【簿記小説:田中さんの野望】
第1話:簿記ってなに?
普通のOLとして働いていた田中さんは
いま流行の青年実業家に憧れて、思い切って会社を辞め
独立しちゃいました。
昔から、雑貨屋さんをやりたかったので
雑貨屋さんのお店を開いたのでした。
今は、開店準備に大忙しです。
今日は大学時代の後輩であり、公認会計士である小栗君に
お店に必要な経理のことを聞こうと、呼び出しているのでした。
「すいませ~ん!!遅れました~!」
「おそ~い! 何してんのよ!」
「すいません。足が遅いもので・・」
「それじゃ、しょうがない」
「先輩、今日は経理のことで聞きたいそうですね?」
「そうなのよ~。青色申告を選びたいんだけど
そのためには、簿記でちゃんと帳簿をつけなきゃ
いけないでしょ。」
「だから、簿記のことを聞こうと思って。」
「しょうがないな~。それでは、そもそも簿記って
なんのために必要なのかわかりますか?」
「へっ?税金を納めるためだけに必要じゃないの?」
「まぁ、それも簿記の目的の1つですね。」
「でも、それ以外にもいくつかあるんですよ」
「へぇ~、物知りぃ~!」
「10円やるから教えて」
「たった、10円・・・・」
「いいですか、簿記では、取引を会計帳簿に記録して
その会計帳簿から貸借対照表 と損益計算書という2枚の
報告書を作ります。
この2枚の報告書を作ることが、簿記の最終的な
目的となるのです。」
「なるほどね~。会計帳簿に記録して終わり
じゃないんだぁ」
「そうです。それでは、この2枚の報告書の
中身についてみていきましょう・・・って寝るな!!!」
「しょうがいない、この話しは次回にしよう。」
次回に続く
第1話:簿記ってなに?
普通のOLとして働いていた田中さんは
いま流行の青年実業家に憧れて、思い切って会社を辞め
独立しちゃいました。
昔から、雑貨屋さんをやりたかったので
雑貨屋さんのお店を開いたのでした。
今は、開店準備に大忙しです。
今日は大学時代の後輩であり、公認会計士である小栗君に
お店に必要な経理のことを聞こうと、呼び出しているのでした。
「すいませ~ん!!遅れました~!」
「おそ~い! 何してんのよ!」
「すいません。足が遅いもので・・」
「それじゃ、しょうがない」
「先輩、今日は経理のことで聞きたいそうですね?」
「そうなのよ~。青色申告を選びたいんだけど
そのためには、簿記でちゃんと帳簿をつけなきゃ
いけないでしょ。」
「だから、簿記のことを聞こうと思って。」
「しょうがないな~。それでは、そもそも簿記って
なんのために必要なのかわかりますか?」
「へっ?税金を納めるためだけに必要じゃないの?」
「まぁ、それも簿記の目的の1つですね。」
「でも、それ以外にもいくつかあるんですよ」
「へぇ~、物知りぃ~!」
「10円やるから教えて」
「たった、10円・・・・」
「いいですか、簿記では、取引を会計帳簿に記録して
その会計帳簿から貸借対照表 と損益計算書という2枚の
報告書を作ります。
この2枚の報告書を作ることが、簿記の最終的な
目的となるのです。」
「なるほどね~。会計帳簿に記録して終わり
じゃないんだぁ」
「そうです。それでは、この2枚の報告書の
中身についてみていきましょう・・・って寝るな!!!」
「しょうがいない、この話しは次回にしよう。」
次回に続く