樹木が茂るのには100年ほどかかるらしいので、

この神代木の年代測定結果は箱根山の歴史とのずれはなかった。

方程式が解けたときのような快感を覚えます。

 

 

 

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神代木(杉)のロマン

2017-05-10 09:35:34 | 気候

久々の雨。乾いた畑が潤った。降り始めから10日8時までの小田原アメダスの降水量は

わずか6.5mmだが、1メートル四方では、6.5ℓの水の量になる。自分で畑に撒くことを

考えれば恵みの雨。

毎年咲いてくれる拙宅の庭の『三寸アヤメ』。雨上がりが絵になる。

  *     *     *

これは、芦ノ湖に水没していた神代木。杉と思われるが、確認できていない。

主人が同級生の箱根早雲山の旅館『山田屋』さんの露天風呂のオブジェになっている。

先日放送されたされたNHK『ブラタモリ』で、タモリさんと近江アナがここで足湯に

つかっていた。

この他にもいくつかの神代木が保管されている。これらは『山田屋』さんの親戚の

建設業の方がかなり以前に、芦ノ湖の桟橋の工事のとき、湖畔付近から引き揚げた

ものを、廃棄するには忍びないということで持ち帰り、磨いたりして保管して

いたが、その方が亡くなったあと、管理に困り、これらの『神代木』は『山田屋』さんで預った

ということ。

これは切り株にされたもの。テーブルとして使用していたらしい。

縁の部分をマクロレンズで拡大すると年輪がぎっちり詰まっている。1mmに2本ぐらいある。

年輪の数を数えると500本あまり。樹齢500年以上、ということになる。

『山田屋』さんでは同時に引き上げられた『神代木』の表皮部分の年代測定を信頼できる

ところに依頼した。その結果は、95%以上の確率で紀元前700年。

この切り株が樹齢500年であれば、さらに500年前の紀元前1200年、今から約3200年前に

成長を始めたということになる。

知り合いの、地球博物館主任研究員笠間知博さんによれば、紀元前1000年より少し前に

大涌谷の噴火で山体崩壊し、川がせき止められ、芦ノ湖が現在の水位になったといわれている。

その後、山の斜面で成長した木(杉)が、紀元前700年ごろ、何らかの原因で生じた土砂崩れか

地滑りで芦ノ湖まで押し流され水没した、ということが推測されらしい。

崩壊した山肌に木々が育つのは100年ぐらいかかるらしいが、すると、この樹齢500年の神代木が

水没したのは、年代測定結果より100年ほど後になるのか、もしくは大涌谷噴火(水蒸気爆発?)

による山体崩壊が100年ほどさかのぼるのか、この切り株の年代測定など、再調査してみないと

不明です。

『山田屋』さんでは、いずれ、この神代木を、目立つところに、説明書きを添えて展示したい

とのことです。

 

 

 

 

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ロール雲

2017-04-29 22:20:07 | 気候

29日12時ごろの相模湾。長さ40㎞ぐらいだろうか、東西にのびるロールケーキ状の雲が発生した。

日本海から上空の気圧の谷が近づき、南の風が強まり始めた昼前に、陸上に発生したロールケーキ状の

雲がゆっくりと海上まで進んできた。写真ではわからないが、雲の手前のふちが上に向かって湧き上がり、

雲全体でみるとロールケーキが逆回転するように、風上である南に向かってゆっくり進んでいた。

急に吹き始めた南風と、陸上に滞留していた空気がぶつかり、その境い目に発生した局地的な前線のようなもの

思われる。1時間足らずで消えてしまったが、ちょっと珍しい現象に遭遇できた。

 

 

 

 

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芦ノ湖サクラマス

2017-04-29 22:06:38 | 気候

今年の芦ノ湖、サクラマスが絶好調。写真は全長49㎝、まずまずのサイズだが、29日には57㎝という

大型が釣れたらしい。芦乃湖漁協が稚魚放流し、ワカサギなどを食べて成長したため、ヒレはピンシャン。

身は赤く、その味は『サケ』。釣る難易度は高く、今、芦ノ湖のアングラーの間では、最高のターゲットと

されている。連休が明けたら再度チャレンジ。

 

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ツツジの季節

2017-04-26 11:19:16 | 気候

箱根芦ノ湖畔、自生のミヤマツツジが咲き乱れる。

毎年のことだが、4月下旬からヤマザクラなどと共に花を開き、湖畔が華やかになる。

しかし、この湖畔のツツジ、湖面からしか見ることはできない。

多くの木々が芽吹き始め、いよいよ新緑の季節。ゴールデンウィークの箱根には多くの

観光客が訪れる。富士山や大涌谷、黒たまご、温泉ばかりでなく、箱根の花と新緑を

じっくり見てほしい。

*   *   *

NHKの某アナウンサー曰く、NHKが『ゴールデンウイーク』といわずに『大型連休』を

使うのは、「連休中も休めず仕事をする多くの人たちへ配慮」、ということらしい。

気象予報業務も大型連休はありません。

 

 

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地域のサクラ

2017-04-15 21:13:13 | 気候

小田原市は一定の人口に対してのサクラの本数が多いらしい。

市の中心部は城址公園があり、桜一色。市街地から外れると酒匂川に流れ込む

中小河川や水路・農業用水が多くあり、今の季節、いたるところで

満開の川沿いのサクラ並木を楽しめる。それぞれの地域の人たちが苗を植え、

永いこと管理してきたのだろう。数本のものから、数十本以上の桜の名所になって

いるものまで、その規模は様々。

 酒匂川左岸、河口に近いところ、国道1号線『連歌橋交差点』近くの用水路の桜。

規模は違うが東京の目黒川や神田川に負けず劣らずきれいです。

すでに満開を過ぎて葉桜になりつつある。

…花びらの川面を流れるさま、いとをかし…。(枕草子風、"西湘"納言)

17日から18日にかけての低気圧が発達しながら日本海に進む。18日は花散らしの雨。

来年も穏やかな気持ちで花を見たい。

 

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記録的に遅い満開

2017-04-12 21:26:10 | 気候

小田原市内のソメイヨシノが満開のようだ。

気象庁の官署がないので公式に開花の発表も満開の発表もされることはないが、

ハラハラと散り始めているので満開としてよいだろう。

4月12日のライトアップされた小田原城お堀の桜。平日ではあるが夜桜見物の人で

かなりの賑わい。

水面の花筏を期待したが、満開になっていなかったためか、昨日の雨で散ることは

なかった。

先月24日に開花を確認、それから18日。4月も10日を過ぎれば葉桜が普通。今年は

なんと、4月も中旬になろうかという頃にやっと満開となった。3月の低温傾向の

影響だろうか。

小田原では、ピッカピカの一年生たちは満開の桜をバックに記念写真を撮ることは

できなかった。

 

 

 

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名残雪

2017-03-31 11:30:20 | 気候

31日未明、気象庁発表の1日9時(日本時間)の予想天気図(数値予報図)。前線を伴った

低気圧が明け方伊豆諸島南部を北東へ進む。三陸沖に張り出す高気圧から北東気流が

関東地方に吹き込む。破線で表される降水量は関東南部で10~15mm。

関東の平野部に雪を降らせやすい典型的な南岸低気圧の通過。

上空の気温は・・。

 

同時に発表された高度1500m付近の気温。0℃の等温線は八丈島付近に予想され、-3℃の

等温線が関東南部に予想されている。その-3℃の等温線は関東付近で南側に湾曲し、

関東地方への冷たい空気の流入を示唆しているように見える。関東平野部の地層付近に、

北から冷たい空気が流れ込めば 、関東南部ではしっかり雪になる気圧配置。

1月から2月であれば関東南部・東京神奈川でもしっかりと雪が積もりそう。

夕方から翌朝までという降水の時間帯であり、、4月1日という『季節は春』ということを考慮しても

関東地方平野部でも、1日朝には積雪となっている可能性は十分あると思う。

箱根では15cm前後の積雪になるだろうか。

翌2日は、高度5400m付近で-30℃以下の強い寒気が東日本上空に流れ込む。

大気の状態はかなり不安定。山沿いではにわか雪・発雷などの天候の急変に注意が必要となる。

 

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