厳粛な結婚式では、感極まった祖母がハンカチを目に当てるシーンを目撃。
新婦のご指名でお色直しのエスコート役を務めた祖母。
嫁ぐ孫 見守る祖母の 目に光る 涙のしずく 思い溢れて
「結婚式に招かれたけど、出るつもりはなかったんだよ。だけど、直前に孫娘が来て、『おばあちゃん、結婚式には絶対来てよね』と念を押されたもんで出席したんだよ。」
「孫娘の花嫁姿を見れてよかったよ。出席して本当に良かった。もう思い残すことはないよ」
昨日行われた姪の結婚式ではからずも耳にした93歳の義母の述懐である。
生まれてから成人するまで一緒に住み暮らし、孫娘の成長をつぶさに見守って来たおばあちゃんとしては、その晴れ姿に一入(ひとしお)思いがこみ上げてきたのだろう、結婚式の色々な場面でハンカチで目頭を押さえるシーンを何回も垣間見た。
祖母が流した涙に「無償の愛」が深く溢れているように思われて強く印象に残った結婚式であった。
孫の結婚、ひ孫の誕生とおばあちゃんにとっては幸せな時間が続いていて何よりですね。