今日の料理(こだわりがないのがこだわり)

フードリテラシーに沿いつつも、なるべく夢のある料理や飲食をジャンル・国境・時代・時間をボーダレスに越えて書いています。

ソーセージロールはソフトなソーセージで

2015年11月17日 | 素材
よく「子供の味」と口の悪い人達に皮肉って評されるイギリス料理だが、実は人間の舌にある味蕾(みらい)という味を感知する気管は、残念な事だが年齢を重ねる毎にその数は減少していく。
(そして、なぜか黄色人種はその味蕾の数が多いという統計。)

つまりよく「子供の舌が素直で本当の味が解る」と言われるが、実際に科学的にも子供は味を識別する能力に長けている。
(因みにウサギの味蕾は人間の倍近くあるそうです。人間が1万個で、ウサギは1万7000個、牛は2万個以上、ナマズは10万個以上の味蕾を持っているとのこと)

ただいかんせん、子供には美食という経験が無い(あったら怖いし嫌な奴だし、子供のうちは好き嫌いが激しいから、経験値を積むのに、美食は違うんだろうなと誰でもが思う。だから素材本来の味を覚えさせるのだろうな。辛い料理で有名な四川でも、近頃は子供達にいきなり辛いモノは与えず、なるべく心掛けて素材本来の味を食べさせ、素材の味を覚えさせる教育がなされていると新聞に書いてあった)。

その子供の味がイギリス料理と言うのも納得がいく訳で・・・(世の中よく出来ているなって)、今回、そんなイギリスで人気のあるソーセージロールを作った。
よくパーティーに出てくるウインナにパイを巻いてあるモノではない。
皮無しソーセージの様に、ひき肉から作るモノだ(ただ、簡単でもある)。

牛乳大1+パン粉10g(5分置いたもの)に、ひき肉、卵1/2(全卵でOK)、ハーブ大半分(出来ればタイムが良いらしいが無かったのでオレガノとパセリを半々づつで代用)、塩小半分

を粘りが出るまで混ぜて、

小さなウインナ状にまとめておく。


今回は自身で打ったパイ生地(パフペイストリー)

の上に置いて、

クルクル巻いて、端をフォークで押さえる。

縁にフォークで模様を。

サラダ油を一応薄く塗った鉄板に乗せ、

包丁で切れ目を2箇所づつ入れ、余っているとき卵(←いつもは色付けだけに卵1羽使うような残酷な事はしないで代わりに牛乳を塗るのだが、今回はハンバーグみたいにツナギにして余っているという事で自分を説得する。)

予熱しておいた200度のオーブンで20分~25分焼く

(結構、ハーブが活きる事に驚かされるが、パン粉と牛乳の効果か?皮無しウインナと違ってポソポソしていないし、これ、材料を変えて気合入れたら本当に美味しいのが作れそう)、パイ生地のおかげで手軽なので、ついパクパクつまみたくなる。

ナメていた。
<後日、普通のソーセージでも作ってみた。>
このソーセージロールには、絶対ソフトで軟らかいソーセージが合うと思ったので、ウイニーで。

小ぶりなので手間いらず(チーズを一緒に巻いても有りかも?)。

あと~、クマモンのソーセージか。

なんとなく買ってみる。

先ずは普通に味見、これは~、アメリカンドッグとかナポリタンとかに合いそうな汎用性の高いタイプの優しいソーセージだな。

という事は、ただボイルするより、加熱調理した方が合うかもと思ったので、これも少しソーセージロールへ。(今回は、卵を1羽殺したくなくて、卵黄を塗らなかった。自分はこれでいい、牛乳ぐらい塗れば良かったかな。)

うん、ヤハリ、ソフトなウインナの方が合う。
荒挽だと、バターたっぷりのパイ生地とはシツコ過ぎるんだ。






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