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オリンピック選手になるような人は違うんだなと思ったこと

2010年02月20日 10時42分11秒 | Weblog
昨日午後eoがトラブッたらしくてインターネットが、急に使えなくなって、一日遅れになってしまったけれど、載せさせて頂きます。

バンクーバー・オリンピック フィギアスケート男子の部で、高橋大輔が銅メダルを獲った。
金メダルはアメリカのライサチェック、前回のトリノ・オリンピック金メダリストのロシアのプルシェンコは銀メダルになってしまった。
一昨日のショートプログラムの出来では、プルシェンコの金メダルは間違いないだろうと思われていたのだけれど、今日のプルシェンコの演技は、4回転ジャンプを成功させはしたけれど、何処となく危なっかしい感じで、別人のようであった。
ライサチェックは4回転ジャンプはしなかったけれど、ほぼ完璧な演技という評価を得ていた。
確かに安心して見ていられる演技であった。
高橋大輔も4回転ジャンプに挑戦したのだけれど、失敗してしまった。
それでもその後は落ち着いて確りと演技したので、かろうじて3位にはいれたと言う感じであった。
織田信成選手もショートプログラム4位で、最終組(ショートプログラムで、上位の成績者の組)で演技したのだけれど、曲の中程でジャンプに失敗して転んでしまった時、シューズの紐が切れるというアクシデントが有った。
こんな事はオリンピック始まって以来らしいけれど、3分以内に再開すれば演技を完成させる事ができると言うことになっていて、大急ぎで靴紐を結んで、曲の止まった所から再び落ち着いて演技をやり遂げ7位に入賞した。
高橋選手がオリンピックに名の残るような演技がしたいといっていたけれど、
別の意味で織田選手の方が、オリンピックに名を残す事になった感じである。
しかしながらこんなアクシデントの中でも、落ち着いて処理して、最後までやり遂げると言うのは、さすがだなと感心させられた。

高橋選手は一昨年の大怪我で、昨年シーズンは手術とかリハビリとかで、スケートをする事もできない状態だったのを、昨年一年かけて元通りの状態まで回復させて、やっと今シーズンの復帰を果たしてのメダル獲得なのだから、大変な努力の人といえるだろう。
日本勢は小塚選手も8位に入賞となっている。
若手の小塚崇彦選手は4回転ジャンプにも成功したのだから、次のオリンピックでの活躍が期待できる。
明日から女子フィギアが始まるけれど、こちらも楽しみである。
私としたら真央ちゃんに金メダルを獲らせて上げたいのだけれど・・・・・

昨日のスノーボード・ハーフパイプの国母選手は、思い切った演技をしたのだけれど、
残念ながら終わり間際に、手を突いた為減点になってしまった。
それでも8位に入賞はまずまずと言えるのではないだろうか。
国保選手も難しい技に挑戦して失敗したのだそうである。
スノーボードで1位になったアメリカのショーン・ホワイト選手は、1回目の演技だけで既に金メダル獲得が決まっていたのだけれど、本人の意思で2回目の演技もやって見せた。
スノーボード・ハーフパイプは満点が50点だから、
40点以上出せたら、相当上位になれる。
1回目で46点台を出してトップだったショーン・ホワイト選手は、
2回目にはさらに難しい(危険な)演技をして、48点台を記録したのだった。
スノーボードを足につけて、斜面を滑りあがった挙句に空中で宙返りまでしてみせるのだから、間違って氷の上に逆様に落ちたりしたら、命の危険さえあるかもしれない。
見ているだけでも冷や冷やさせられるような競技なのである。
そんな危険をものともせずに、選手たちは次々と勇ましく滑り降り滑り上がる。

国保選手がカナダに着いた時、オリンピック選手の制服を普通の着方をしないで、
ぶっ飛んだ着方をしていたと言うことで、非難ごうごうとなっていたけれど、
スノーボードの競技を見た時、これは余程ぶっ飛んだ人でなかったら、やる気になる競技ではないだろうから、ある意味仕方なかったのかもしれないと思った。
普通の神経の人だったら、ここまで出来る様にはならないだろうし、
初めからやってみようと言う気にさえならないだろうと思えるような、
危険極まりない競技であった。

金メダルが決まっていたら、もう危険な演技をしなくても良いのに、
更に難しい技をやって見せた彼にとっては、メダルは勿論重要ではあるけれど、
メダルさえもらえたら、「もうこんな危険な事はやりたくない」と思うようなものではなく、
パフォーマンスを見せるチャンスは、危険であろうとどうであろうと絶対逃したくないという気持ちだけだったのではないかと思った。
スノボーの様な危険な競技の達人達は、普通の人間だったら臆するような危険なことを、軽々とやって見せる事に、生きがいを感じている様な、命知らずの猛者ぞろいなのだろうと思った。

そんな若者達は、所謂お行儀の良い慎重居士とは、全然違う人種なのではないだろうか。
そんな者に普通の感覚の人間になれと強制したら、
角を矯めて牛を殺すと言うことになるのかもしれないと思ったのだった。


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3 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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基本的に Winter Sports は死と隣り合わせ (kaetzchen)
2010-02-20 19:41:31
大学の教養部では体育の授業というのがありまして,3単位つまり半期ずつ3回,一年半履修しないといけないことになっています.

私の場合,たまたま抽選に当たって,冬休み明けに一週間のスキー合宿で1単位もらえるという幸運に巡り合いました.

国立大共同利用施設というのがありまして,近隣の大学からも全て無料で,大型バスで山奥のスキー場へ連れて行ってもらい,元国体選手の教官に基礎の横歩きやボーゲンからスキーを教えてもらいました.

ところが,若い男女が集まってる訳ですから,当然カップルもできてしまう訳です.夜は酒屋で仕入れてきた酒やつまみを持ち込んで,娯楽室をディスコに見立てて騒ぐ毎日でした.教官も毎年のことですので,深夜になっていきなり「今何時だと思ってるんだ!」と雷を落としておしまい,という(笑)

しかし,ある日,教官が青ざめて,夕食後の点呼でカップルがいなくなったと言いだし,吹雪の中,彼らの捜索をしたことがあります.当然,奴等は単位取り消しとあいなりました.教官が皆んなを食堂に集めて,冬山の危険さをとつとつと話したことを今でも覚えています.

スノーボーダーなんて,顔を切ったりするから怖いですよ.
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kaetzchen様 (和久希世)
2010-02-21 10:53:30
楽しい授業があったのですね。
私は只のスキーもした事が有りません。
滋賀県では公立中学校で授業として、スキーに連れて行かれるのですが、娘はそれが嫌で仕方ないようでした。
同じように運動神経は鈍いのですが、私のほうは、やってみたいと言う気持ちは有ったのですが、そのチャンスに恵まれませんでした。
今更どうにもしようが有りませんが・・・・・
返信する
基本的に雪国ですからね (kaetzchen)
2010-02-21 17:41:49
確かに大津から彦根にかけての,琵琶湖の南岸では雪がほとんど積もらないので,工場地帯やら住宅街やらがどんどん増えていますね.

でもねー,それ以外の地域って,無茶苦茶雪が降るってことを知らない人が多いんですよねぇ

もう40年以上昔の話.北陸本線の長浜から北は交流電化していて,交流電気機関車に引かれた客車列車が走ってました.そして,起点の米原から貨物駅の坂田や田村までは直流電化してたんですね.つまり,これらの駅までは交流の架線も来ていたのですけど,当時はまだ交直流機関車とか交直流電車というのは高価で北陸本線には導入されてませんでした.

米原駅は面白いことに,在来線と新幹線が同じ平面で走ってる駅で,狭っ苦しい暗い地下道で繋がっておりました.ところが……北陸本線のホームで列車を待っていると,やって来たのがD51に引かれた客車列車でした.オヨヨ.そう,交流区間の田村駅でD51と電気機関車が入れ換えをするという,何とものどかな風景が,ひたすら降り続く雪と一緒に見られたのが今でも心に残っています.新幹線とSLが同時発車なんて,他には東京⇒横浜間で行われたSLさよならイベントくらいなんじゃないでしょうか.
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