メモ日記

バイクが好きな人です。
思ったことを忘れないようにメモ。

映画「2012」を観た。

2011-05-30 23:52:16 | その他
今更かもしれませんが、映画「2012」を観ました。
2012年は現実にすぐそこまでやって来ていますし、何かとリアルに物騒な世の中ですので、改めて観ておきたくなったのです。


映画ではとんでもない天変地異が2012年の年末に発生します。
そして、人類滅亡の危機に・・・。

現実には、そうはならないでしょう。
あまりにもメチャクチャなパニックムービーでしたので。
ただし、それらの一つ一つが長い期間のうちには充分に起こる可能性はありえます。
今後10年か、100年か、1000年か、あるいはもっと長いスパンの内に。




ただ、この映画では確実に、教訓として留めておきたいことがありました。

「政府は、個人個人の命よりも、全体の秩序を保とうとする」
ということです。

国民がパニックを起こしてしまうような内容の発表は控え、隠してしまうのです。
そして、ごく一部の人々のみが、秘密の中で対策をしています。

この間も、日本でその法則は確実に実践されました。映画の話ではありません。
現実の話なのです。


一部の人はまだ気づいていません。
また、気づいても「どうってことはなかった」と思っています。
こういう人達は、政府にとっては非常に有り難い存在でしょう。

あるいは、僕が何を書いているのかさっぱり分からないという人は、ある意味とても幸せなのかも知れません。


ただ、僕はそういうロボット人間のような人達にはなりたくないですね。
飼い馴らされた家畜のようです。


今年3月の津波被害では、大地震を受けて予め高台に逃げた人々が、低い土地で今まさに津波の被害を受けようとしているのにもそれに全く気づかず、平然と日常を続けている人達に必死に叫ぶシーンが多く見られました。
残念ではありますが、あの時海に津波を見に行ったり、まだ大丈夫と油断して避難を先延ばしにしたり、あるいは非常事態にも関わらず、それよりも「いつもの日常(業務・上からの指示待ちなど)」を優先した結果、亡くなった人達も決して少なくなかったはずです。

非常に残念な気持ちになるのですが、楽観的と、ただ考えが甘すぎるだけなのを勘違いしている人は、世の中にとても多いです。
津波に関わらず、何に対しても同様で、そういった人は多くいます。

そうではない側の人間として、生きていきたいと思います。