今日の料理(こだわりがないのがこだわり)

フードリテラシーに沿いつつも、なるべく夢のある料理や飲食をジャンル・国境・時代・時間をボーダレスに越えて書いています。

最初から常に100%を目指さないで!!。牛肉100%のハンバーガー

2016年11月08日 | 素材
牛肉100%のハンバーガーの美味しさと「高さ」を知ったので、一応アメリカ産ではなくオーストラリア産の牛肉300gを買ってきて、作ってみる事にした。

300gに少し足りなかったので、他の冷凍してある肉の端っこ(これもオーストラリア産)を足して300gに。
とりあえず、作ってみない事には何が成功?で何が改善点か?も解らないので・・・、
牛肉を少し一口大に切って、
・塩小さじ1/2の更に半分
・黒コショウ同量
・やっぱりハンバーグといえばナツメグだろうと、余っていたナツメグを同量
を混ぜて揉み込む(塩、水が出てしまうから後の方が良かったのかなー?、でも、まあいいや)

4枚刃のフードプロセッサーに、あんまり大量だとスジが(←取れよって感じだけれど、安い肉なのでキリがないから)引っかかって刃が回らなくなるので、少しづつ(3~4回に分けて)軽くかける(因みに最初にコンセントに差したまま刃を機械に入れてしまって、指がハンバーグになりそうで、ゾっとした必ずフタをして、作業する時はコンセントを抜いて!!危なくピアノやギターが弾けなくなる所だった、どんな所に事故が潜んでいるか解らないので、ポイントは抑えて抜ける所は抜いても絶対に焦らぬ事!!!)

肉の脂身の率があまりにも少ないとパサ付くので、
肉が80~95%ぐらいが良いらしく、付属の牛脂を少し加えてみたがいらなかった(やっぱ脂身とは違うんですなー、獣臭さが引き立った、全部入れなくて良かった)。

少しだけコネた後(3分ぐらい・・・プロセッサーの時点で結構粘りがある)、300gなので、半分に分けて成型し、

1個は冷凍して実験してみる(挽肉は空気に触れる面が多いから痛み易いので注意、一応スパイスは入れてあるけれど早めに使い切ろう)。

で、牛脂を敷いて焼く。

裏返して、蓋をし、蒸し焼き(ハンバーグだと途中チーズを乗せる場合もあるよね)。

と同時にパンを焼いて(峰屋のバンズが無いので、食パンだとこれじゃあサンドイッチだね)、途中チーズを乗せる(今回は余っていたラクレット・・・半額で賞味期限が切れているから、もう、使ってしまわねば限界だった)

ハンバーグに厚みがあるので、かなり火の通りに時間がかかるが(最初解らないうちは、少し、切ってみてもいいかも、串を刺して血の流れを見ても、元々が荒いハンバーグなので、場所によって肉汁の流れ出る量が違うから、肉汁の流れる量が違うなら、途中軽く切ってもその部分だけが流れるだけの問題だし、いくらレアが好きだからって、やはり中が冷たい生は食べたくないものね)

こんな感じで、

後は、スライスオニオンやトマト・レタス・アボカド(?)など好きな野菜や目玉焼きをハサミ、
マスタード、ケチャップ等の調味料(肉の香りが強いので調味料はあった方が良いと思う・・・あくまで好みだが)をかけて、食べる。

ワリとイケたし、チーズもいらないぐらいに美味しかった。

これでハンバーガー用のバンズを自分で焼くか、買ってくれば本当に超高級バーガーが数百円で食べられる。

※パティは150gだと少し多かったので130g~120gぐらいが良いのかな(あまり分厚いと焼きヅライ)。

もう1つの冷凍保存してみたのを食べる時に、バンズを自分で作ろうか迷ったが、そこまで手をかける事に時間を取られてよいものか?迷っていたら、良いものを見付けた。
(乳化剤は致し方ないが、この値段で、この手軽さは・・・OK)

昔リフォームクラブ(←ヴェルヌの「80日間世界一周」の主人公がスタートしたロンドンの社交クラブ)風のラムチョップを作っていた時のガーキンが余っていたので、それをピクルス代わりに(手作りは重厚で油脂が舌と喉に重いから、やっぱり酸味が必要なんだよ)。

実はチーズや余計なモノを挟むよりシンプルなハンバーガーが1番ウマイ。

まあ、なんとかカタチになったかな。

やはりパティは100g~120g・130gが丁度良いようだ。
(かなり満腹になる)
コーヒーと共に食したが、正直かなり満足。
2回の食事で、1回につき400円以下で食べられるし、何よりも安全・安心が1番だ。
大切な人や、人達、未来の人達にもそういう安全・安心なモノを食べさせたい。


作る度に、好みの材料を挟んで、いろいろな味に変えられるし、段々美味しくなっていく。

そしてなにより大切な、食の、『安心・安全』だし。
男性は食べる時、何が入っているのか解らないのは意外に怖いと感じる、という昔からのデータもある。


昔、S・キングのスタンドバイミーの原作を読んだ時、森の中で主人公の子供達が挽肉を枝に刺して焼いて食べるシーンが短く描写されていて、簡潔だからこそ読み手が味を頭の中で再現させる事が出来るんだなぁーって今でも荒挽の挽肉を食べると思い出す。
個人的には文庫版のスタンドバイミーにオマケで付いていた「恐怖の四季シリーズ」の冬編「マンハッタンの奇憚クラブ」も雰囲気があって、内容より雰囲気が強烈に強く打ち出されていて好きかな。
(因みに秋編がどうやらスタンドバイミーらしい)
短いし。

あとはキャリーか。映画は怖いのは嫌いだけれどSキングのはギリ観れるので、NEWVer.と両方観たかな。ワリと原作の雰囲気が出ていた。
配役の裏話も面白いし。

スタンドバイミーの原作は是非、オススメ!!!
初書きの短篇は2万字を越えると中篇の域に入るという描写も自分が作者でもないのにこっちもワクワクしたし。

そんな事を思いながらワイルドに食べる。




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