縁起笑店

縁起の道も招き猫から
陶芸家猫社長のつれづれコラム
横浜の縁起村から伊豆の満腹村に移住

キャンディーズ わな

2011-04-28 | Weblog
キャンディーズのラストコンサートを観た。
猫社長、全部歌えるよ。
キャンディーズって歌がうまい。いまさらながら気が付いた。

学生時代、﨑浜線の橋本駅からバスに乗って大学まで通学していた。
当時、橋本駅前に小さなレコード店があって、その店からはいつも
大音響で音楽が流れていた。
今ならクレーマーおばさんらがそんなこと許さないだろう。
その中で一番耳に残っているのがキャンディーズの「わな」だった。
あいつはしくじった~、しくじった~
「わな」は結構な期間流れたいたような気がする。
バスを待つ間、朝から何日も何日も毎日聞かされて、耳にタコができたほどだった。
レコード店の店主または従業員の誰かがそうとうなキャンディーズ、特にミキちゃん
ファンだったのじゃなかろうか。
「わな」はミキちゃんのソロで、今まで聞き慣れたランちゃんの声じゃないところが
キャンディーズっぽくなくて新鮮だった。
すでに引退を表明していたキャンディーズとしてはミキちゃんにもソロも
歌わせてあげよういう配慮があったように思える。
でもそれでミキちゃんが3人の中で一番歌唱力があるということがわかった。
「わな」と「やさしい悪魔」の二曲はキャンディーズの中で社長のお気に入りとなっている。

若い頃の記憶って小さなことでも鮮明に覚えているのに、今じゃ昨日の晩ご飯に
何を食べたのか、今年の干支がなんだったか、パッと浮かばなくなっている。



おフランスのお水

2011-04-25 | Weblog
ミネラルウオーターは今では普通に誰でも飲んでいる。
水道水以外の、それも法外な値段の水を買って飲むなんて
昔は考えられないことだった。

小さな頃、テレビで観ていた映画の中で、
ジャンポール・ベルモンドがカフェのボーイに
「ミネラルウオーター」
と注文するシーンがあった。
うろ覚えだけど、ベルモンドはボーイが運んできた瓶入りのミネラルウオーターを
自分でコップに注いで飲んでいたような気がする。
その時猫社長は
えっ、喫茶店で何で水なんか頼むの?
喫茶店のメニューに水があるの?
何なの、フランス人て頭おかしいんじゃない。
とびっくりした。
日本では喫茶店に入ると
まずコップに入った水が置かれてから注文を聞かれる。
テーブルの上には水の入ったコップと一緒にコーラ、ジュース、
コーヒー、紅茶が仲良く並ぶ。
ミネラルウオーターの存在は猫社長がおフランスに
抱いた最初のカルチャーショックだった。

ガソリンより高いミネラルウオーター。
最初の頃はファッション生重視だった。
今は危険や恐怖からの回避のために飲む人が一気に増えた。
日本の水道水はおいしいのに、
ひどいよ、ひどいよ、こんな日本に誰がした。

ちなみに猫社長は今のところは水道水を飲んでいる。

さみしいぞスーちゃん

2011-04-22 | Weblog
ラジオで「訃報です」と女子アナの声。
「キャンディーズの・・・」
猫社長はランちゃん?ミキちゃん?と二人の顔が浮かんだ。
まさかスーちゃんだったとは。
最近まであられ、ソーメンのCMで笑顔を振りまいていたので
元気だと思っていた。
同世代としてはショックだった。
昔、渋谷パルコ地下一階の自由が丘ロマンシューズで靴を選んでいる
スーちゃんと遭遇した。
店からちょっと離れた柱の側でランちゃんが待っていた。
ミキちゃんは見つけられなかった。

キャンディーズはランちゃんが小さなくす玉を割って
柱にしなだれかかる場面が印象的だった。
くす玉の垂れ幕には
絶対越えるぞ竹下慶子。

スーちゃん君はもういないのか。
猫社長はさみしいぞ、
どうか安らかにお眠りください。

久しぶりの東京

2011-04-20 | Weblog
3.11の地震から早一月強、それまで縁起村に引きこもっていた猫社長だったが
久しぶりに多摩川を越えた。
半分仕事で東京の後楽園駅で一時に待ち合わせ。
乗り換え案内で時間を調べて出発したのだけど、
なんと、電車は節電で急行はとりやめ、その上間引き運転、
乗車時間が10分以上延びてしまった。
でも早めの到着に設定していたので時間ギリギリで間に合った。

噂には聞いていたけど東京はかなり節電に励んでいるようだ。
地下鉄の通路はほの暗く、猫社長の乱視にはすごくやさしかった。
ヨーロッパは普段でもこの程度と聞いていたので、
ここはフランスの地下鉄なんだぞと想像力を働かせたら
ボンソワールな気分になってきた。
頭の中は夜のしじまに響く猫社長の靴音だけ。

でもでも地下鉄の出口から外を見れば向こうに見えるは東京ドームの
白い頭とえんぴつビルの群ればかり。
東京は密集しすぎだ。
ここが更地になったら正真正銘東京砂漠。

用が済んだら帰宅難民にならないうちにさっさと
縁起村に帰ろう。

家電修理は高いなあ

2011-04-18 | Weblog
長年愛用していたビクターのラジオRA-H7。
三日五晩考えてやはり修理することにした。
その訳は、今高性能ラジオが地震などの影響で品切れ。
RH-H7にタイマーが付いていること。
このお休みタイマーはボタンを押すと一時間後にラジオがOFFになる。
これのおかげで就寝前にラジオを聞いていて眠ってしまってもタイマーが働いてくれるので
夜中に妙な胸騒ぎで目が醒めるということがないので助かっている。
やはりこの機能は猫社長にとってはなくてはならないものなのだ。
修理にだそう。

保証の切れた家電の修理は簡単なものでも高くついた。
猫社長のラジオは選局ダイヤルのひもが切れただけだったのだけど、
明細ではひも交換が500円。
技術料が5200円。
配送料やら消費税などで締めて7560円になった。
7000円なら高性能なラジオが買える。
ほんと、悩ませてくれたよ。

今マックの横でRA-H7が静かに鳴っている。
使い慣れたものは手に馴染む。
7月までテレビも聞ける。
夜はタイマーが活躍している。
やはり治してあげてよかったなあと思った。
だがなこんど故障したら買い換えだから、そうされたくなかったら
丈夫で長生きしなさいよ。わかったわね。