エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

朴散華

2014年06月03日 | ポエム
朴の花が咲き始めた。
花の下に佇んで・・・花が落とす香りを感じている。
甘い香りである。



この香りには、間違いなく魅了されるのだ。
この花は、人の近くでは咲いてくれない。
木の高い場所で咲く。



蕾だって、その産毛が香り立つようである、







「触らせず匂い降らせる朴散華」


「朴の花散華のときの色鈍く」






この花「朴散華」という異名もある。
あまりの気高さに、人は散華というオマージュを結ぶのだろうか。



白い花弁の清らかさと厚みとが,見事に融合している花である。
この散華が付いた異名、ぼくは嫌いではない。

朴の「花散華」・・・である。



       荒 野人




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