カンボジア西部でタイとの国境となっているポイペトに行ってきました。プノンペンからポイペトへは、国道5号線でバッタンバン経由で行くか、国道6号線でシェムリアップ経由で行くか、二通りの道があります。
国道5号線は、国境の手前約50kmのシソポン(国道6号線との合流点)までは、完全舗装で、問題なく走れます。シソポンからポイペト国境までの50kmは現在アジア開発銀行の支援で拡幅・舗装工事が行われています。一部は完成済みです(写真上は完成した部分)。
国道6号線経由は、シェムリアップ~シソポン~ポイペトの約150kmが、アジア開発銀行の支援で舗装工事中です。
どちらの道も、ほぼ平らと言ってよく、両側には、地平線まで続く田んぼや畑を見ることができます。
道路工事が、一日も早く完成し、南部回廊として、ホーチミン~プノンペン~バンコクを結ぶ大動脈となることを期待してやみません。
国道5号線(バッタンバン~シソポン)。完全舗装で、問題ありません。道路に沿って、タイから電力を輸入するための115kv送電線が走っています。
国道5号線(シソポン~ポイペト国境)。ADBの支援による拡幅・舗装工事が進んでいます。
国道6号線(シソポン~シェムリアップ)。こちらも拡幅・舗装工事が進められています。6号線沿いにもタイからの送電線がシェムリアップまで続いています。
国道5号線は、国境の手前約50kmのシソポン(国道6号線との合流点)までは、完全舗装で、問題なく走れます。シソポンからポイペト国境までの50kmは現在アジア開発銀行の支援で拡幅・舗装工事が行われています。一部は完成済みです(写真上は完成した部分)。
国道6号線経由は、シェムリアップ~シソポン~ポイペトの約150kmが、アジア開発銀行の支援で舗装工事中です。
どちらの道も、ほぼ平らと言ってよく、両側には、地平線まで続く田んぼや畑を見ることができます。
道路工事が、一日も早く完成し、南部回廊として、ホーチミン~プノンペン~バンコクを結ぶ大動脈となることを期待してやみません。
国道5号線(バッタンバン~シソポン)。完全舗装で、問題ありません。道路に沿って、タイから電力を輸入するための115kv送電線が走っています。
国道5号線(シソポン~ポイペト国境)。ADBの支援による拡幅・舗装工事が進んでいます。
国道6号線(シソポン~シェムリアップ)。こちらも拡幅・舗装工事が進められています。6号線沿いにもタイからの送電線がシェムリアップまで続いています。
今回のトピックに関しても、素朴な疑問(というか、今回は、「心配」です。)があるのですが、よろしいですか?
以前、NPOのHPで紹介されていたのですが、道路工事が行われる場合、地域住民の立ち退きが必要になることもあるが、保障が不十分であったり、工事の直前に突然、該当地域を国有にして、昔から住んでいた住民を不法占拠民として、保障もせずに強制退去させたりするケースが多発している、という報告がありました。
道路ができて経済が活性化すると雇用が活性化して、長期的には豊かになりますが、実際に道路沿いに住むのは、周辺住民から土地を買い取って引っ越してきたり、商売をできるある程度豊かな人たちだけだという話も報告されていました。
報告を読んでいて、すごく心配になったのですが、実際はどれくらいの住民に立ち退きが必要になったり、転居先で十分な生活再建ができずに貧困に苦しむことになってしまったり、JICAかADB,JBICの報告書にはあまり出てこない問題が起きているのですか?
もし、差し支えなければ、教えて頂けると大変勉強になります。
宜しくお願いします。
残念ですが、この手の話については、詳しくないのでうまく答えられません。
こういう場合は、小生の判断基準は、「民族自決の原則」と「当事者優位の原則」です。
カンボジアでも、土地を買い上げるときの補償についての法律もあるのでしょうし、
ADBも「Policy for Involuntary Resettlement」によって、影響をなるべく小さくしようと
しているようです。(英語です)
http://www.adb.org/Resettlement/default.asp
NHKの篤姫でもお母さんが「一方聞いて沙汰するな」と言っています。
http://www.nhk.or.jp/taiga/topics/word05/index.html
是非、ご自身でもいろいろ調べられて見てください。
先生が世銀関連サイドの方だったので、いかに貢献しているか、どのように気を配って保障しているかという授業を受けました。日本がどういう貢献をしたのかをネットで調べてみたら、逆に、NPOの報告等は、住民がないがしろにされているという批判も多くみつかって、驚きました。現地で生活されている個人の方のblogではカンボジアの方から「いろいろ助けてくれる日本人」として感謝されているという話が多かったので、実際はどうなのかすごく興味がわいて、現地にいらっしゃるjackおじちゃんサンなら現地のお友達の中に、実際に転居された方や関係者の方がいらっしゃるんじゃないかな、素直な感想を知ってらっしゃるんじゃないかなと、質問してみました。が、不適切な質問でしたね、すみませんでした^^;
自分自身の目で、カンボジアと日本の関係について確かめてみたい!という想いも強くなったので、もう少し、調べてみようと思います。
そしていつか、カンボジアを訪れたいです
ありがとうございました☆
さて、「素朴な質問2」については、解答が長くなったので、本文(7月16日版)に掲載しました。ご覧ください。
また、質問は大歓迎です。お気軽にご質問ください。できる限り、がんばって調べてご回答します。