金沢21世紀美術館にて開催中の絵画展モニーク・フリードマン展
そのオープニングに作家自身によるトークレクチュアーがあった
話を聞く前に展示を見る
色セロファンのような透明シートや薄い布に着色染色した生地を重ねるようにカラフルなインスタレーションが最初に目に入る
しかし何と言っても圧巻なのは展示室11。
ここがモニーク・フリードマンのメイン会場「絵画の部屋」素晴らしい!
久しぶりに脳と目が快感を感じる絵画に出会えた。
ヒューマンスケールを遥かに超えた大きなペインティング
近代絵画(モダニズム)を真摯に受け止め数々の問題点と可能性を研究したことが作品から伺い知れる。
そしてそんな理屈は抜きにして最も素晴らしいのは色彩だ。
そして画面に近づくとランダムな曲線が画面全体にうねる
「無限さ」「崇高さ」「身体性」といった事をテーマにしていることが一瞬で理解出来る。
理屈抜きで「美しい」絵画です。
この感覚はロスコ、ニューマン、マチス、ボナールというコロリスト(色彩家)に共通する特有の感覚
フランスに住みながら近代絵画、とくににカラーフィールドペインティングに強く影響を受け、それらを乗れ超えるべく研究を重ね、継承しつつも変化させていった。
真っ正面から絵を描いている。この人は真性の「画家」です。
非常に良い絵画を描いている。
その後トークを聞いたのだが非常に共感する話が聞けた
絵画にこだわり色彩にこだわる姿勢ととくにボナールを好きな作家に上げているあたりが実にいい
マチスもロスコも確かにいいんだけど「色彩」なら忘れちゃならないボナール。
ゆらぎのある色のムラが色彩に透明感と空気感を醸している
(ロスコは確実にボナールに憧れてます)
マチスとボナールはフランスの画家で同時代で親友、お互いに色彩家として認め合っていた、ロスコはその後の世代。ミルトンエイヴリーらに影響を受けていると言われるけど本当は一番影響を受けたのはボナールでしょ?と僕は勝手に分析してます。(モニークの話では無い)
レクチュアー中に映し出した画像は「ミモザの見える部屋」というボナールの中でベストと思われる作品だった。
僕もボナールの作品の中では「ミモザの見える部屋」を選びます こういう一致は嬉しい
数知れずのアーティストの中から数名の作家を挙げ、数有る作品の中からお気に入りの一点を選ぶ。
それが偶然の一致というものがあるものでそういう偶然の一致は言葉が通じなくても心で通じ合える。
彼女はちゃんと光が見えているのだと思います。
鴻池朋子さんとモニーク・フリードマン 金沢でこんな良い作家に出会えるとは!
良い絵を見ると幸せな気分になる。
アートがどうのこうの言っても「やっぱり絵画だよな~」
是非実物を見てほしい モニーク・フリードマン展は来年の3月20日までの開催
そのオープニングに作家自身によるトークレクチュアーがあった
話を聞く前に展示を見る
色セロファンのような透明シートや薄い布に着色染色した生地を重ねるようにカラフルなインスタレーションが最初に目に入る
しかし何と言っても圧巻なのは展示室11。
ここがモニーク・フリードマンのメイン会場「絵画の部屋」素晴らしい!
久しぶりに脳と目が快感を感じる絵画に出会えた。
ヒューマンスケールを遥かに超えた大きなペインティング
近代絵画(モダニズム)を真摯に受け止め数々の問題点と可能性を研究したことが作品から伺い知れる。
そしてそんな理屈は抜きにして最も素晴らしいのは色彩だ。
そして画面に近づくとランダムな曲線が画面全体にうねる
「無限さ」「崇高さ」「身体性」といった事をテーマにしていることが一瞬で理解出来る。
理屈抜きで「美しい」絵画です。
この感覚はロスコ、ニューマン、マチス、ボナールというコロリスト(色彩家)に共通する特有の感覚
フランスに住みながら近代絵画、とくににカラーフィールドペインティングに強く影響を受け、それらを乗れ超えるべく研究を重ね、継承しつつも変化させていった。
真っ正面から絵を描いている。この人は真性の「画家」です。
非常に良い絵画を描いている。
その後トークを聞いたのだが非常に共感する話が聞けた
絵画にこだわり色彩にこだわる姿勢ととくにボナールを好きな作家に上げているあたりが実にいい
マチスもロスコも確かにいいんだけど「色彩」なら忘れちゃならないボナール。
ゆらぎのある色のムラが色彩に透明感と空気感を醸している
(ロスコは確実にボナールに憧れてます)
マチスとボナールはフランスの画家で同時代で親友、お互いに色彩家として認め合っていた、ロスコはその後の世代。ミルトンエイヴリーらに影響を受けていると言われるけど本当は一番影響を受けたのはボナールでしょ?と僕は勝手に分析してます。(モニークの話では無い)
レクチュアー中に映し出した画像は「ミモザの見える部屋」というボナールの中でベストと思われる作品だった。
僕もボナールの作品の中では「ミモザの見える部屋」を選びます こういう一致は嬉しい
数知れずのアーティストの中から数名の作家を挙げ、数有る作品の中からお気に入りの一点を選ぶ。
それが偶然の一致というものがあるものでそういう偶然の一致は言葉が通じなくても心で通じ合える。
彼女はちゃんと光が見えているのだと思います。
鴻池朋子さんとモニーク・フリードマン 金沢でこんな良い作家に出会えるとは!
良い絵を見ると幸せな気分になる。
アートがどうのこうの言っても「やっぱり絵画だよな~」
是非実物を見てほしい モニーク・フリードマン展は来年の3月20日までの開催