気象予報士 村上繁郎のブログ

気象予報会社「ファインウェザー」の気象予報士です。身近な気象現象や季節の出来事などを気象予報士の目を通して綴ります。

春三番

2017-02-22 20:29:55 | 気候

22日夕方、小田原の北の空、レンズ状の雲が重なって発生した。上空で南西の風が強く吹き始めたらしい。

明日23日は日本海沿岸に低気圧が進み、前線や低気圧に向かって南から暖かい空気が強く流れ込む。

その、予兆というところ。

春一番が吹いたのは17日。

17日12時の地上天気図。

そして、20日には再び日本海に低気圧。

20日12時の地上天気図。

そして、23日9時の予想天気図。

3日ごとに低気圧が日本海で発達。『春二番』『春三番』となってしまった。

低気圧の進路が、17日は日本海北部であったのが、20日は日本海中部、そして23日は

山陰から北陸沿岸、と、南よりに変わってきている

4日後の27日にも気圧の谷の通過が予想されているが、27日は本州の南の海上を進む

いわゆる『南岸低気圧』。気温が低ければ関東では雪の可能性もある。

   *      *     *

『春一番』とは、初春の日本海低気圧による暴風に対する注意を喚起するために使われはじめた。

過去には漁師さんのあいだでは『春三番』ぐらいまでいわれたらしいが、最近は『春一番』が

春の風物詩のごとくメディアなどで扱われるようになった。

しかし、今年のように、気圧の谷が通過する三日ごとに日本海低気圧による大荒れの天気、

というのはかなり稀と思う。

寒冷前線の通過に伴い、25m/sを超える突風、時には竜巻が発生し、台風直撃のごとき暴風となる。

さすがに雨量は台風に遠く及ばないが、雷を伴った激しい雨も伴う。

『春一番』や5月ごろ日本海で急速に発達する低気圧を決してなめてはいけない。

 

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余寒続く

2017-02-11 23:35:44 | 気候

強い寒気が南下し、立春を過ぎてから強い冷え込みが続く。

二宮沖の相模湾からの箱根山と富士山。10日から11日の未明にかけて、上空の寒気の

影響で静岡県東部から神奈川県西部で雪雲が発生し、神奈川県東部から千葉方面へ

広がった。

小田原アメダスでは1mm程度の降水量ではあったが、夜には気温が下がり、箱根や小

田原市などの西湘地区はうっすら雪が積もった。

寒い季節、ネコは巧みに窓から差し込むひなたを探しうたた寝。

  *  *  *

今、相模湾ではホンカマスが釣れている。(釣るというよりも引っ掛けだが・・)

4月ごろまで続くだろうか。この季節の定番になり、ポイントは釣り船でにぎわう。

よく売られているヤマトカマス(ミズカマス)の仲間だが、ホンカマス(アカカマス)は

アブラカマスとも呼ばれ、サイズはヤマトカマスより一回り以上大きく、脂が乗り、

激旨で高級魚。『引っ掛け』などという釣り方でも人気があるのはおいしいからだろう。

 

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カワセミ、やはり美しい

2017-02-01 22:09:42 | 気候

釣りをしながらカワセミ観察、撮影。

チッチッとさえずりながら、ペアで水面付近を飛び回っていた。

下の嘴(くちばし)の赤いのがメス(上の写真)。オスの嘴は上下共に黒い(下)。 

カワセミ観察は晴れた日に限る。

漢字では『翡翠』。陽が当たると、その羽は美しく輝き、背中のコバルトの色合いは

光の加減で変化する。『渓流の宝石』と呼ばれるのも納得。

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滝の氷結

2017-01-17 19:20:26 | 気候

酒匂川の支流、狩川の上流部、南足柄市の矢倉沢にある夕日の滝が

今回の寒波で半分ぐらい氷りついた。

17日朝の夕日の滝。15日の小田原アメダスの最低気温は‐4.3℃。

小田原で、最低気温が‐4℃より低くなるのは一冬で1~2回あるかないか。

この夕日の滝は、谷間のため夜間は強く冷え込み、水滴やしぶきが周囲の岩や木の枝に

付着し氷りつく。特に冬場は陽の当たることはないので、特に暖かくなければ日中も

融けにくい。

過去には、滝の上部から滝壺まで氷がつながり、全面結氷ということもあったらしい。

*   *   *

『氷結』『凍結』広辞苑では『=』がつき同義語の扱い。しかしニュアンスは異なる。

「山中湖が氷結し、わかさぎ釣りが・・・」『凍結』はおかしい。

「水道管」「路面」は『凍結』。『氷結』を使用することはない。

『凍結』はカチカチに凍り付いた、いかにも困った物理現象のイメージ。『氷結』は

冬の風物詩、といった感じの自然現象の氷のイメージ。

滝が氷りつくのは、やはり『氷結』でよいと思う。

同じように『融ける』『解ける』も使い分けがありそうだ。国語力不足の私の

個人的解釈でした。

*   *   *

 

20日は南岸低気圧。関東平野南部で雪か雨か微妙な上空の気温の予想。

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第一級寒波

2017-01-12 10:28:34 | 気候

12日未明、気象庁発表の72時間先、日本時間14日21時の予想天気図(数値予報図)。

上側は、500hPaの気圧の高度(約5100~5700m)を予想した高層天気図。

北日本上空に大きい低気圧が予想されている。強い寒気を伴い『寒冷渦』と呼ばれるが、

今回の寒冷渦の中心付近の気温は-42℃以下。第一級の寒気の到来。14日夜から

16日にかけて列島は厳しい冷え込みになる。

下側は同時刻の地上天気図。等圧線が日本付近で狭い間隔で南北に連なり、

典型的冬型の気圧配置。北日本を中心に大荒れ・豪雪となりそう。

    *     *      *

小田原では早咲きのウメが開き始めている。

厳しい寒さのなか、開くのが梅の花。冬の真っ最中に『初春』という季節感は梅の花あってこそ、

と思う。

大寒は20日。まだまだ厳しい寒さは続きそうだ。

 

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今日は火星

2017-01-03 19:14:41 | 気候

3日の夕方5時半ごろの南西の空。

昨日金星の近くにあった月は、今日は大きく西へと離れた。(写真の右下が金星)

少し太くなった月のすぐ右側に、ぽつんと小さい赤い星。今日は月と火星が接近して見えた。

火星の明るさは1等。-4.3等の金星のようにぎらぎらと明るくはないが、その赤さで火星と分かる。(写真の右端)

現在火星は、地球からの距離は太陽よりも遠くにあり、さらに離れつつある。

今夜遅くには『しぶんぎ座流星群』が極大(流星の数)となる。

10~20分も見上げていれば、一つや二つは星が流れるだろう。

 

 

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月と宵の明星

2017-01-02 19:42:38 | 気候

2日夕方、日没後、南西の空で月齢4の月と金星がランデブー。

-4.2等の金星と月がきらきらと輝き美しい。3日は月に火星がさらに接近して見える。

 

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カワセミ

2016-12-20 19:38:30 | 気候

釣りをしながらカワセミを待った。黙々と釣りをしていると2mほどの距離の枝にとまることがある。

望遠レンズのピントを合わすことができないほどの近さ。戸外で何かに熱中していると、

ごく至近距離で、羽を休めたり、えさをついばんでいたりする野鳥に気がつき、『おっ』と思うことが

ある。人から殺気を感じないのだろう。

程よい距離にとまってくれたカワセミ。陽に光る背中のコバルトが美しい。

水面にダイビング。小魚ゲット!(その瞬間は、私の技術では撮れません。)ダボハゼ(チチブ)

のようだ。この季節は葉が落ちているので野鳥を撮りやすい。

21日は冬至。日の入りの時刻はこれから僅かずつ早くなり、日の出の時刻は1月7日ごろまで

一年で最も遅い期間になる。

年賀状を書かないとやばい・・・

 

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今月だってスーパームーン。

2016-12-14 23:42:27 | 気候

12月14日は満月。雲間から大きい月が見えました。

先月の満月は、メディアが『スーパームーン』と大騒ぎ。

11月の満月と今月の満月前日の13日の月と地球の距離(月の中心と地球の中心の距離)

の差は1,724㎞。約36万kmに対しての1,724㎞です。0.00479%。

地球は自転しているので、地上では朝夕よりも夜半ごろが月に近くなる。その差は

赤道付近なら地球の半径の約6000km。1,724㎞という距離の差は無視してもよい

レベル。

今月の満月も、十分に『スーパー』なのですが、まったく話題になっていません。

     *   *   *

芦ノ湖が15日から禁漁になる。今シーズンも楽しませていただきました。

精悍なサクラマス(上)、ワイルドなブラウンに再会できるできるのは来年3月1日以降。

来シーズンもよろしく、です。

 

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積雪、超・・早

2016-11-25 11:58:27 | 気候

24日は、東京では54年ぶりの11月の初雪。そして、観測史上初の11月の積雪。

小氷河期があった江戸時代のことはわからない。

箱根では多いところでおよそ20cmの積雪。箱根でも、明治以降初の11月の積雪

かもしれない。

25日朝、芦ノ湖の南、富士見峠付近からの眺め。

こちらは、元箱根湖畔。‐2~3℃まで気温は下がったと思われる。湖面の水温がまだ

13℃ぐらいあり、水面で水蒸気が凝結し『気嵐』になっていた。

 

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