今日の料理(こだわりがないのがこだわり)

フードリテラシーに沿いつつも、なるべく夢のある料理や飲食をジャンル・国境・時代・時間をボーダレスに越えて書いています。

カントリー・マッシュルーム

2015年11月17日 | 今日の料理
ブラウンマッシュルーム200gが安く売っていたので(←ブラウンが香りが強いからスープや煮込み料理に向いていて、ホワイトがまろやかで上品なのであっさりとした料理に使う。マッシュルームは世界一食べられているキノコで良いダシが出るらしい)、
カントリー・マッシュルームなるイギリス料理を作ってみた。
(単純なだけに、あまり知られていないない料理だ。)

これはサワークリームを使うのだが、サワークリームって酸味が強いし、高いし、余った困るし、ちょっと躊躇する食材なので、「生クリームが余っていたので」前日から仕込んでおくことにした。

生クリームの余り150mlに


プレーンヨーグルト20g~25gぐらい

を混ぜ、数時間常温で置いて少しトロミが付いた後、冷蔵庫で一晩寝かせると、

サワークリームが出来る(酸味はお好みで調整!!)

勿論、マッシュルームを使うのだけれど、

拭くか?、洗うか?だけで世の中の人は大喧嘩するらしい。

マッシュルームには水を大量に吸収すると歯触りが落ちる性質があるらしい、自分もこれは正解が無いと思っている、感じ方は人それぞれだし、外国人にとっては、「自然の中で生えていたのだから、洗って!!」と言う人がいるし、日本人は「ヌレた布紙で拭けば良いでしょ!!」と言い張る人もいるらしい・・・
(う~ん、難しい)
自分的にはいろいろ調べた結果と、外国の食材であるマッシュルームに対し外国人が「洗え」と言うならば、もしかしたら洗うべきなのか?と一抹の不安と、生産者の「水でじゃぶじゃぶ洗わなければ」という結果を踏まえ、やはり味の為に食べる人の身体をホンの少しでもリスクを取らせ危険にさらせたくはないという気持ちを踏まえて、チョロチョロと出る水で洗うのならという結論に達した。

軸の汚れを包丁で剥ぎ取る事も一応実践してみた。

いろいろな食感やしみ込み方を試してみたいので、マッシュルームをスライスや4つ切り様々な形で試してみる。

バター25gってこのぐらいか、覚えておくとイザという時の目安になる。(だから様々な物の重さを最近、覚えるようにしている、万事が万事でモノゴトの「塩梅」といものが解る人間になるかなー?って)

バターで少し炒め、

トロミを付ける為に小麦粉大1をサッ混ぜる(焦がさないように)。

牛乳150mlをいれ(ちょっとマッシュルームの量が少ないがあまり水分が少なくても料理として成立しないので、ある程度味を追求する為には許容範囲の量で。1+1=2に必ずしもならないところが料理は感性と言われる所以でもある。)

一煮立したら弱火で少し似る(←他にも応用出来る基本の作業だよね、火を入れ過ぎると香りが飛ぶので注意、キノコが嫌いな子は香りを飛ばして徐々に慣らしていった方が良いのかな?いや、最初から本物の素材の味で教育すべきか?)。

サワークリーム大2~3・タラゴンが無いのでパセリ小2・粒マスタードが無いのでイエローマスタードに粒コショウを混ぜると近い味になるかな?と小2~2.5と・小2を混ぜる。

なぜかチコリやレタスの上に添えるらしいが、日本人にはちょっと・・・解らん、それでいいと思う!!

盛り付けて、完成。


感想は・・・、あんま美味しくないな
まあ、タラゴンと粒マスタードが無い事が致命的なのだが、
サワークリームや粒マスタードを加えるということは、酸味が重要という事なので、ヨーグルトを足して酸味を加えたら、あ、なんとなく言わんとしている目指す所が解るというか見えた気がした。
それとも
もしかして塩気を使わない理由は、イギリス人はテーブルの上の塩・胡椒を使い食べる人が自分で味を付けるからなのか?(他人に味を強要されて、喧嘩になるまで不快な争いを一生し続けるのはゴメンだぜ!!って表れか

・冷めたモノを提供する時に弱火で温めなおして供しても良いらしい。
・翌日の方がしみ込んでいて、結構、美味しかった(でも塩気が欲しい)。

翌日、イギリスのスティルトンチーズが余っていたので、カントリー・マッシュに溶かしてパスタと絡めた。

同じ、イギリスのモノ同士だけあって、合うこと合うこと。
チーズの塩気が丁度良かった。
(イギリスってパスタをアルデンテにしないでグチャグチャに茹でるんだよな、一瞬迷ったけれど、それだけは出来なかった。)

洗い物は1つにまとめて、漬けておく。(ここでも整理整頓が料理は大事。)

ま、作りながら洗っちゃうんだけれどね。








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