メモ日記

バイクが好きな人です。
思ったことを忘れないようにメモ。

モトGP観戦。

2006-09-25 01:16:46 | バイク・車関係
(写真は下手クソながらも、実はバレンティーノとダニとセテが同時に収まっています)

モトGP、観戦してきました。
今年で3年目になります。

自分の足でくまなく回ってみて、一番の観戦ポイントと読んだバックストレート後の90度コーナー手前も、3年前は自由席扱いだったのが去年からは指定席になり、少々チケットは高くなりましたが正面にレースの様子が分かる巨大モニターやスピーカーが設置され、席もそれなりに整備され、観戦しやすくなりました。

このバックストレートは高低差30メートル、ビル十階分の高さに相当すると言われる猛烈な下りの後、このコースで最もキツイ25Rの直角コーナーが待っています。最高速度300キロ超からのフルブレーキング競争です。

去年はここでロッシがマルコに接触、両者共リタイヤするという波乱を起こした場所ですが、今年も若き日本のGP125ライダーである渡辺一馬選手が立ち上がりでバランスを崩しトンネル内の壁に接触するという危険なコースアウトをしてしまうなど、色々なシーンがありました。

そして何と言っても、今回はモトGPクラス中野真矢選手のラストラップでのセテとの接触、転倒リタイヤが最も大きなショックでした。

4番手争いで最後の勝負に出た中野は、セテをインから刺したものの完全に前に出るにはもう後一歩及ばず、クリッピングで中野はフロントタイヤにセテのリヤをかぶせられて接触し、完全にバランスを失いコースアウト、すぐにコースに戻ろうとするもマシンがもう駄目らしく、チェッカー寸前で無念のリタイヤになってしまいました。

上位に食い込める才能がありつつも、マシントラブルなど惜しいリタイヤの多い中野ですが、今回も大人しく走っていれば5位入賞だったハズが、結局はノーポイントに終わってしまいました。

しかし、その果敢に攻める前向きな姿勢は、非常に尊敬に値するものだと感じます。



今回は、相手が悪かったと思うしか無いのでは無いでしょうか。
なんて言ったってあのセテです。
ロッシとの接触等でのゴタゴタも、未だに記憶に新しい感があります。
今年起きた大クラッシュも、確か彼が引き金になっていたはずです(深い知識は持っていないので詳しい所を突っ込まれると良くは分かりませんが)。

何せ、彼は図太い神経の持ち主のはずです。
インを突いてきた中野が走るラインなどお構い無しに、完全に我が物顔で自分のラインを走るセテ。
中野が転倒するほどの接触があったのにも関わらず、全く動じることなくマシンをコントロールし平然と走り抜けて行ったセテ。
勝負の世界なのでそんな事は当然と言えば当然なのかも知れませんが。
中野がインを刺したぐらいでビビるような、柔な神経は持ち合わせていないのです。



実は、僕は前日の予選走行後のサイン会で、セテからサインを貰いました。

毎年このサイン会を楽しみにしているのですが、今年は大きくこの実施方法が変わりました。

例年は予選走行終了後にパドック付近にサイン希望者が集まって、希望のライダーのサインの列に並んで待っていたのですが、
今回はあらかじめサイン会に参加する権利を得る為の抽選を行い、これに当選する必要があるのです。

当選した希望者は予選走行後に20程度のグループに分かれてライダーの登場を待っています。
会場に現れたライダーも抽選をし、ここで初めて、自分のいるグループが誰のサインをもらえるのかが判明するのです。

つまりは必ずしも希望のライダーからサインがもらえるわけでは無い、もしかして良く知らないライダーや、好意の無いライダーからのサインを貰う可能性も大きい訳です。
ライダー側から見ても、サインを配る相手が自分のファンじゃないかも知れない、と思えばあまり積極的にはなれないでしょうが。

僕は運良くサインを貰える権利こそ得たものの、相手はたまたまセテになったのです。

ライダーによって、対応は様々です。
色紙だけでなく、ヘルメットなどにもサインを入れてくれたり、一緒に写真を撮ったり、なるべくファンと多く接しようとするフレンドリーな方も多くいらっしゃいます。
大人気のロッシも、とてもファンにはフレンドリーです。
ロッシの影で良く目立たない、同じヤマハチームのコーリン・エドワースも、意外に気さくな方で高感度は高かったです。

そういえば、ダニは本当に小さかったですね。小さいだけでなく、足なども異常に細く、栄養状態のほうが心配になるほどです。その上怪我の為に足を引きずっていて、見ていて痛々しいものがありました・・・。

僕の希望はマルコだったんですが、開けて見ればちょっと微妙なセテ。

一応こっちは色紙も用意していたのに、彼はチームの用意した自分のポスターに次々とサインを書いていってはスタッフに渡し、それを僕らはスタッフを通して貰うという、何とも事務的なやり取りに終始していました。

中には、色紙に書いてくれるようお願いしている人もいましたが、スタッフにあっさりと断られていました。

数人のチームスタッフに囲まれて、彼らと雑談をしつつ次々とサインを書いて、あっという間に人数分のノルマをこなしてサインタイムは終了。彼は僕らと言葉を交わす事も、こっちに目を向けることすらありませんでした・・・・・・・。

子供のサイン希望者は特別枠で優遇されていた上、優先的にサインを貰う事が出来ましたが、きっとここに並んだ子供にとってはあまりいい思い出にはならなかった事でしょう。

未確認ですが、きっと同じチームなので、同じ方式でサインをしたであろうカピロッシなら、もっと良い印象の対応をしてくれていたのではないかとも思います。

今年のセテのヘルメットはなかなか良いデザインな感じに思いますが、とても好きにはなれません。




・・・その、サインの時のセテの冷めた印象と、
中野に有無を言わさずかぶせていった冷酷なセテの印象が、僕の頭の中でかぶったのでした。





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