メモ日記

バイクが好きな人です。
思ったことを忘れないようにメモ。

モトGP観戦。

2006-09-25 01:16:46 | バイク・車関係
(写真は下手クソながらも、実はバレンティーノとダニとセテが同時に収まっています)

モトGP、観戦してきました。
今年で3年目になります。

自分の足でくまなく回ってみて、一番の観戦ポイントと読んだバックストレート後の90度コーナー手前も、3年前は自由席扱いだったのが去年からは指定席になり、少々チケットは高くなりましたが正面にレースの様子が分かる巨大モニターやスピーカーが設置され、席もそれなりに整備され、観戦しやすくなりました。

このバックストレートは高低差30メートル、ビル十階分の高さに相当すると言われる猛烈な下りの後、このコースで最もキツイ25Rの直角コーナーが待っています。最高速度300キロ超からのフルブレーキング競争です。

去年はここでロッシがマルコに接触、両者共リタイヤするという波乱を起こした場所ですが、今年も若き日本のGP125ライダーである渡辺一馬選手が立ち上がりでバランスを崩しトンネル内の壁に接触するという危険なコースアウトをしてしまうなど、色々なシーンがありました。

そして何と言っても、今回はモトGPクラス中野真矢選手のラストラップでのセテとの接触、転倒リタイヤが最も大きなショックでした。

4番手争いで最後の勝負に出た中野は、セテをインから刺したものの完全に前に出るにはもう後一歩及ばず、クリッピングで中野はフロントタイヤにセテのリヤをかぶせられて接触し、完全にバランスを失いコースアウト、すぐにコースに戻ろうとするもマシンがもう駄目らしく、チェッカー寸前で無念のリタイヤになってしまいました。

上位に食い込める才能がありつつも、マシントラブルなど惜しいリタイヤの多い中野ですが、今回も大人しく走っていれば5位入賞だったハズが、結局はノーポイントに終わってしまいました。

しかし、その果敢に攻める前向きな姿勢は、非常に尊敬に値するものだと感じます。



今回は、相手が悪かったと思うしか無いのでは無いでしょうか。
なんて言ったってあのセテです。
ロッシとの接触等でのゴタゴタも、未だに記憶に新しい感があります。
今年起きた大クラッシュも、確か彼が引き金になっていたはずです(深い知識は持っていないので詳しい所を突っ込まれると良くは分かりませんが)。

何せ、彼は図太い神経の持ち主のはずです。
インを突いてきた中野が走るラインなどお構い無しに、完全に我が物顔で自分のラインを走るセテ。
中野が転倒するほどの接触があったのにも関わらず、全く動じることなくマシンをコントロールし平然と走り抜けて行ったセテ。
勝負の世界なのでそんな事は当然と言えば当然なのかも知れませんが。
中野がインを刺したぐらいでビビるような、柔な神経は持ち合わせていないのです。



実は、僕は前日の予選走行後のサイン会で、セテからサインを貰いました。

毎年このサイン会を楽しみにしているのですが、今年は大きくこの実施方法が変わりました。

例年は予選走行終了後にパドック付近にサイン希望者が集まって、希望のライダーのサインの列に並んで待っていたのですが、
今回はあらかじめサイン会に参加する権利を得る為の抽選を行い、これに当選する必要があるのです。

当選した希望者は予選走行後に20程度のグループに分かれてライダーの登場を待っています。
会場に現れたライダーも抽選をし、ここで初めて、自分のいるグループが誰のサインをもらえるのかが判明するのです。

つまりは必ずしも希望のライダーからサインがもらえるわけでは無い、もしかして良く知らないライダーや、好意の無いライダーからのサインを貰う可能性も大きい訳です。
ライダー側から見ても、サインを配る相手が自分のファンじゃないかも知れない、と思えばあまり積極的にはなれないでしょうが。

僕は運良くサインを貰える権利こそ得たものの、相手はたまたまセテになったのです。

ライダーによって、対応は様々です。
色紙だけでなく、ヘルメットなどにもサインを入れてくれたり、一緒に写真を撮ったり、なるべくファンと多く接しようとするフレンドリーな方も多くいらっしゃいます。
大人気のロッシも、とてもファンにはフレンドリーです。
ロッシの影で良く目立たない、同じヤマハチームのコーリン・エドワースも、意外に気さくな方で高感度は高かったです。

そういえば、ダニは本当に小さかったですね。小さいだけでなく、足なども異常に細く、栄養状態のほうが心配になるほどです。その上怪我の為に足を引きずっていて、見ていて痛々しいものがありました・・・。

僕の希望はマルコだったんですが、開けて見ればちょっと微妙なセテ。

一応こっちは色紙も用意していたのに、彼はチームの用意した自分のポスターに次々とサインを書いていってはスタッフに渡し、それを僕らはスタッフを通して貰うという、何とも事務的なやり取りに終始していました。

中には、色紙に書いてくれるようお願いしている人もいましたが、スタッフにあっさりと断られていました。

数人のチームスタッフに囲まれて、彼らと雑談をしつつ次々とサインを書いて、あっという間に人数分のノルマをこなしてサインタイムは終了。彼は僕らと言葉を交わす事も、こっちに目を向けることすらありませんでした・・・・・・・。

子供のサイン希望者は特別枠で優遇されていた上、優先的にサインを貰う事が出来ましたが、きっとここに並んだ子供にとってはあまりいい思い出にはならなかった事でしょう。

未確認ですが、きっと同じチームなので、同じ方式でサインをしたであろうカピロッシなら、もっと良い印象の対応をしてくれていたのではないかとも思います。

今年のセテのヘルメットはなかなか良いデザインな感じに思いますが、とても好きにはなれません。




・・・その、サインの時のセテの冷めた印象と、
中野に有無を言わさずかぶせていった冷酷なセテの印象が、僕の頭の中でかぶったのでした。




続々・「秘密のバイク学校」参加。

2006-09-19 00:32:35 | バイク・車関係
休憩が終わる頃には路面はウェットになっていました。
でも水溜りが出来るまでにはなっていませんでした。
雨もこれ以上強くならないようで、このまま走ったとしてもツナギがびしょ濡れとまではならなさそうです。



・・・前回参加時、午前中は猛烈に雨が降った為、ほとんどの予定が潰れてしまいました。
午後には雨も上がり、徐々に路面が乾きつつある状態でした。
午前中の走行が潰れたせいで、参加者のウォーミングアップが出来ていないということで、サーキットコースの直線部分を使って、テーマを決めての練習走行になりました。

ピットを逆送して直線部分でテーマ練習走行、ピットの出口へUターンしてまた逆走の繰り返しです。つまりコースを回らないのです。
このときの僕も、かなり濡れた路面をいつものタイヤで(トランポ参加の方の中にはサーキット用のレインタイヤを付けている人も多かったです)サーキットペースで走るのにはかなりの抵抗がありました。

かなり路面が乾いたところで通常のサーキット走行開始になったのですが、
日の当たる所は乾いてしまっているが、完全ウェット状態のコースサイドから、所々、ちょっとした川のように水の流れがコースを横切っています。
これは次々と水が供給される為、非常に渇きが悪いのです。
しかも、それらがコーナー途中、クリップ付近などにあるのです。
コースのほとんどは乾いていますから、基本的にハイペースな周回なんです。
で、コーナーにそのトラップ的な物がある。

必ずそこを通過する時には横滑りします。
怖いです。イケナイ!とは解っていながら、全身に否応無く力が入る感じです。
しかし、速い人はこのワナもタイヤの種類が何であろうと無関係に突っ込んで行くんです。見てて感心しました・・・。




・・・って言う事で、今回は川トラップが出来る程の降水量も無く、皆でしばらく走り回れば乾きそうな位です。前回の事があったので僕的にはあまり恐怖を感じないレベルの濡れ方なんですが、皆さんは(今回初参加の人が多かったのでしょうか?)全然積極的に走る姿勢が見られません。

雰囲気的に、流れで、残りの走行2回分(一時間相当分)を、ほとんど丸々テーマ練習走行のみに費やす事になってしまいました。
これには、(当然)大人しく参加はしてましたが、実は凄くストレスになりました。

ガンガン走りたかった・・・。
「みなさん、(このウェットな路面にめげずに)ガンガン走りたいですか?」って聞かれた時に、全員が顔を見合わせながら黙っているあの瞬間に、例え自分ただ一人だけでも、「走りたいです!」宣言していれば良かったかも、そうしたら少しは状況は変わっていたかも知れない、少なくとも、これ程後悔せずには済んだかも。などと後悔しました。

本日の走行終了まで残り10分ちょっとになった頃、先導車の後を走る形で超スローペースでの周回が始まりました。
2周ほどした頃、講師がピット入り口付近でなにやら合図しています。
超スローペースで走る皆さんは、その合図を見ながら大人しくぞろぞろとピットに入っていきます。
でも、講師の合図がピットインでは無いのを僕は見逃しませんでした。
上に挙げた手を勢い良くグルグルまわしているのです。

ピットに入る群れから抜け、ストレートに向かい加速します。
アドレナリンが放出されるのを感じます。
しかし、皆ピットで見ている前で、調子に乗ってコケル訳にも行かないので、そこはあくまで抑え気味に、走ります。

今日の1回目の走行の際は沢山のライダーの間を縫う様に走っていましたが、今回はコースを走っているライダーがほとんどいません。
ウェット路面ながら、ほとんどコース独占状態な為に爽快な気分で走る事が出来ました。僅か3周ほどでしたが、そこそこ楽しかったです。



この後、帰るための準備をしてから、ミーティングルームで反省会的なものをします。
普段なら、講師がコースをフリー走行する参加者の走りを、ビデオカメラで後ろから追いかけ撮影したものをこの場で再生し、皆でこれを見ながら走り方について参考にするのですが、今回はフリー走行の時間が充分でなかった為、残念ながら撮影がありませんでした。
この、自分の走りを撮影してもらって反省会、と言うのは非常に為になります。
自分がどういう走りをしているのかを知る機会というのは貴重ですし、この時に得られるアドバイスと言うのも非常に貴重です。

今回は、仕方が無いので前日に撮影したものを少し見ました(このバイク学校は基本的に2日間連続開催しているのです。もちろん1日のみでも参加できます)。
モチロン自分は写っていないのですが、撮影者であり、ここの校長であるA・T氏が時折見せる走りはものすごいです。
狂気の走りです。

ペタッと車体が寝てカメラが移す路面は異常な角度に傾き、グリングリン言わせて起き上がります。
突っ込みでのリヤスライドすら、当然のようにします。
例のストレート登り頂上では、「ふわっと」するどころでは無く、リアルにジャンプしてます。

ちなみに車両は新型のYZF-R6です。
あの超高回転が自慢のエンジンのタコメーターの針は、連続的に、淀みなく、レッドに向かってカチカチと跳ね上がります。
今考えると、あの映像のDVD欲しいくらいです。

・・・あるバイク雑誌の読者であれば簡単にネタバレしていると思いますが、あの某「秘密のバイク学校」の概要はこんな感じです。
ここは本当に楽しいので、これからも通うつもりです(しかし来月分までの予約がいっぱいで参加できず、残念)。

元々は、SSに乗りながらも、前後セットで5万近くもする太いタイヤのサイド部分の山を残してしまうのはもったいないので、これを減らす目的で参加しているのですが、
現在使用中のかなりお気に入りなピレリ・ディアブロコルサを「ツーリングタイヤ」呼ばわりされた上に、もっとサーキット指向のタイヤを履いてくるよう、勧められました・・・。

しかしそれらのタイヤって、いかにも距離が持たなさそうです。次々と惜しげもなく履き潰せる程の金銭的余裕も無い僕にとっては、これは由々しき問題です。だいたい、それでは当初の目的ともかけ離れてしまうし・・・。

あと、ステップもノーマルではちょっと、みたいに言われました。
確かに、もっと引っかかりの強いステップならば、欲しい気がします。
・・・うーん。もしかして深みにドンドン引きずられている?

続・「秘密のバイク学校」参加。

2006-09-19 00:26:30 | バイク・車関係
(前回の続き。)

いよいよ午後は、サーキット走行になります。

講習会場をサーキット本コースへと移動し、昼食、休憩を取ります。

この間に、講師にコース向けのモノへとサスのリセッティングをしてもらいました。
サスセッティングには興味こそあるものの、
それ系の雑誌の特集やら、特別創刊誌みたいな物は持っているものの、
よく読んでいるつもりなものの、
全く訳が分からない僕は結局放置状態です。
いいんです。そんなものをいじるのはサーキットタイムが上がっていってから、伸び悩み始めてからでいいんです。
と思っていましたが、せっかくいじってもらえるのならば、せっかくですしやってもらいました。

で、いよいよコースに入ります。
最初は先導車に付いて行き、コースイン・ピットインの手順を確認しつつ、ゆっくりコースを数周回ります。

タイヤも暖まり、徐々にペースを上げて行き、先導車も外れた所でテンションも上がって行きます!

3回目の参加なので、結構コースには馴れてきたので、初参加の方々には申し訳ないながらもガンガン抜かせて頂きます!とばかりに右の下りコーナーへ突っ込むと、
「ガッガッガガガガガッガッ」!!
リヤが跳ねます。僕のバイクは1速でラフに突っ込むとこうなるのです。

いつものことなのであまり自分的にはびっくりする事も無いのですが、隣でそんな感じでコーナーに突っ込んで来るのを見ていた方はさぞびっくりした事でしょう、と思い、反省します。

スムーズに、かつ無理なく抜きながら、更にペースアップを図ります。

ここは大好きなコースです。
多少の突っ込みすぎを許容してくれる登り傾斜のついた第一コーナーは後半で下りになり、
緩いS字を過ぎれば更にきつめの下り直線、
その先にあるRのきつい右ヘアピンは立ち上がりで登りに切り替わり、
見通しのよい、フラットな左のヘアピン、
そして最終コーナーへ向けて徐々に深くなっていく、複合的につながる右コーナーの連続、
最終コーナーも立ち上がりでは急な登りになり、
ここを一気に頂点まで上りきるとメインストレートと第一コーナーの視界が開けるという、
一周2キロ程度のまるでジェットコースターのようなコースです。

パワーのあり余るリッターSSが、そのパワーを充分に生かして積極的にアクセル開け方向で楽しめる感じです。

特に最終コーナー後は圧巻!
急な上りを、リヤタイヤのスライドに泣きそうになりながら、
フロントの激しい振られに泣きそうになりながら、
上り頂点の先が全く見えない恐怖に泣きそうになりながら、
とにかく体を伏せ、出来る力の限りアクセルを開けるのです。

と、バッと開けるストレートの視界。
フワッと体が浮き上がる感触。
もう、楽しいです。ハマリます。
この後は、第一コーナーまでが良く見えるので、安心してガンガン加速出来ます。


今回は、かつてない好感触で、左ヘアピンが攻略出来るようになっていました。
今まで、探るように進入し、ガッ!とニースライダーが路面に当たってはビビリ、上手く立ち上がりが出来なかったものですが、
サクッと進入できます。進入と同時にスムーズにヒザスリ、早い段階からアクセルオンで回れる感じになりました。
参加の度に自分のスキルが上がってきているのを確認できてうれしくなります。

・・・程なく、30分弱の一回目の走行はあっという間に終了です。

この後、2回目の走行までには1時間の休憩が入ります。

すると、ここで残念ながら、サラサラと小さな粒の雨が降り出しました。
今日は運良く、夜まで雨は降らないようだ、と朝の天気予報で思っていたものでしたが、そこは山の天気(ここは正に山の中のサーキットなのです)。そこまで都合良くは行かなかったようでした。

(今日はもう飽きたので、この後特にオチがあるわけでも無いものの次回へ続く。)


「秘密のバイク学校」参加。

2006-09-17 18:06:05 | バイク・車関係
「秘密のバイク学校」的なサーキット走行から帰ってきました。
本当はもっと実家でゆっくりしてくる予定でしたが、台風と秋雨前線の影響を考え、予定を切り上げてさっさと帰ってきました。

雨の中を走るのがなにより大嫌いなので、雨の中を3時間も走って帰ってくる位なら、多少疲労が溜まっててもまぶたが重くても急いで帰ってきたほうが精神衛生上まだマシ、と判断した結果です。



で、この「秘密のバイク学校」ですが、午前中はサーキット走行しません。

受付、ミラーを外したり灯火類にテーピングをしたりする走行準備、あいさつと自己紹介、準備運動、軽いライテクに関する講義程度なら、どこの走行会でも普通にあると思います。

その後、独特なウォーミングアップを行います。普通、ウォーミングアップと言えば、軽い運動をイメージしますよね?
しかし、ハタから見れば確かに軽い運動にも見えなくも無いこれが、実際やってみると死にそうになります。ちょっとやっただけで100m全力疾走に相当する体力を要します。単に馴れていないからでしょうか。無駄な力が入っているからでしょうか。必要な筋力が足りないせいでしょうか。

・・・多分、それら全てのせいでクタクタです。おかげで筋肉痛です。多分明日はもっと酷い筋肉痛になるでしょう。

・・・何をしているかと言えば、蛇行運転の一種です。
パイロンスラロームとは、多少違うものです。
結構出来ない人が多いです。というか、圧倒的に出来ない人のほうが多いでしょう。
ライダー全体のうちで、これをいきなりやれって言われても出来る人はほとんどいないでしょう。教習所では教えない乗り方ですから。
初めて来た人は、みんな訳が分からずアタフタしてます。
でも、何本もやっているうちには要領を得て来ます。
そして、バイクの挙動のリズムを掴む事が出来ます。
これが出来る人と出来ない人では、バイクを扱う技術にハッキリと差が出るでしょう。ライテク本を何冊読む事よりも価値がありそうです。
そのぐらいの重要性を感じる、ウォーミングアップです。

その後、サーキット初心者の方々は、学校側で用意している小さなバイクでヒザスリの練習をします。駐車場数台分のアスファルト路面でグルグル回って、ヒザが路面に当たるように、皆で交代で乗って頑張るのです。

これでヒザスリ走行に自信を付けた方や、ゼンゼン余裕でヒザなんか擦りまくりな人は、八の字練習コースで自分のバイクによるヒザスリ走行です。


僕はここの参加は三回目なんです。
初参加(今年6月)の際にヒザスリ出来ました。
バイクに乗るようになって十数年、意識的にヒザスリできるようになったのはここに来て初めてのことです。

でもまだまだ自信は無いので、今回も小さなバイクでのヒザスリ練習に参加します。
順番待ちで、皆さんの走行を見てると歯がゆい思いになります。ヒザと路面まであともう2~3センチのわずかな距離が、ヒザスリ出来ない当人にとっては非常に遠いんですよね。その気持ちよく分かります。
そういう時は、同じ回転半径を保ちつつ、もっとスピードを上げるのが良いみたいです。

自分の場合、左はサクッと行けるんですが、右が怖いんです。
この小さなバイクでリズミカルに八の字をしてみようとしてみると、訳も分からず転倒してしまいました。
スリップダウンではなく、ハイサイドでもなく、おかしな感じにバイクの左前方に向かって投げ飛ばされました。
右のブーツの先に激しくこすった傷が付いているので、なんか良く分かりませんがこれがきっかけのようです。

でも、(何かしらの傷は残ったはずですが)バイクも特に壊れる事も無く、体の方も無傷で済みました。
もちろん転倒したからといって、修理代を請求される事も無いです。
これがもし自分のバイクだったら、修理代なども含め精神的・金銭的ショックはかなり大きかったはずです。
やっぱりここの「小さなバイクで練習できるコース」って大きな意味があると感じます。

この後、自分のバイクでの八の字走行へ移るのですが、やっぱり右が恐怖でたまりません。
いつの日か、安定して右ヒザスリが出来るようになる日が来るまで、まだまだここに通う必要がありそうです。

・・・・・・そんなこんなで、サーキット走行はしないのですが、かなり密度の濃い午前中の走行です。         
(午後の詳細は次回に。)


ハングオン? ハングオフ!?

2006-09-14 00:16:08 | バイク・車関係
                            画像は、体を思いっきりインに預けるダニ・ペドロサ。


新感覚☆キーワードで英会話」という番組をやっているのを今さっき初めて知りました。

この番組は英語の動詞や副詞について、3次元的に解説しているみたいです。
こういう、理系的な、理論的な解説で理解する事が好きです。
僕は基本的には、自分の事を理系の人間だと思っています。

物理とか、高校ではさっぱり分からなくてかなり嫌いでしたが、数式の入らない物理理論の話は結構好きです。
予備校で物理の講師が、物理公式の成り立ち・理論をかなり丁寧に解説してくれたので、そこそこ分かるようになりました。
しかし、数学はどうしても全くダメです。だから理系人間としてはいつまでも落ちこぼれでした。何故なんでしょう?


・・・それはさておき、番組では、いろんな副詞のイメージってどんな感じ?みたいな解説をしているのですが、
<on>や<off>とかっていうのも、その副詞の一つなんです。

で、  <on>   とは主体にくっ付いた状態、
    <off>   とは主体から離れた状態  を指している、と解説しています。

今、あなたの右手(左手)は、マウスの上に乗っかっていますか?
それとも、マウスから離れてますか?

乗っかっているのなら、あなたの右手(左手)はマウスの上に<on>の状態で、
離れているのなら、あなたの右手(左手)はマウスから<off>の状態なんです。

では、マウスに指先は触ってはいるけど、手のひら全体はマウスから離れていたら??
   マウスに触れている指先限定では<on>ですが、
   右手(左手)全体で考えると<off>の状態と言えます。



・・・・日本人で、バイクレースにいくらかの関心があって、ライダーなら大抵の人が、
・・・・もしくは「峠小僧」だの、「ヒザスリ」だのというキーワードに対し聞き覚えのあるような方なら非常に高確率で、
『ハングオン』って聞かれたらいったい何の事だかよく存じている事と思いますが。

これを「ハングオフ」って言う人もたまにいます。
「本当はハングオンじゃなくてハングオフだ」って言う人もたまにいます。

で、僕はどう思ったのかと言うと、
「皆ハングオンって言うけど実の所はハングオフだ」
という結論に至りました。

だって、バレンティーノもマルコも、ルーキーのクセにありえない程速いダニ(ダニ?)も、それどころかロードレーサーは皆、判で押した様に、はたから見てるとコーナーではおもいっきりバイクから体が離れてますよね?
あの状態を見る限り、<on>の出番では無さそうです。

「ハングオン」は国内限定仕様の単語です。
日本国外では使用出来ません。

これは僕の脳内での決定事項です。
今度、バイクの話が出来るリアル英語圏の方と話す機会があったら、是非確認してみたいと思います(カタコトで)。




SS乗りの醍醐味を味わいに。

2006-09-13 00:48:52 | バイク・車関係
今週末は、とある場所へサーキット走行に行きます。

そこは、今住んでいるアパートメントからは結構離れてるんですけど、
実は自分の田舎でもありまして、サーキットの近くに実家があります(と言っても、軽く30キロは離れてますが、そこは田舎の感覚で言えば、近くには変わりありません)。だから実家の方に泊まって行けるので、ある意味便利です。

「秘密のバイク学校」的な走行会的なものに参加するのですが、
多くの方は関東から参加しています。
関東からは距離があるので、前日にどっかに泊まったりしている確率は結構高いと思いますが、そういう面では僕は恵まれていると思います。

金曜に仕事が終わったら、速攻で支度をして、移動に3時間ほど費やして深夜に実家に強引に帰省し、速攻で寝て、翌日は朝早くから出かけるスタイルです。多分、押し掛けられる立場からすると、かなり迷惑ですね。
お盆も道が混雑するからと帰省しないような奴が、自分の都合でひょっこり帰って来る訳です。
でもまあそこは経費節減のため、何とか我慢してもらってます。

それはさておいて、やっぱりトランポ使用の方が圧倒的に多いです。
ところが僕は自走です。
つまり、サーキットを走る予定のバイクが、そのまま帰ってくるのに乗る予定のバイクなのです。
・・・サーキットでコケて、乗れなくなったらどうやって帰ってくるのでしょう?
恐ろしいので、あまり考えないようにしています。

トランポって、現在の僕にとっては非常にうらやましいアイテムの一つになっています。
特に言えば、ハイエースです。
レンタカーでも良いのですが、ケチろうと考えてるとなかなか借りれないんです。
いつかは自分もハイエース。が夢の男。

あと、雨が辛いです。
天気予報では、今週は全ての日にまんべんなく雨マークが付いています。
ブルーになりますね。
せめて、サーキットの路面が、走行する時間帯だけで良いから乾いてくれる事を期待するのみです。



蚊に噛まれる?

2006-09-10 13:13:14 | 雑記
うちのアパートの前は、蚊が多くて大変です。

玄関を出るなり、ほんの5秒もあれば、さっそく襲ってきます。

ところで、関西の人って、蚊に「噛まれる」って言いますね。
標準語としては、「刺される」ですよね。


蚊の嫌な所は、何と言ってもあのかゆみでしょう。
かゆみの原因は、蚊が血を吸う前にストロー状の口で注入する唾液によるアレルギー反応が原因です。

あれさえなければ、大して嫌われたりせずに済むと思うのに、馬鹿ですね。ムカつきますね。
例えば、刺されるとスーッとして気持ち良かったりしたら、大歓迎な人もいっぱい出てくると思うのに、なんで自ら嫌われるような事するのでしょうか。もっと刺される方の事も考えればいいのに。ムカつきます。

噛み付かれてかゆくなるわけではないので、「刺される」と表現する方が現状に則していると思います。
・・・って、習慣的な言い回しにケチ付けた処で、何も解決する事も無いのですが、ちょっとした疑問でした。

原付の運転は大変。

2006-09-10 03:57:00 | バイク・車関係
国道122号線は、栃木県の日光市を起点として、都内の王子で明治通りと接続している。

都内と東北自動車道とを結ぶ幹線道路として、また、埼玉の川口市とその真ん中に位置する鳩ヶ谷市の正に中心的な路線としてこれらのド真ん中を縦貫して、交通量が多い。

かつては日光御成街道として発達していった道ということで、生い立ちは古い。だがこの国道122号について検索すると多少話がややこしく、元来からB級路線的な存在であるようだ。

古くからあるが裏道的な存在で、しかし都市化による交通量の増大に対応しきれない為に行われた多少強引な改造の跡が見られる。

埼玉と東京を結ぶ新荒川大橋、これを埼玉方面から渡って少し進むと赤羽岩淵の交差点で鋭角に左へ折れて進むのが王子方面に向かうメインルートになる。
ここを直進すれば赤羽駅へ向かう旧道の細い道に入る。
3車線あって直進可は一番右の車線のみ。
左の2車線は左折のみになる。


・・・前置きが長くなりました(ブログって大変。)が、今日の話はこの交差点で見た出来事の話です。

僕はこの交差点で、直進すべく一番右の車線で信号待ちをしていました。
この交差点は当然ながら圧倒的に左折車が多い為に、かなり長い間<左折のみ可>の矢印信号だけの時間が続きます。
で、左側の車線を結構なスピードでドンドンと左折していく車の列を眺めていた訳です。

ここは車の流量が多くて危険な為に、歩行者用の信号は赤になっていて、左折車が歩行者を気にせずにドンドンと左折していく訳です。
そういうシステムに慣れていないドライバーでは、きっと面食らうようなハイスピードで、です。
トラックも、普通に軽くスキール音を残しながら入っていく位だから、それ相当のスピードなんです。

そして、一台の原付スクーターが、原付らしく最も左側の車線の端を走ってやってきて、交差点に入らずに、直前で急停止したのです。

不審な動きでしたが、後で考えるとこの時、きっと彼女(この原付ライダーです)はこう悟ったのでしょう。
「この車線では直進が出来ないのだ」と。

ドンドン左折していく車の流れの中で急停止する事は非常に危険行為です。
だって車が流れているんですから。
流れの中で走っているから安全で、円滑な交通が成り立っている訳です。
そこで急停止する事は、己の肉体をもってこの流れを止める、という意味です。
危険ですよね?何故この人には分からんの?

僕ならば、この場合はきっと、ここをやり過ごして大人しく左折しておいて、後にUターンして戻って来ようと、考えます。多くの方は当然、そうであると思います。

ところが、不慣れな若い原付ライダーである彼女は、きっと原付免許しか持っていないのでしょう。
運転に関する知識は50問程の○×問題に対応する程度しか持ち合わせておらず、運転に関する技術的な問題は全て実際の路上で解決し、運転経験を積んで行かないといけないのでしょう。
ある意味、過酷ですね。

自動二輪車なら、教習所で、乗り方をキホンのキから教えてもらう訳です。
乗車前の後方確認やら、サイドスタンドを必ず払ってから乗車、とか、
右左折の際にも、停車の際にも、ウインカーのタイミングやら、目視確認とミラーでの後方確認との手順やら、しっかりマニュアル通りにやらないと、卒検では減点ですよね。

・・・彼らはそういうの知らないんですから。
30メートル手前で曲がりたい方向にウインカー出せば、あとは曲がるだけですから。
停止する時は、ブレーキをしっかり掛けるだけです。当然、後ろなんか気にしません。

交差点直前で、突然の思いつきで停止する事の危険さを知らずに急停止した彼女は、後ろが大型トラックでしたら、まず、間違いなく即死でしたね。
でも、運良く小さめの車がスッと避けて通って行ったおかげで、身体に全く何の傷を負う羽目にもならずに済んだのです。
車線は2つありますが、決して広いとは言えません。一台の車が原付を避けてスローペース&大回りになった影響が後続車だけでなく、隣の車線にも及びます。

ここで更にこの女!あろう事かこっちの(一番右の)車線の先頭めがけて突進してくるのです!!!

きっと悟ったのでしょう。「ここを直進するには車線を2つまたいで一番右の車線に並ぶ必要がある」と。

これで完全に左折車の列はストップしました。
しかし誰もクラクションを鳴らしたりせず、お行儀良く停まってくれるので、彼女は平然と、堂々と、全く何事も無く何も自分の危険行為に気付く事も無く、こっちの車線の先頭に並ぶ事が出来ました。

原付の運転は大変です。多分、運転知識も少ないだろうし、スピード制限で車の流れに自由に乗ることは出来ないし、だから車線変更も思い通りには行かないですし、確かにたまに運転すると、その不自由さにびっくりします。

しかし、今日のあの彼女は、自分の運転の危険さに気付かず、従って何らかの教訓を得ることも反省も無く、これからもあの調子で生きていくのでしょうか。

例えば、仮にこの先無事故・無違反で一定期間が過ぎて、ゴールド免許がもらえたりしちゃったりして、「私って優良運転者」なんていう結果になるのかと妄想すると、ガッカリしてしまうのでした。

乙武氏のブログが炎上の話について。

2006-09-09 00:48:51 | 雑記
一時期、頻繁にテレビに出ていたあの乙武氏が、皇室に新しい男系男子が誕生した件について、自己のブログへの配慮の乏しい書き込みを行ったばっかりに大荒れになった、という話題があがりました。

って、気持ちは良く分かります。
本人の意図しない形で、読み手側に文章の内容を受け取られてしまう。
彼の意見に賛成だろうが反対だろうが、話があらぬ方向へ向かってしまう。
ある程度名の知れていて注目に値する人が、デリケートな話題について、問題とされるに充分な意見を出したが為に、寄ってたかってのお祭り騒ぎとなってしまう。

誤解の無いように表現をする事というのは、なかなか難しい事ですね。



・・・これらは、現場を実際に確かめた訳ではなく、MSNのニュースにそういう記事が出ていたので、それを元に全て想像で書いているのですが・・・。

ハイパワー、ハイスピード。

2006-09-08 01:43:29 | バイク・車関係
なんだかんだ言っても、やっぱりバイク乗りはみんなハイパワーとか、ハイスピードが好きみたいですね~。

某バイク掲示板なんかで「このバイクの最高速は何キロですか?」とか、
「フルパワー」とか「フルチューン」とか、「300キロ」とか、そういう類のワードが出てくると、たいがいは荒れます。
「高速道路は100キロが制限速度ですから(それ以上出すやつは許せん)!」みたいな人とか、
「そんなヒャクウンジュウ馬力もまともに扱える人なんかいないし」とか、
そういう反論が必ずありつつも。

やっぱり、大多数のバイク乗りは、

例えば、大型免許を取っても、大型バイクを大人しーく乗る事しかしない(スピードなんか興味無いです風な)人でも、心の中では、実はとってもスピードやパワーに憧れていたりもするものなんですね。(もう、この辺で既に語弊が出てきそうな雰囲気がたっぷりですが。というか、最初からこのタイトル自体が危険をはらんでいますが。)

あくまで、大多数の方々に限定した話です。

まあ、そういう僕も、パワーやスピードに対してメチャメチャ関心の高い人間の一人ではあります。
ただ僕の場合、そういう感情を、決して内に秘めたりはしないです。

「最高速」とか、「フルパワー」とか、「300キロ」とか、これらのテーマにふさわしいバイクを買い、己の体で体験しちゃっています。
また、面白いことに、これ系の実体験談はバイクに乗らない人にも結構ウケが良いですね。
「300キロって新幹線より速いんじゃないの?」とか。
結構、本気で驚かれます。
「バイクがばらばらになって体だけ吹っ飛んでいったりしないの?」とか、
心配される事が多いです。
そして、同時に多少頭のネジが緩んでいると解釈されてしまいます。


ただ、「フルチューン」だけは未体験です。そんなことしたらバイクがすぐ壊れそうだし、そういう知識があんまり無いし、お金が非常にかかるだろうし、僕はアパート暮らしのしがないサラリーメンで金銭的に恵まれている訳でもないし、それでなくてもバイクの5年ローンがまだ2年残ってますから、今のノーマル車両を維持するだけでもう精一杯です。

もし、宝くじが当たったりして、充分なお金があったら、果たして僕は「フルチューン」するでしょうか?
・・・まず、自分の家が欲しいですね。ガレージがちゃんとあるやつ。
ハイエースと、バイク何台分かのスペースさえあれば充分です。

・・・ナカナカ、「フルチューン」というのは実現しなそうです。
って、「フルチューン」って、何なんでしょう?よく分かりません。


僕は、バイク数台分の費用を一台に掛けるよりは、バイク数台を買う方に魅力を感じる方の人間ですね。