2016/3/11
・2月は9作品。ブログ自体は本だ演劇だDVDだと毎日更新していたけど、NETFLIXの視聴作品は先月から激減。
・観てよかったのは『キャビン』『南の島の大統領 ―沈みゆくモルディブ―』『それでもボクはやってない』『大脱出』。
・今月から洋画解禁したけど、一番よかったのは邦画の『それでもボクはやってない』。
・「SAVE THE CAT」の分類で言うと、「難題に直面した平凡な奴」。絶望から希望、希望から絶望。淡々と描かれる恐怖の構造。劇映画としてもきちんとおもしろい。
・ラストの切れ味もさすが周防監督。
・検察の構造って今もまったく変わっているように見えないので、今からでももっと観る人増えたらいい。
・自分の中で『キャビン』のようなメタ構造作品は、観るもんじゃなくて書くもの。そういう作品でありがちな「整合性を取るのが大変」「話のスケールが小さくなる」という問題をうまく避けている。良作。
・『南の島の大統領 ―沈みゆくモルディブ―』はドキュメンタリー。勉強と言うより興味本位だった。単に知識欲が満たされたということもあるんだけど、そこそこいい着地があるんだろうなと思っていたら。
・もうひとつのドキュメンタリー作品『マン・オン・ワイヤー』は『ザ・ウォーク』を観る前提で観てみたんだけど、結局映画観られず。残念。
・『大脱出』は肩の力を抜いて楽しめる娯楽作。
・『ライムスター宇多丸のウィークエンドシャッフル』の影響でスタローン熱が高まって観たんだけど、NETFLIXには『ランボー 最後の戦場』と『エクスペンダブル』しかない。もうちょっと充実させてほしい。あと、シュワルツェネッガーの映画を見たのは恥ずかしながら初めてだった。でもスローモーションは笑った。
・評価の高い『her/世界でひとつの彼女』は、ちょっと合わなかった。展開が読める…とまでは言わないまものの、「まあ、人工知能と付き合うならそれくらいのリスクはあるだろうな」と、いまいち意外性を感じられなかった。記事にも書いたけど、会話の精度の高さがかえってマイナスになってた。
・『桜姫』と『地球防衛未亡人』は、狙ってチープにしたとしても失敗してたと思う。
・一月に観た『デッド寿司』はおもしろかったので、このへんの塩梅はむずかしそう。
・『ハダカの美奈子』は…「狙ってチープ」というわけですらなさそう。
NETFLIX連ドラにもおもしろそうな作品が多い。
2時間かけて映画観るよりこっちを優先するべきかしらね。
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