今日の料理(こだわりがないのがこだわり)

フードリテラシーに沿いつつも、なるべく夢のある料理や飲食をジャンル・国境・時代・時間をボーダレスに越えて書いています。

ポートワイン

2015年11月17日 | 飲み物
ポートワインを手に入れた。

ポートワインとはポルトガルの北、ポルト港から出荷されるワインで、醸造過程で強いアルコールを加えアルコール度数を高めた酒精強化ワイン(シェリーやマラガ・マディラなども酒精強化ワイン)だ。
発酵段階で、70度以上の葡萄の蒸留酒(=つまりブランデー)を混入させることによって発酵を止め、瓶の封を空けても、酸化での味の変化を遅らせる事が出来るワイン。
アルコール分は普通のワインが日本酒と同じ15度前後に対して、20度前後と高めで、味は甘め。
ただ、貴腐ワインよりは甘くは無い。
3年以上熟成されたモノがポートワインとして出荷されるという。

ポートワインは種類がいくつかあり、
 ↓
①ルビースタイル・・・定番な味だが、酸化に対してそんなに耐久性が無いという。

②トゥニースタイル・・・ルビーポートよりも味に丸みがあり、より酸化に対し耐久性があり味の劣化が1番少ないと言われる。

③ホワイトポート・・・白ワイン系のポートワインで程良い酸味が特徴、酸化にあまり強くないい。食前酒にオススメ。

ロゼポート・・・全く酸化させず、よく冷やして、氷を入れたロックなどが向くという。

又、それぞれにランクがあるという。

今回は、酸化に対して耐久性のある「トゥニースタイル」だ。

14世紀にポルト港からイギリスへ大量に輸出されたポートワインは、世界三大ブルーチーズでもあるイギリスのスティルトン(チーズ)と共にデザートのように食す事が伝統的とされている。

スティルトンは、常温に置いてから食す。
(普通のチーズ+ワインと違って、ポートワインは発酵していないので想像していたものとは違う、ジントニックのような刺激感になる。どちらかというと、チーズを噛んで飲み込んで僅かに口の中に残っているぐらいでワインを飲む方がより、向かいたい味の形が明確になる。)

自分的には、アーモンドを肴にワインを口に含むと、かなりゴージャスな味になる。

黄金色のイメージかな。

「さくらんぼ」と食べると、製菓用のマラスキーノ(←ホイップクリームに入れて風味付け)のような味に限りなく近くなって、マラスキーノがさくらんぼのお酒なのだなと実感出来た。

悪くない。

度数が強く甘いので炭酸で割ると、カクテルのようになってかなり飲み易くなる。

炭酸で割っても水っぽくはない。


<注意>
因みに日本の赤玉ポートワインは、ポートワインとは別物。近年、「赤玉ソフトワイン」という名称に変化した、だが、もう日本人のアタマの中には赤玉はポートワインとすり込まれているので、間違えないようにしたい。








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