未婚で、私の友人(男)が母親からもらった手紙。
ちょっと、考えさせられたので、
許可を得て、アップしました。
友人は、
二人兄弟で、妹はすでに、遠くに嫁に行き、父は、10年ほど前に他界して、
母と息子の二人暮しです。
結婚していない私の息子へ
私は、もう70を超え、あなたも、もう40過ぎになります。
私がもう少し年老いて、介護が必要になった時、やさしいあなたは、仕事も制限し、私のことを面倒見てくれるでしょう。
好きな人がいても、私のことを考え、また好きになった人が介護をしなければならないことを考え、付き合うことさえ二の足を踏むそんなやさしい子です。
けど、私は、そんなやさしい子にはなってほしくありません。
世間の皆様は、親の介護の為、結婚もせず、本当に親孝行の息子というでしょう。
けど、それは、親孝行とは思いません。
親の介護を理由に、あなたの自分の大切な人生を使うことは、親にとって苦しみです。
あなたの幸せが私の幸せです。親のことで自分の人生を終えてほしくないのです。
私を理由に、自分の人生に二の足を踏むような弱い子どもにはなってほしくありません。
あなたが生まれた時、私は自分の親よりもあなたの幸せを願いました。
あなたの笑顔を見るたびに、幸せでした。
あなたの幸せが、私の幸せです。
親の介護のために、あなたの時間が使われていくのを見るのは、私にとって幸せなことではありません。
時々、顔を見せて、時々、一緒の時間を過ごしてくれればそれで私は幸せなのです。
自分の人生を自分の力でこれから過ごしてください。
これからでも遅くはないのです。自分の家族を作って生きていって欲しいと思うのです。
やさしい子に育ってくれました。本当にいい子に育ってくれました。
人の気持ちもよくわかるいい子に育ってくれました。
あなたに足りないのは、恋愛で傷ついてもまた新しい恋を見つけていく強い心です。
あなたが、好きな人と、一緒に過ごす時間を大切にしてください。
それが私の一番の幸せなのだから。
大好きな息子へ。
お母さんより。
「婚活しようかな?」と考えた手紙だったそうです。