エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

残る紅葉

2016年12月01日 | ポエム
残る紅葉・・・冬の紅葉である。
従って、冬紅葉もまた季語である。

昨日、平林寺の残る紅葉を見に出かけたのであった。



流石は平林寺、である。
残る紅葉もまた鮮やか、であった。

今年は、時ならぬ初雪と遭遇した。
加えて、見事な残る紅葉である。



来る年も、こうした幸運に遭遇できるならば・・・僥倖としか云いようが無い。
そうあって欲しい。







「逆光や残る紅葉の淡々し」







次の大きなテーマは、コハクチョウである。
もう「越辺川(おっぺがわ)」には、白鳥が飛来している。

まだ十台の後半ほどの飛来数、らしい。
しかも、過日の地震で驚いてしまったらしく何処かへ行ってしまったとも云う。



冬紅葉の綾なす色合いは、心の襞に沁み込んでくる。
残りの紅葉だからこそ、淡く嫋やかである。



しかも、深落葉とのコラボレーションが見事である。
すっかり、冬なのだ。



      荒 野人




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