ブログで学ぶ!日商簿記検定

 日商簿記検定に合格するための
情報を提供するブログです。
独学のサブツールとしてご利用下さい。

簿記小説:田中さんの野望第1話

2006-07-01 18:19:11 | 初めての簿記・会計のおはなし
【簿記小説:田中さんの野望】

 第1話:簿記ってなに?

 普通のOLとして働いていた田中さんは

いま流行の青年実業家に憧れて、思い切って会社を辞め
独立しちゃいました。
昔から、雑貨屋さんをやりたかったので
雑貨屋さんのお店を開いたのでした。

 今は、開店準備に大忙しです。
今日は大学時代の後輩であり、公認会計士である小栗君に
お店に必要な経理のことを聞こうと、呼び出しているのでした。

「すいませ~ん!!遅れました~!」

「おそ~い! 何してんのよ!

「すいません。足が遅いもので・・」

「それじゃ、しょうがない」

「先輩、今日は経理のことで聞きたいそうですね?」

「そうなのよ~。青色申告を選びたいんだけど
    そのためには、簿記でちゃんと帳簿をつけなきゃ
    いけないでしょ。」
 
    「だから、簿記のことを聞こうと思って。」

「しょうがないな~。それでは、そもそも簿記って
     なんのために必要なのかわかりますか?」

「へっ?税金を納めるためだけに必要じゃないの?」

「まぁ、それも簿記の目的の1つですね。」
    「でも、それ以外にもいくつかあるんですよ」

「へぇ~、物知りぃ~!」
   「10円やるから教えて」


「たった、10円・・・・」
    「いいですか、簿記では、取引を会計帳簿に記録して
     その会計帳簿から貸借対照表 と損益計算書という2枚の
    報告書を作ります。
    この2枚の報告書を作ることが、簿記の最終的な
    目的となるのです。」

「なるほどね~。会計帳簿に記録して終わり
       じゃないんだぁ」

「そうです。それでは、この2枚の報告書の
       中身についてみていきましょう・・・って寝るな!!!」

           

「しょうがいない、この話しは次回にしよう。」

           次回に続く