シカゴのこぶた

こぶたとの楽しい生活 in シカゴ

「ソウルのこぶた」開始!

2010-08-18 22:18:16 | Weblog
2010年8月のシカゴからソウルへの引越しを機に、ブログも引越しました。
新しいブログ「ソウルのこぶた」(http://kobutaseoul.blogspot.com/)も引き続きご愛読下さい☆
junebug

シカゴで最後のお家ディナー w/Dom Perignon 1990

2010-08-01 01:23:34 | Special Occasions
               

ついにやってきた、シカゴでの最後の晩餐。厳密に言うと日曜日に東京に発つのであと1日あるのだけれど、今日は友人のご好意に甘えて友人宅に泊めて貰うことになっているので、昨日がこぶたと2人での、このおんぼろアパートでの最後のディナー。

エレベーターが止まるのはしょっちゅう、ー10度の厳寒にヒーターが止まったり、温水が止まったり、1週間前には突然パイプから水が噴き出したり、どうしようも無いこのおんぼろアパート。でも静かで西向きの夕暮れの眺めが美しい、こぶたと3年間住んだ、不思議と愛着のあるアパート。

そんなハイド・パークのぼろアパートでの最後のディナーに開けたのは、こぶたと付き合う前のボーイ・フレンドに貰った、ドン・ペリニョン1990。20年前にこのシャンパンが生まれたとき、私は、、、1x歳、ぴちぴちの10代!1990年に作られて、今年2010年。10年のシカゴ滞在を経てこぶたとの新境地への引越しを迎え、特別のシャンパンを開けるこんないいオケージョンは無い。

 

20年という年月を経て、コルクがなかなか抜けない。ふんばるこぶた、そして「ぽ~んっ!」という冗談のように軽快な音と共に、20年ぶりに息を吹き返したドンペリ1990。

               

その色は今までに見たことも無いような深い琥珀色。そして鼻を近づけるまでもなく、トーストしたパンのような、強いトースト香にナッツの香ばしい香りが鼻を強くつく。あぁ、何年も何年も最高の機会を伺って待ち続けたドン・ペリニョン1990!元彼の怨念が詰まっていそうなこのシャンパンのそのお味は、、、発酵が進み、なんとも深い、シャンパンとは思えない、シェリーのような不思議なお味。

 

ほとんどの荷物をソウルに送ってしまったので、実はグラスは急遽買ってきたプラスチック(笑)、お皿も全てあり合わせのもので。そして合わせたおつまみも瓶物に缶詰。スモークサーモンをヨーグルトとわさびマヨネーズで和えたもの、紀伊国屋で買った秘蔵のタラバ蟹の缶詰、そしてホールフーズのキャヴィア。タラバ蟹の足にキャビアをのっけてお口へ、そしてドンペリで流し込む、、あぁ、最後の晩餐はこれでいい!(あ、でも出来れば雲丹も。。:)

               

冷凍庫に眠っていたイタリアン・ソーセージ、残っていたコーンの缶詰を、冷蔵庫の最後の野菜、玉ねぎ、トマト、スイス・チャードと炒めた。これも残っていたケイジャン・スパイスでちょっぴりピリ辛に。

プラスチックの器に、缶詰・瓶詰に、残り野菜。それでも思い出に残る、きっと一生忘れないディナーになりました。

次のブログの更新は東京からになるか、ソウルになるか分かりませんが、今まで星の数ほどもあるブログの中から小さな小さなこのブログを楽しみに読んで下さった皆さん、本当に本当にありがとうございました。暖かいコメントに泣き笑いし、元気づけられ、ブログを始めて本当に良かったな、と日々感じています。世界中のどこにお住まいでも、これからもご愛読頂けたら、本当に嬉しいです!


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シカゴで行く最後のレストランは、、@Frontera Grill

2010-07-30 01:23:22 | Dining - International
10年間に及んだシカゴ滞在も、残すところあと4日!予想以上に大変だった猛暑の中の引越し準備もほぼ完了、シカゴでの最後の思い出に食事に行くことにした。そのシカゴでの最後のレストランに選んだのはダウンタウンのメキシカン・レストラン、フロンテラ・グリル(Frontera Grill)。オバマ大統領主催のステート・ディナーのためにホワイト・ハウスまで出張サービスしたというスター・シェフ、リック・ベイリス率いるこのフロンテラ・グリル、大人気で1ヶ月以上前でもなかなか予約が取れない。

蒸し暑く雲行きの怪しい夏日の昨日、久しぶりにシカゴのダウンタウンへ。これでダウンタウンに来るのも最後、、次に来るのは一体いつになるんだろう、、?知らず知らずに感慨深くなる。フロンテラで食事をするのは5年前にこぶたと来て以来、3回目。いづれもとても美味しいユニークなメキシカンに感動したいい思い出ばかり。

               

まずは2種類のマルガリータで乾杯!シカゴのレストランに来るのが最後だなんて信じられない。色々なレストランに行ったよね、色々なお料理を食べたよね、、。お料理は前菜にケールとリコッタチーズのトルティーヤ、緑のサルサ・ソースをオーダー。とても身体に良さそうなこの一品、優しいリコッタの味にサルサがパンチを与えて絶品!う~ん、さすがリック・ベイリス!

美味しい前菜にメインへの期待も高まる。私が選んだのは海老と白身魚の玉ねぎのエスカベッシュ、ロブスター・パッションフルーツ・ベイリーフのソース添え。メニューで見た瞬間に「絶対コレ!」と即決したこの一品、普通に美味しいのだけれど、、う~ん、ロブスター・パッションフルーツ・ベイリーフ、、、どの味も曖昧で、脳天を直撃するような「美味しい!」というシグナルが伝わってこない。

               

そしてこぶたが選んだメインは日替わりのスペシャル、バナナの葉でローストしたこぶた(笑)、ハバネロ・ソース添え。こちらの一品も、普通に美味しいのだけれど、、何と言うか、複雑さに欠ける?味が単一で、何だかお家でも作れちゃいそう(苦笑)。

               

結果的に2人のメインとも「美味しいんだけれど、、」というちょっとがっかりな結果に。シカゴ最後の思い出のレストランにしたかったので、かなり残念。前回来たときにはもっとフレーバー溢れる、強烈なお料理だという印象だったのに。リック・ベイリス、テレビ番組を持ったり、本を出したり、忙し過ぎて肝心のレストランの方がおろそかになってる??

そんなこんなでちょっとがっかりだった最後のシカゴ・ナイト・アウト、それでも夕暮れの中、美しいシカゴの夕景をしっかり目に焼き付けて帰りました。残る日々はお家で思い出に残る、美味しいディナーを作ろう!(でも全部ソウルに送っちゃったのよね。。苦笑)。


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シカゴでシチリアの味:鰯のパスタ

2010-07-28 09:29:27 | Dinners at Home
               

シカゴでシチリアの味、第2弾は、シチリアで一番気に入ったお料理、Pasta con Sarde、鰯のパスタ。イタリアから帰ってきてから、お味噌汁でも恋しくなるのかと思いきや、シチリアの味が恋しくて恋しくて仕方がない。特にこの鰯のパスタは青魚の青臭さ(?)に上にかかったパン粉の香ばしさが癖になる味で、あぁ、美味しかったなー。。と頭から離れない。

という訳で、又しても超自己流で作ってみた鰯のパスタ。といってここはシカゴ、新鮮な鰯はなかなか手に入らない。シチリアから持ち帰ったとっておきのアンチョヴィを使うことにした。このパスタは絶対ブカティーニ(太い穴の空いたパスタ)!と断言していたシチリアのレストランのウェイターの言葉がちらっと心をかすめたものの、引越し間近、棚に残っていたリガトーニで代用することに。

               

アメリカの物の10倍くらいありそうな巨大アンチョヴィ。半量をオリーブオイル、ニンニクと炒めてソースを作ったら、そこに玉ねぎ、フェンネル、レーズン、松の実を入れて炒める。白ワインを入れて煮詰めたら、茹でたリガトーニを加えて完成!トッピングには、多めのオリーブオイルにちょっとアンチョヴィを加えたもので炒め揚げしたパン粉、そしてとっておいた巨大アンチョヴィ。軽く焼いた新鮮な鰯でものっけたらもっと美味しそうだけど、、我慢我慢(笑)。

鰯の入らない、ブカティーニを使わない、なんちゃって鰯のパスタ。それでもシチリアの味を恋しがる飢えた胃を充分に満たしてくれる美味しさだった。ポイントはやっぱりこんがりと揚がったアンチョヴィ風味のパン粉かな?このアンチョヴィパン粉、簡単で美味しいので他のお料理にも応用して使えそう。

さあ、これから引越し準備を済ませて最後のアメリカの味を堪能しないと!


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シカゴでシチリアの味:カポナータ

2010-07-26 10:42:13 | Dinners at Home
               

イタリアからシカゴに帰ってきてからずっと猛暑が続いている。4年ぶりの猛暑!4年前って、、パリに住んでいたときだ。ということはこのありえない暑さ、私にとっては何年ぶりだろう?旅の疲れ、時差ぼけ、この暑さに引越し準備で、ちょっと夏バテ気味。

10日間のシチリア滞在中に毎日のように食べていたもの、それがカポナータ。茄子、パプリカ、セロリなどの野菜をトマト・ソースで煮込んだ、フランスで言うラタトゥイユ。カポナータとラタトゥイユの違いは良く分からないけれど、シチリア風カポナータにはいつもたっぷりのオリーブ、ケイパーが入ってヴィネガーが効いて甘酸っぱいのが特徴。疲れた身体がまたこのカポナータを欲している!

                           

という訳で、シチリアの味を思い出しながら、自己流シチリア風カポナータを作ってみた。今回はちょっと手間をかけて茄子を予め素上げして。ニンニク、玉ねぎ、セロリを炒めたら今回は赤と緑のピーマンを入れて軽く炒める。そこにトマトの水煮缶、オリーブ、ケイパー、白ワインにつけておいたレーズン、松の実、バルサミコ酢、砂糖、塩こしょうを入れて煮込んだら、素揚げした茄子を加えて出来上がり!

茄子を揚げておく一手間で一気にコクが増して美味しい。バルサミコ酢とたっぷり目に入れたブラウン・シュガー、レーズンで、甘酸っぱいカポナータ。夏バテ気味の身体に元気をくれる一品!ピーマン以外にも、人参やズッキーニを入れても美味しそう。

               

今日のメインはこぶたが焼いた胡桃パンを添えたこのシチリア風カポナータ。副菜(?)にはサーモンをゴートバターでソテーして、白ワインとゴートバターのソースをかけたもの。

カポナータにシーフードで、ちょっとシチリアを思い出した、ノスタルジックなディナーでした(笑)。


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シチリア~ローマの旅:Rome II

2010-07-25 08:38:57 | Sicily-Rome Jul/10
     

シチリア~ローマの旅行記最後は、ローマのお気に入りのワイン・バー、Cul de Sac のご紹介。ローマを訪れる度に1度と言わず、2度は必ずやって来る、肝いり(?)のワイン・バー。数年前にローマに来たときにはわくわくして来店したものの、異常な込み具合で断念、翌日開店早々やってきてリベンジを果たした。

何がそんなに気に入っているのかと言うと、まずはそのワインの品揃え!ボトルのワイン・リストは電話帳並みの厚さ。入店早々、壁際に危なっかしく並べられたワインたちに、ワイン好きなら必ず興奮の余り気絶しそうになるはず(笑)。グラス・ワインも数はそれ程多くないものの、さすがに素晴らしい選択眼で、何を頼んでも絶対に外れがない。そして他都市に比べると物価の高いローマで驚きの安さ!他店では1人4ユーロほどのコペルト(テーブル・チャージ)やサービス料を取らないのも嬉しい。
          
               

今回は始めてこぶたと一緒にご来店。遅くなると絶対に席が取れないので、今回も開店早々にやって来た。イタリア人は待つのを厭わず夜遅く来るので、周りから聞こえてくるのは英語(アメリカ・イギリス)、フランス語ばかり(笑)。きっと各国のガイド・ブックで紹介されているんだろう。

               

ワインは最高!そして食事も洗練されてはいないけれど、シンプルに美味しい物を揃えている。今回始めて頼んで一番気に入ったのが、このピンぼけ写真の詰め物をしたお野菜。赤いパプリカ、茄子、ズッキーニの中にパン粉やチーズの詰め物をして焼いただけのこの素朴な一品、そのシンプルさが堪らなく美味しく、グラスで頼んだピエモンテの白ワイン、モンフェラットと最高のマッチング。
              
               

私に負けず劣らず Cul de Sac を気に入ってしまったこぶた。予想に違わず、翌日もまた、ご来店(笑)。今回は暖かいゴートチーズに温野菜、そしてオレンジ、ヨーグルト、ピスタチオ、バターのラヴィオリでスタート。オレンジにヨーグルトってどうよ、、と少し迷いつつもオーダーしたこのラヴィオリ、何とも言えず爽やかかつコクがあって、絶品!

               

そしてここに来ると何故か決って頼むミートボール、マッシュポテト添え。何てことないホームメード的なミートボールなのだけど、マルケのしっかりした赤ワインと頂くともう最高。

全く愛想の無い、でもイヤな感じがしないウェイター。世界中から集まった観光客の様々な言語が入り交じった喧噪の店内。最高のワインにそのワインに合う美味しいおつまみ。世界一の都市、ローマの、世界一のワイン・バー!ローマに来るのはこのワイン・バーに行くのが一番の目的だったりして?(笑)

               

そんな世界で一番のワイン・バーを後にして向かったのは、4泊のローマ滞在中に偶然見つけて2人ともはまってしまったジェラテリア、Gelateria del Teatro。ナヴォーナ広場の裏手にひっそりとあるこのジェラテリア、こじんまりとした目立たない店舗なのに、いつもひっきり無しにお客さんが入っている。全て天然素材で手作りで作られているここのジェラートは、今回の2週間のイタリア滞在でダントツに一番美味しいジェラートだった。

ラヴェンダー&ピーチ、セージ&ラズベリー、レモン・チーズケーキ、チェリー・チーズケーキにレモン・パイ。シチリアのピスタチオにヘーゼル・ナッツ、リコッタ・チーズにアーモンドetc。。試したフレーバーは数知れず。でもこぶたと私の一番のお気に入りはセージ&ラズベリー。その繊細なセージの香りがいつまでもいつまでも心地良い余韻を与えてくれる。

ローマに行く予定のある皆様、Cul de Sac に Gelateria del Teatro、是非お試し下さい☆


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シチリア~ローマの旅:Rome I

2010-07-24 01:21:31 | Sicily-Rome Jul/10
               

初めて訪れたシチリアの印象があまりにも強烈で、10泊のシチリア滞在の後ローマに移動したときには、なんだかがっくりきてしまった。こぶたにとっては初めて、私にとっては4度目のローマ。シチリアに旅立ったときに感じたような高揚感、期待感、わくわく感もなく、シチリアが恋しくて仕方がない。

しかもパレルモーローマ間のフライトが3時間遅れ、ローマの空港に着いたのは夜の9時。ホテルでチェックインを済ませて空きっ腹を抱えて街に繰り出したのが10時過ぎ。疲れ果てて適当に入ったホテル近くのバーで頼んだ軽食、ツナのサラダにカルボナーラ。こんなに何てことないバーのパスタでも驚くほど美味しいのは、さすがイタリア!

     

「高揚感が感じられない」なんて言いながら、そこはやっぱり悠久の都市、ローマ!一晩ゆっくり寝て街に繰り出すと、その都市そのものが歴史を包含したかのような非現実性にやはり圧倒されてしまう。何度訪れても、ローマの街のそのひとつひとつのシーンに目も心も奪われる。

ローマ初体験のこぶたを引き連れて、お約束のローマ・ツアー開始!トレヴィの泉に、

     

コロッセオ、

               

スペイン階段に、

               

世界最古の博物館、カピトリーニ美術館。私は聞いたこともなかったこの美術館、こぶたのたっての希望で訪れたのだけれど、建物そのものも美しく、館内のカフェテリアから見るローマの街は絶景!それほど美術館好きではない私もとても楽しめる素敵な美術館だった。

               

猛暑、35度を超えるローマの街を、朝から晩まで歩き続けた2人。その威容、世界に類を見ない一種独特の雰囲気を持つ都市、ローマ。そのローマの街を端から端まで憑かれた様に歩き続け、夜になる頃には疲れ果てて、またホテル近くのトラットリアに適当になだれこんだ。そんな名前も覚えていないようなトラットリアで頼んだのが、このイカ墨のパスタ。きんっと冷えた白ワインとともに、一日の疲労を一気に忘れさせてくれるような絶品パスタでした。


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シチリア~ローマの旅:Palermo II

2010-07-23 09:04:27 | Sicily-Rome Jul/10
     

3泊4日と比較的ゆっくり過ごせたパレルモ滞在。旅行に発つ前はパレルモからあそこへ行こう、ここへ行こうと色々な計画を立てていたのに、実際にパレルモに到着してみると、パレルモの街自体が気に入ってしまったのと、旅の半ばで疲れが出ていたので、近郊のモンレアールの大聖堂を見に行った以外は日々パレルモをぶらぶら、ぶらぶらと散歩していた。

               

週末はメイン・ストリートも車両通行止めになって、家族連れが何するともなく出歩いていてのどかな雰囲気。大きなショッピング・ストリートなのに、道の外れには大きな山がそびえているのが、ビルが乱立する東京やどこまでも平野が続くシカゴからするとちょっと不思議で魅力的。

               

パレルモで食べたのは、勿論シーフード!シチリア滞在中、シーフード・アレルギーでも発症するんじゃないかと思うくらいシーフードを満喫した。それでも野菜おたくのこぶたが野菜を頼まないはずもなく、前菜か付け合わせにはいつもシチリア風カポナータをオーダー。グリルしたり揚げた茄子をトマトソース、ヴィネガー、オリーブ、ケイパーなどで煮込んだシチリア風カポナータ、普通のカポナータに比べてお砂糖を加えているのか、甘酸っぱくて食べだすと止まらない美味しさ。このシチリア風カポナータ、シチリア滞在中に何度食べたことか。。カポナータの食べ比べ、楽しかったけど(笑)。

               

メインのシーフードは、何故か全然油っぽくないサックサクのイカと海老のフリットだったり、

               

まったり濃厚サーモン・クリームソースが絶品の蟹のラヴィオリだったり、

               

鰯のパスタだったり。パレルモで頼んだ鰯のパスタは、タオルミーナの物と基本のフェンネル、松の実、レーズンは同じだけれど、トマト・ソースが使われていないアーリオ・オーリオ。こぶたはトマト・ソース、私はアーリオ・オーリオがお気に入り。どちらもたっぷりトッピングされたアンチョビ風味のパン粉が香ばしくて素朴なのに堪らない美味しさ!

パレルモはシチリアでも一番物価が安く、レストランのパスタは5-6ユーロ(6-7ドル?)と破格の安さ。そして美味しさは、、言わずもがな(笑)。こんなに美味しくて安い街、あぁ、一生に一度、住んでみたい!
              

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シチリア~ローマの旅:Palermo I

2010-07-22 01:45:37 | Sicily-Rome Jul/10
     

ワインの町、マルサラを後にして向かったのが意外にも今回の旅で一番気に入った街、パレルモ。汚い、危ない、と前評判が良くなかったので余り期待もせずに辿り着いたパレルモは、山と海に囲まれた田舎でいて都会な、とても魅力的な街だった。

     

3泊のパレルモ滞在、その印象がとても良かったのは今回宿泊したレンタル・アパート、Kalsuiteのせいかもしれない。朝食、クリーニング、コンシェルジュのようなホテルのサービスは無いものの、100%のプライバシーが保て、全てに自由なのがいい。そして何よりも、2つある大きなテラスからのこの眺め!!美しい山並みにパレルモの大聖堂のドーム、アパートに一歩踏み入れた瞬間、息を飲むような美しさ。

               

旅も1週間になり疲れが出始めていたし、この景色を思う存分楽しみたい!パレルモ1泊目は近くのスーパーで買い出しして、簡単なディナーをアパートで用意した。買ってきたのはこぶたの好物の生ハムとサラミに、私の好物、水牛のモッツァレラ。パンにサラダにワインはシチリアのワイン、Cerasuolo di Vittoria。

               

こんなにささやかなディナーなのに、陽の落ちつつあるパレルモの夕景のお陰で、どこのホテル・ダイニングにも勝る美味しさ。5ユーロのワインも、ボルドーのシャトー・ワインも適わない思い出に残るワインになった。

     

陽が更に落ちるにつけ、遠くに見えるパレルモ郊外の町々に灯がともり、哀しくなるような美しさ。こんな絶景をこぶたと独り占めして何が哀しいのか。。この美しい景色、この美しいパレルモの街、歴史、美味しい食事、ワインに溢れたシチリアを去るのが、哀しくてたまらない。

               

初日にしてメランコリックになったディナーから一夜開けた翌日の朝食は、前日パレルモの老舗パティセリー、Spinnatoで買った筒型の生地にリコッタを詰めたシチリア発祥のお菓子、カンノーリ。アメリカでも人気のカンノーリ、さすが本場のカンノーリは、生地のクリスピーさ、リコッタの濃厚さ、全てにおいて甘ったるいだけの物が多いアメリカの物とは比べ物にならない。こんな素敵な朝食を楽しめるパレルモ、最高!


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シチリア~ローマの旅:Marsala

2010-07-21 03:28:13 | Sicily-Rome Jul/10
               

アグリジェントに2泊して向かったのは、食後酒マルサラで有名な町、その名も、マルサラ。「マルサラ」と聞けばワイン!としか思いつかない私だけれど、こぶたにとってはシチリア開放のために軍人ガリバルディが1860年に上陸した地。自分の研究に関連してガリバルディのことも勉強しているこぶたには、感慨のある地らしい。その、ガリバルディ上陸記念碑の前で、ポーズ!
               
               

海に囲まれた美しい町、マルサラ。アラブ支配の影響か、色々な所で見かけた魚のクスクスをガイドブックで見つけたレストラン、Divino Rosso でオーダーしてみた。クスクスと言えばいつもお肉かお野菜。お魚とクスクスのコンビネーションは始めて。

ちょっとどきどきしながら待っていると、出てきたのがこの一品。大きい!そして美味しい!魚(メカジキとザリガニ)のエキスをクスクスがたっぷり吸い取っている。添えられて出てきたピリ辛のハリッサ・ソースを少しかけて食べると、そのピリ辛さがまた美味しい。魚のクスクスなんて、、と、かなり懐疑的だったこぶたも美味しい美味しいと奪い合い。

               

そしてもう一品は私の大好物、雲丹のパスタ。文句なく、美味(笑)。そしてワイン・バーも兼ねているこのレストランでグラスで頼んだのがシチリアの白ワイン、Grillo。始めて飲んだこのワイン、どことなく磯の香りのする、塩気を含んだようなすっきりした後味がシーフードとばっちり。シチリアは本当に知られていない美味しい地ワインの宝庫。
               
               

食後に頼んだのは、勿論マルサラ。マルサラで飲むマルサラは、、絶品(笑)。人気の少ないとても素敵な広場の一角にあるレストランで、幻想的な広場のライティングのせいでなんだかタイム・トリップをしたような錯覚に。。マルサラの酔いが回っただけか(笑)。

               

食後散歩したマルサラは、歩いている人も少なく、やっぱり幻想的なライティングで神秘的な雰囲気。どこからかふっとガリバルディが出てきそうな。。

1泊しか出来なかったマルサラ、次回訪れることがあったら、是非2泊してまた絶品お魚のクスクスと色々な種類のマルサラをエンジョイしたいです。


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