ポイペト国境

　カンボジアの一番西にあるタイとの国境です（写真上）。タイとカンボジアは、まだ自動車乗り入れに関する協定ができていないので、この国境で原則として、人も荷物も車を乗り換える必要があります。カンボジアの出入国管理事務所とタイの出入国管理事務所の間の約500メートルは、国境を歩いて渡る人や、積み替えの荷物をリヤカーで運ぶ人たちでにぎやかな様相です。タイでは、カンボジアの労働者に一日パスを発行しており、カンボジア側からタイの工場へ毎日通勤しているワーカーも多いそうです。なお、この国境近くには、経済特別区（SEZ）も建設予定であり、タイからの投資が期待されています。
更にこれに加わるのが、カジノの喧騒です。入国管理事務所の間には、６軒ほどの大型カジノ（写真）が林立しており、タイからの観光客らしきお客さんで大賑わいです。
　まったいらな田んぼや畑の真ん中に突如現れる不夜城として、ポイペトは盛り上がっているようです。

国境のカジノです。タイからのお客さんで賑わっていました。


国境付近ではコンテナトラックも見かけました。道路は工事中です。


国境で荷物を運ぶリヤカー部隊です。相当な数のリヤカーが行き来していました。


国境を越えていこうとするトラックと荷物山積みのリヤカー。タイとカンボジアの合意で一日40台までは、国境を車で通過することができます。両国間での本格的な協定締結が待たれます。