天空☆faya-y的毎天☆

~faye-yの日常~ 天空疊著層層的思念。

文楽初春公演

2017-01-04 22:32:26 | 観劇
初春文楽公演



第1部 午前11時開演
国立劇場開場五十周年を祝ひて
寿式三番叟(ことぶきしきさんばそう)

奥州安達原(おうしゅうあだちがはら)
 環の宮明御殿の段

本朝廿四孝(ほんちょうにじゅうしこう)
 十種香の段/奥庭狐火の段



第2部 午後4時30分開演
お染/久松 染模様妹背門松(そめもよういもせのかどまつ)
 油店の段/生玉の段/質店の段/蔵前の段



新春早々、一部二部通してきました。なぜなら手ぬぐいまきがあるから。
といっても、二部は2等席だったので望み薄。1部に賭けていたら、目の前の通路に立つ人がそれはないと思うわ!でも、全然飛んでこなかったけど。
二部の方が寛太郎さんががんばって後ろまで飛ばしてくれて一番後ろまで届いていました。が、今年も取れず。うぅ。
一部は寿式三番叟で、最初の方に能「翁」を義太夫節にもってきたのが演じられてからいつもの。舞台中央に太夫さんと三味線さんが並ぶのは壮観なのですが若干声が遠かった。
安らかな眠りについた後は、私が本公演で一番楽しみにしていた「狐火の段」勘十郎さんがステキです。←感想これだけかいっ!でも、やっぱりここを見て欲しい。
そして、二部はお染久松もの。丁稚とお嬢さんの悲恋。
最近「新版歌祭文」野崎村の段 は、よくかかっていたようですが、「染模様妹背門松」ははじめて。ははぁ、なるほどね。違う話ですが背景が一緒です。
丁稚とお嬢さんというから二人とも若いのです。で、お嬢さんには許嫁ができてそこには嫁ぎたくないとかなんとか。
陥れようとする番頭、その二人の危機を救うのが許嫁っていい人すぎるぞー。丁稚との恋には目をつぶってくれるのですが、このお二人さん燃え上がって妊娠までしちゃうのです。私は大人ですから、あーあと思って悲恋の行方を見てますが恋に生きるというか死ぬというのが究極の恋愛物語なんだろうなあ~と。正月早々心中ものですが。
人形遣いのみなさん、キャリアのある方から主役には遠い役。憎まれ役の方が芸の深みが必要なんでしょうね。



余談ですが、番頭は善六、発音に要注意の私は善六の名前がでてくる度に覚えなければモードで聞いておりました。
コメント
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