On the Corner

めぐりあいつむぎつづれおる日々を生きていく中で感じたことを

十五漂流めを終えて 十六年めへ

2009-12-21 21:12:21 | 2009A Description of Drifting of 15years


「春夏、秋冬、大千秋楽ー!」

センターステージで5人がガッツポーズ、てっちゃんの声が響き渡り、
代々木第一体育館が割れんばかりの歓声と拍手に包まれるなか
「おつかれさまーっ!」と叫びました。それはもう腹の底から。

4~7月の春夏10/41公演、11~12月の秋冬5/22公演。
「十五周年漂流記」の名の下、私も十五漂流。
この記念の年、ツアーの千秋楽に初参加できて、本当に嬉しかった。楽しかった。

シングル、アルバム、ツアーにその他も大忙しだったこの1年。
12/21に千秋楽ではなく、イブにライブを終えて日付が変わるころには
日頃支えてくれるスタッフさんたちともお祝いどんちゃん騒ぎができるっていいね。
まさに大晦日から元旦、みたいな区切り。

ツアーは終わっても、まだ年内の仕事もあるし年明け苗場だし、
お休みは少し先だと思うけど、長く歌い続けていくための休息はとってほしいな。

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「一筋の軌跡」

10周年で5ヶ月のお休みに入った頃にアルバム「G10」を聴き、俄かにゴスが
気になりだして、気になっちゃったらとにかく知りたくて、調べ倒していた
2005年5~7月。

調べているうちに「あ、今お休みなんだね」と気づいたという…
なので休みは明けるものだとしか思えず、活動を無垢に待っていました。

今思うと、私は結構幸せなタイミングで好きになったのかも。
だって今5ヶ月も放り出されたらつらいぞ~ 
それなりに「合宿」という楽しみ方を知ったけどね(笑)

過去リリースのCDを聴き、歌のみならず、活字に走り、
あら、今までをまとめてくれてあるなんてラッキー!と読んだ「G10Archives」と
遡って「ノーカット」の2冊にダメ押しされ、「好きだ」と坂道をごろごろ転げおち、
その勢いで思わずファンクラブに入った8月。

同世代の5人の生き様に、背筋を正してしまったのです。

「とにかくゴスのよさはライブだ」とあちこちで目にして、初ライブ体験としては
G10DVD鑑賞だった私が、行きたくて行きたくてやっと手に入れたのが
年が明けて2006年2月の苗場のチケット。

初めて参加したライブって誰にとっても何かしら感慨があるものだと思いますが、
焦がれ続けた愛が爆発した、その苗場で初披露された新曲が「一筋の軌跡」でした。

ずっと応援し続けてきて、お休みでさびしくてたまらなかったファンにとっても、
そして私のように、まさに今からゴスペラーズ丸に乗りこもうとしている人にとっても
「ひとつになるのさ」は、「お待たせ」と、「ようこそ」と、「これからも」のメッセージを
それはそれは強く届けてくれたように、あの熱狂的な場面を鮮やかに思い出せます。


代々木2days、満場のひとさしゆび。歌声。
ステージで縦横無尽に飛び跳ねる5人と、その光景を2Fスタンドから見ていたら…


あれから3年近くがたって、今もこうして曲が活きていること、
大きな渦のように会場全体を巻き込む熱、黒ぽんがよく言う「曲の現役感」に
とにかく感動してしまって泣けた、泣けた。

泣いたら前が見えなくなるとわかっていても、こみあげてくるものは止められない。
でもそんな、5人がにじむステージもいいじゃないか、と思ったり。

ライブに行けば、生で音楽を、そしてそれをとりまくすべてを楽しむ贅沢、
本当にいつも実感させてくれています。異論なし!


あの日、何気なく「ちゃんと聴いた」ときにバリッときた自分に間違いはなかったと。


客席からの「LALALA」、届けとばかりに歌った、
「いつもありがとう」の気持ちが、きっと明日からの5人のパワーになると信じて。
まさにラヴ・ノーツ。

ねぎらいと感謝の気持ちをこめて。
「まだまだ歌い続ける」約束に指きりを。
そして、私もその坂道を、背中を見ながら併走していきたい。

まさに私がマニアになってからの5人の軌跡が「G15Archives」となって届くのと
この日の模様が納められたDVDの発売も楽しみにしています。

編集点が、とか言ってるのも込みでなにとぞよろしくお願いします。
売り物ですから的教科書進行がないと、ぐだぐだっとした時の面白さが
伝わらないもーん。


乱暴に本当の優しさを教えてくれる気がします、敬愛なるてっちゃん。
あなたが選ぶ言葉は身近で、ストレートに胸に響きます、黒ぽん。
「だからやめるわけにはいかない」強さ、真面目さを秘めている、ヤス。
その感受性がちょっと心配なときもあるけど、感動が続く坂道を、
「ばぁか、何言ってんだよ」と遠回しにがっちり支えてくれる仲間と
続けてこれてよかったね。北山さん。
そして、Wonderでありがとう。「一筋の軌跡」を作ってくれてありがとう、酒井さん。

There's no way that 「I」 can lose.

ひとりひとりはもちろん、この5人だから好きです。好きになってよかった。

15周年おめでとう!ありがとう!




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