山峡に暮らして見れば…

変り行く四季の移ろいを、過ぎ去りし日々の追憶と共に…
 日常感じたことも…

幻の埋蔵品探し

2010-01-28 20:49:32 | 雑記帳
 
 先日のお伊勢参りで寄った刃物店のウインドウの日本刀を見て思い出した
ことがあります。
 それは亡父が敗戦直後に進駐軍の厳しい探索から免れるために、
近くの畑へ埋めたと云う我が家伝来の日本刀の行方です。

 我が家の先祖様は享保年間から始まり、多分農民だったと思います。
 天保の大飢饉にも餓死することなく、運よく生き残って現在に繋がっている
ものと思われます。
 いざと云う場合は武装して戦争した「足軽」だったのでは思ったりします。
 親父の言葉では火縄銃もあったようですが、玩具にして壊してしまったとかでした。
 しかし日本刀は私も目撃した確かな記憶があるのです。

 親父は敗戦直後に油紙に包んで芋畑に埋めたと云うのですが、その後茶畑に
改植した時に掘り返して探索したけれど、見付からなかったと云うのです。
 鋼鉄が数年程度で腐蝕して仕舞うことは、考えられないし親父の思い違いじゃ?‥
と云うことで数十年の歳月が流れました。
 その後も茶畑を切って道路や駐車場にしたり、野菜畑にしたりしたので、
その都度掘り返し作戦は続行していましたが、全く痕跡すら見付かりません
でした。

 そして最後に残されたのがこの畑‥私の執拗な探索の手はここにも迫ります‥
 ここになければ我が領土には、存在しない筈‥と云うことで、掘り返し再開したのは
平成19年の12月のことでした。

 しかし残念ながら出て来るのは石ころばかりで、日本刀の片鱗すら見付かりません。

 なんら成果を得ることもなく年を越して、翌年の平成20年3月近辺で
下水道工事が始まりました。

あちらの公共工事は重機が出動ですが、こちらは昔ながらの手堀りで‥

 出て来るのは石や礫ばかり‥目指す日本刀はいずこにありや‥?

 早くも3月に入り日が長くなり、野山には春の気配が‥



成果が得られないままにそろそろと、桃の花が咲き出しました。

 5月に入って畑の掘り起こしは一時休止‥ナスなどの夏野菜を植えました。
 手前と少し向こうに掘り起こした石の山が見ます。

 翌年の平成21年も続行‥去年に掘り起こした、石の山には蔓が這って
青くなって来ました。

 相変わらず続いていた石掘り大作戦‥日本刀は見付からないままに
作戦は完了です。
 
 掘り出した石の処分ですが‥丁度茶畑造成中の従弟が、軽トラ用の道路の
下敷きに欲しいと云うので、道路予定地へ捨てることにしました。

 発掘完了後の畑の状況ですが今はシーズンオフのために、待機中ですが
3月末頃にはジャガイモを植える予定です。
 出土品は石ばかりでお目当ての日本刀は、全く見付かせんでした。
 しかし今まで畑を掘り起こす時に、邪魔になってた石類を殆ど採掘して
しまったので、今後は管理し易くなると思います。
  
 ここで若い頃に読んだ昔話を思い出しました。
 甲州ブドウを作っていた農家で、一通の古文書が見付かりました。
 そこにはこの畑のどこかに金銀財宝が、埋められていると云うことが
 書かれていました。
 やがてこの噂を聞きつけた親族が、あちこちから駆けつけて来て、畑を
掘り返しました。
 結局は財宝は出て来なかったのですが、畑は掘り返されて石ころも、
選り出されて翌年のブドウの収穫は豊作だったそうです。
 ブドウと云えば甲州‥甲州と云えば、武田家の埋蔵金‥とか聞きますが、
なにかしら真実味が感じられます。
 ひょっとしたら‥この日本刀騒動も、亡き親父の形を変えた遺言?だった
のかも?‥
 それじゃ私が子供の頃に目撃した、日本刀は一体なんだったのか‥?
 などと思っているのですが、ほんとに謎は深まるばかりです。

   1月29-30日の2日間、北陸方面へ行ってきます。
  コメントのお返事は少し遅れますが、よろしくお願い致します。


 




 
 
 

「新春伊勢‥二見夫婦岩」

2010-01-24 08:14:22 | 旅・お出かけ
 
 雨が止んだので海岸へ出ると、さっき昼食を摂った二見シーパラダイス
が見えていました。

 前方に見える朱色も鮮やかな神社は二見興玉神社(ふたみおきたまじんじゃ
)で、猿田彦大神を祀っています。
 猿田彦大神は天孫瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)が、天照大神より三種の神器
を授かり天降られた時に、道案内をされた神様だそうです。
 二見興玉神社ですが百度石言うのがありましたが‥古来から云う「お百度参り」
に使われたものでしょうか?

 しばらく歩くとやがて伊勢の象徴的的存在‥「夫婦岩」に到着です。
 この遥拝所から夫婦岩を背景に昇る、朝日を拝むのが最高なのですが‥

 それでこの場所から実際に朝日が拝めるのかどうか?‥
 Wikによれば‥
夏至の前後約4ヶ月間は、夫婦岩の間から御来光が拝めることで有名。
 特に夏至の前後2週間ほどは、方位角約61度距離およそ200kmの彼方に
ある富士山山頂付近からの御来光となることから、近隣の二見浦旅館街の
宿泊客やカメラマンが多数訪れる。
 しかし梅雨の最中であるために、観測される機会は少ない。
 冬至の頃には夫婦岩の間より昇る月を、見ることが出来て満月の日には、
 大勢のカメラマン・参拝者が訪れる。
‥と云うことのようです。
 夫婦岩をバックにしての朝日や月の出‥まさに絶景でしょうね。
 状態がよければ富士山も見える‥云うのが、とても良いじゃないですか。

 気になるには遥拝所のそばにあるカエルちゃんです。
 カエルは天照大神のお使いだそうで、度をしても「無事かえる」と
云われ、縁起が良いので祀られているそうです。
 ご利益あるのか賽銭が供えられています。

 海岸を歩いていると寒くなって来たので売店でお土産の物色です。
 
 いつもお馴染みの刃物屋さん‥泉州堺、美濃の関、土佐など、刃物産地の
絶品が並んでいます。
 
 日本刀がありましたが‥本物?それとも模造刀?どちらでしょうか?
 本物の刃物屋だけに銀閣寺門前で見た玩具?よりも切れそうです。

 生姜板(しょうがいた)に「えびせんべい」も‥

 
 帰宅して開けましたら、いつもお馴染みこんなの・・・
 生姜板のデザイン‥夫婦岩に日の出‥そして伊勢えびが‥
 いずれも伊勢のシンボルのようなものですが‥

 菜園も休みでネタ切れ?のため、長々と‥読んで戴いて有難うございました。

     別ブログ… たそがれ・まい・らいふ 

     今日のお題は… ((楽天ブログ)「恋人が出来たよっ!」







 伊勢‥おかげ横丁散策

2010-01-19 08:42:02 | 季節の便り
 
 内宮参拝を終えておかげ横丁に入ると最初に眼につくのは「
赤福餅」の看板です。
 伊勢名物「赤福」が内宮の鳥居前で約三百年間も、商いを
続けられたのもお伊勢さんの「おかげ」」という感謝の気持から、
平成5年7月に誕生した街です。

 そのお陰の気持ちを忘れたのか、いろんなことがあって
一時は一時休業していました。
 昨年から再開して元通りの人気で、今はすっかり人気も回復して
行列が出来るくらいです
 順番を待つのもイヤだし帰る前にでも‥

 いわしの丸干し千円‥あんまり安い‥とは思わないけど・・・

 伊勢の宇治園‥伊勢茶か宇治茶かどっちじゃい‥?
 「宇治」は京都府のお茶の産地‥とは云え、この宇治市内では
お茶の生産は少なくて、周辺地域や各地からのお茶が多いです。
 伊勢茶はそれなりの産地ですから伊勢茶が主体のようです。
 商品名も「五十鈴川」とか伊勢にちなんだ名前が多いようです。
 

 地酒がずらり‥伊勢神宮に奉納されていた銘酒「おかげ」も
あります。お味はどうなのか‥

 地ビールもあるでよ‥でも、限定品なのか現物限りでした。

 伊勢湾と云えば伊勢エビにするめ‥エビは「海老」とも書いて
不老長寿の象徴とか云われますが‥
 するめは「寿留女』とも書いてこれもお目出度い‥

長寿手ぬぐい‥ボケ封じにいいかも‥これからの人生訓に‥

 だるまさん‥これは群馬県のお土産と思っていましたが‥
 今年は参議院選挙の年‥大きな需要が期待出来そう‥
 と思ったのですが‥このだるまさん‥殆ど眼が入っています‥
 大抵は悲願達成の後などで、眼を入れられるものなんですが‥不思議ですね。
 でもよく見ると眼がない達磨さんもあるので、この辺はお客さんのお好み
次第なのかも?

 ところで伊勢の伝統玩具に「だるま落とし」と云う遊びがあるのです。
 重ねられた座布団の上に乗っただるまさんを、落とさずに座布団だけを外す‥
と云う遊びです。
 座布団を重ねて高くして技を競う‥とか詳しくは

  クリックしてね  伊勢の伝統的玩具


 歩き疲れたのでコーヒーを一杯と思ったのですが‥ティールームがないんです。
 さっきの『宇治園」で無料のお茶を戴いてから、食事の場所に行くためバスに
戻りました。

 昼食はここから約20分走ったところですが、皆さん空き腹を抱えて我慢の子‥

 着いたところは「二見シーパラダイス』云うところ
 やっと昼食に‥時はすでに13時45分‥遅すぎ‥
 バス6台分のお客が順番に食事してたら、このように遅くなるみたい
 
 食後に海岸へ出て見ましたが雨も止んでるし、海も穏やかなので二見ケ浦の「夫婦岩」に
お参りして来ることに致しました。 
                   続きは次回にて‥






新春伊勢参り

2010-01-17 00:56:07 | 旅・お出かけ
 例年お正月には伊勢神宮へお参りしていますが、今年は1月12日に
お参りしました。

 新名神高速から名阪関ジャンクションに集結‥バス6台分約250人の
大参拝団です。正式には「敬神神宮参拝団と云う大層な名前です。
 
 午前11時に伊勢に到着‥先ずは外宮(げぐう)に参拝‥
 この日は雨の日になって傘を差しながらの参拝です。
雨が降っても槍が降ってもお正月は神社参り‥これは
国民的な特性なんでしょうか。
 外宮は豊受大御神(とようけのおおみかみ)をお祭りしますが、
この神様は食物・穀物を司る神です。
 それで衣食住や産業の守護神として崇められています。
 「農」は生きるための基本ですから、必ずお参りします、

 内宮にお参りするには宇治橋を渡ります。
 この橋は式年遷宮の一環として昨年の正月に古い方の橋を渡った後に、
取り壊されて新しい橋に架け替えられました。
 昨年11月全国で三代揃った夫婦が60組が、この橋の渡り初めを
行ないました。
 我が県で一組だけ我が神社の氏子の方が選ばれましたが、
健康でないと出来ないことで一生一度の名誉と感激していられました。

 この写真は以前にお参りした時に撮った、架け替える前の旧宇治橋です。
 約20年前に架けられた橋で昨年に、取り壊されれて新しく生まれ変わりました。
 
 宇治橋より五十鈴川下流を望みますが、この川が一般界‥俗界と神界の
境界だそうです。この橋を渡るとすべて神様の仰せのままに‥です。
 神様の仰せは絶対で逆らうことは許されません。

 いつ見ても松の木の手入れがよく出来た庭園です。
 全国的には被害が多い「松食いムシ」がいないのが不思議です。

 神宮の深い森が近づいて来ましたが、千古の樹林の中を歩くと
身も心も引き締まります。

 内宮参拝です‥家内安全・景気回復・世界平和を祈願してきました。
 希望が大き過ぎ!でも世界平和なくして一家の安全はあり得ません。
 内宮本殿は撮影禁止‥手前からパチリです・
  
 平成25年に予定されている式年遷宮の敷地です。
 20年ごとに行なわれている御遷宮‥あと3年に迫りました。
 現在進行中の新社殿が出来上がると、古式に則った盛大な式典が
行なわれる予定です。
 現社殿はいずれ取り壊される予定ですが再利用可能な材木は、
全国で希望する神社に頒布されるそうです。

 奉納されたお酒ですがお好きな方には、たまらないかも‥
 お好きな銘柄を選んで下さい。お神酒一樽進呈しまーす(新春初ジョークです)
 考えて見ればここはまだ聖域ですぞ‥マジな話題に変えます。

 積み上げられた献酒の銘柄名について‥ 
 「芭蕉」この有名な俳人は隣国の伊賀の人ですが、東国からの旅から帰ると
伊勢神宮にお参りしたようで、そのときの一句‥
       何の木の花とはしらずにほひかな
 神域の神秘的な匂いに感動して詠んだ句のようですが、豊かな感受性が伝わ
って来るようです。
 「初日」‥伊勢二見ケ浦の初日の出‥よく図柄に見られますがお目出度い
イメージがありますね。
 「おかげ」云うまでもなく商売繁盛は、大神宮さまの『おかげ』です。
 お伊勢参りをすれば絶対に不可欠のことが、このお酒の名の由来のようです。 
 
 神鶏ですが‥出雲大社は尾の長い鶏がいましたが、これは
普通の鶏よりも尾が少し長いような気がする鶏です。

 参拝を終わって再び宇治橋を渡って、神界から人間界‥
つまり俗界へ戻ります。
 俗界に近づく程に神がかり的境地から、人間‥つまり俗物にに近づきます。
 鼻をくすぐる美味そうな匂い‥を感じるのが、人間復帰の証明です。

 この先はもう神界ではなく神宮前の繁華街‥さっきのお酒のなの由来になった
有名な「おかげ横丁」です。
 只今12時過ぎ‥バスガイドさんから昼食の時間は1時30分の予定‥
 時間の余裕ははたっぷりあるので適当に暇つぶしにお願いします‥
 でも食事がまずくなるから絶食で、匂いだけで我慢してくださいね」
と申し渡されました。
 そんな「殺生な‥」と云う声もガイドさんの、にこやかな笑顔に途切れ勝ち‥
 仕方なくこの「おかげ横丁」をぶらつくことにしました。
 サザエの旨そうな匂いに鼻が‥ああ、我慢出来ないぞ 
 でも、食べちゃいけないのです‥食事場所はここからバスで30分の離れた
 ところです。
 空き腹を抱えてサザエのつぼ焼きの、美味しそうな匂いをかぎながら魔の
一時間を過ごしました。                
   つづきは次回にて‥ 懲りずにお越し下さいね。

     別ブログ… たそがれ・まい・らいふ 

     今日のお題は… ((タマには本も)「建礼門院という悲劇」
(新春伊勢参り)「雨の伊勢神宮‥外宮・内宮」




 



 

 初雪だ!冬の花々

2010-01-11 14:55:12 | 季節の便り

 今季初めての雪景色‥改植のために作業中の茶畑‥
 初雪だ‥なんて大袈裟なタイトルにしましたが‥
 春の雪みたいに、あっという間に消えちゃいました。

 戸内の玄関先の植木蜂です‥時期がまだなのか、管理が悪いのか‥
よく判りませんが花の気配はあんまり見られません。
 室内で頑張ってる仲間にはクンシランがいますが、昨年辺りから
ご機嫌斜めです。

 その中で只一人頑張ってるのがシャコバサボテンです。

 これは昨年に株分けした2代目ですが少しつぼみの気配‥
 例年は1月末から2月上旬ぐらいの予定ですか・・・

 戸外の屋根の下で頑張るパンジーちゃん‥当分は女王様かも・・・?


 と思いきや‥ここにも王さまがお揃いでお二方‥鎮座していられました。
 この女王様と王様は秋から星空の下で頑張っています。
 寒くないの‥と聞いたら、うん、大丈夫!と云う心強い返事でした。
 流石は落ち着いたもので貫禄ありますね。
 アブチロン王女の成長を見届けるまでは、頑張るぞよ‥と有難い
お言葉でした。我が家の花はこれでオシマイです。 

 そんな訳でここからはお隣りやご近所の花々です。
 山茶花が初冬頃から咲き誇っています。


 ハボタン2種類です‥我が家も同じ苗を貰ったのですが、管理が悪いのか
貧相でカッコ悪いので、撮ったのですがボツにしました。 

 カネノナルキ‥金のなる木と読むのですか‥成金になれのかな?
 不景気な昨今‥大いに心惹かれますが、こちらはつつましく清貧派
の方がいいかも‥
 数億円に出入りを知らないお方と大違いです。


 シャコバサボテンの花盛り2種類‥
 只今準備中の我が家のと大違いです。
 色彩の変化が少ない冬場ですので、カラフルとはいえませんが、
結構あるものですね。

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     今日のお題は… ((タマには本も)「建礼門院という悲劇」 


 
 

初春の赤い実と花々たち

2010-01-05 11:32:22 | 季節の便り

 寒風が吹きすさぶ厳しい新春になりました。
 でも一歩玄関を入れば別世界‥花々が暖かく微笑んでいました。
 といっても、これは年末にフラワー・ショップで買った花ですが‥

 今年初めて結実したマンリョウです。
 万両と書くそうでなにかお目出度い感じなのでトップに登場
して貰いました。

 兄弟分のセンリョウですがマンリョウのブログデビューで、
少し影が薄くなりました。

 これはずいぶん昔からある南天の木と赤い実です。
 バックの土地はこれから植え替え予定で、重機で開墾中の
お隣さんの茶畑です。
 
 今年の期待の星‥昨冬にデビューのおウメさんです。
 咲いた後で選定したら若い枝が伸びてきて、何か気配がしてるのですが‥

 少し拡大してみましたが‥果たして今年も我が家で観梅が出来るのかな?

 今年も気になるアブチロン王女です。‥先代のアブチロン女王陛下は‥
 今はお世継ぎを王女様に譲って隠棲の日々
 あの女王陛下の過去の栄光を今一度振り返って見ましょう。
 あの栄光の日々を思ってはまた涙の日々…
 王女さまに早く一花咲かせてね…と激励しているのですが‥


  昔の晴れ姿…こんな時代もあったのですよ・・
  日本を驚倒と絶賛の嵐に巻き込んだ栄光の日々‥‥
  見て下さい… 昔のブログを
 クリックしてね   アブチロン異変

別ブログ… たそがれ・まい・らいふ 

     今日のお題は… (
(タマには本も〕「軍艦甲鉄始末‥中村彰彦」



 
 

新年おめでとうございます

2010-01-01 16:09:44 | 雑記帳
 明けましておめでとうございます。
 輝かしい2010年が希望に満ちた良い年でありますように
期待しましょう。
 このブログも変わらぬご支援をお祈り致しします。

 新年早々の私の仕事は古来からの慣例により、正月3が日は
一家の主が朝起きすることになっています。
 あらかじめ用意されたお雑煮のダシ汁を加熱しながらお餅を焼くのです。
 お雑煮は味噌仕立てで具は豆腐・大根・サトイモ・油揚げなど‥です。

 餅が焼けたら雑煮に入れてしばらく煮ますが、煮すぎると
ドロつくので煮すぎないように注意が要ります。丁度出来上がった頃に
タイミング良くOBANNが起きて来ます
 
 同時に沸かしたお茶と共に雑煮を神棚に供えます。神棚には
お稲荷さんや大黒さんなども祭られています。
 神道も多神教ですから八百万の無数の神さまがいられて、とても
お付き合い致し兼ねるのでこの中からから選んでお祭りしています。
 主祭神は伊勢神宮・氏神様・近江神宮ですが、旅行の度に戴いた
祭札もあり賑やかです。諏訪大社・三島大社・出雲大社など‥古い
のは神社で焼いてもらいました。
 
 これは荒神(こうじん)さん‥竈(かまど)の神様です。
 昔はすべて竈やコンロで煮炊きしていましたので、火災防止の
ために特別にお祭りしてたようです。
 我が家にも井戸や池の神様とか見えない神様ががいられますが
、平素はご無沙汰して家屋の新改築などの時には工事の無事進行を
祈って特別にお祭りしました。
 
 食事の後は初詣‥氏神様も新しい年の装いで迎えてくれました。
 来る1月3日に歳旦祭‥新年祭が執り行われて、神社の行事が
スタートします。

 お稲荷さんですがも新年に相応しい装いです。
 元日の午前10時から今年のお寺の初念仏会があります。
 大晦日に最後の準備が行われて、お持ちなども供えられて
新年ムードが漂って来ました。

 住職とご子息により念仏会が始まりました。
 修行中だったご子息も昨年末に、僧職として正式の一個寺の
住職としての資格も取得されました。
 今日はお寺デビュー第1日の記念すべき日です。今までは
住職の助手だったけど、これからは独り立ちしされることもあるかも‥

元日はご婦人方は家庭の方が多忙で男性方が多く、全体の数は
あんまり多くはありません。
 それでもお経を唱和した後はお酒やお茶で、住職やど子息を
囲んで和やかに歓談されました。 
 こうして2010年の初日は無事に過ぎて行きました。

別ブログ… たそがれ・まい・らいふ 

     今日のお題は… ( (謹賀新年)「寺宝‥九州へ飛ぶ!」