シカゴのこぶた

こぶたとの楽しい生活 in シカゴ

ちょっといいこと。

2010-01-24 12:33:41 | Weblog
幼い頃の私は、ほんの小さなことでうきうきわくわく、いつも何かに喜んでいる、そんな子供だった。
マクドナルドに行くよ、皆で市民プールで泳ごう、お弁当を持って公園へ、あっ、バルーンだっ!
そんな些細なことで、興奮して眠れないくらいだったっけ。

少し成長してからは、○○君と目が合った、○○君と廊下ですれ違った、○○君と映画を見に行くことになった、、!(笑)
そんな小さな小さな「ちょっといいこと」で胸が高鳴ったもの。

アメリカで留学生活を送っているときは、ペーパーでAを取った、指導教官に褒められた、プレゼンテーションが上手くいった!
そんなことでいつもはどんよりしたキャンパスが、楽園のように輝いて見えたっけ。


それが今は、、


昔感じていた「ちょっといいこと」の胸の高鳴り、高揚感、最後に覚えたのは一体いつだろう。

勿論小さなアクセサリーを買った、美味しいワインを飲んだ、嬉しいことはある。
でも物質的な満足感ではなく、生活そのものから湧き上がるかのような、あの純な喜び、、もう味わえないのだろうか。


思い返してみれば、昔から海外で仕事をする、ということに憧れていた。そしてそんな憧れが現実のものとなった今、、。
これだったの?私のしたかったことは?

たんたんと仕事をこなし、たんたんとこぶたとの日々を過ごす。それはとても平穏で幸せな日々。
でも、、それでいいの?

「どうして?」「どうすれば?」「何を、、??」
ふとするとクエスチョンが頭の中を行ったり来たり。


そして見つかるのは、てんこもりの不平不満。
大好きな人と暮らして、自分のしたかったことをしているはずなのに、、?

「ちょっといいこと」を感じる、探す感性を私は本当に、失ってしまったのか。
いつも「ちょっといいこと」を見つけることがとても上手だった私。そんな私はどこへ行ってしまったのだろう。

それとも子供は「ちょっといいこと」を見つける才能に溢れていて、年を取る毎にその才能は失われていく?
もしそうだとしたら、それはあまりに、悲しい。


いい古された言葉だけれど、今、少し立ち止まって、幼い頃にどこにでも、何にでも見出すことのできた「ちょっといいこと」を探してみたいと思う。
少し時間をかければ、きっと何かが見つかる気がするから。


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フィラデルフィアからHappy New Year 2010!

2010-01-02 07:14:58 | Weblog
          

明けましておめでとうございます!

フィラデルフィアから、なんて書いているけれど、昨日の大晦日の遅くにフィラデルフィアからシカゴに帰ってきました。

飛行機の遅れで家に着いたときは2人ともへとへと。フィラデルフィアから持ち帰ったパン、チーズに冷凍してあったもので簡単にディナーを済ませ、カウント・ダウンを待つこともなくベッドに倒れ込み、元日の今日は荷解き、掃除に洗濯、、お正月なんてどこへやら(笑)。

紅白歌合戦を見て、お蕎麦を食べて、お節を食べて初詣に行く、、そんな普通の日本のお正月がとっても恋しい!

フィラデルフィアはシカゴに負けないくらい寒く、観光は、リバティー・ベルを見て、

               

ロッキーが階段を駆け上がるシーンで有名なフィラデルフィア美術館に行ったくらい。

               

あとは、ビールの品揃えが素晴らしいMonk’s Cafeでブルーチーズ・ベーコンソースのムール貝を食べながら最高に美味しいカリフォルニアの生ビール、Russian River のダブルIPAで酔っぱらって、最高に雰囲気のいいBYOBイタリアン、Melogranoで絶品イタリアンを堪能し、

 

フィラデルフィアの至る所にある素敵なカフェで美味しいペストリーとコーヒーを楽しんで。。(笑)。一番気に入ったのは、Reading Terminal Market のアーミッシュ・ベーカリーのパンプキン・チーズケーキかな?

         

フィラデルフィアのレストランは、シカゴに比べて安い。しかもとてもレベルの高いレストランが、とてもカジュアルな雰囲気で敷居が高く感じないのが嬉しい。

それにしてもどうして私たちの旅っていつもこう食べること、飲むことにフォーカスがいくんだろう、、な~んて、今更言っても仕方がないか(笑)。

こんな私たちですが、2010年もどうぞ宜しくお願い致します!
今年もたくさん美味しい物を食べられる1年になりますように(笑)。


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もしも。。だったら

2009-12-13 03:27:50 | Weblog
私とこぶたは良く、「もしも。。だったら」、というゲームをする。どんなカップルにもある、2人の間の他愛無いゲーム。

もし、2人が花だったら、、もし、2人がフルーツだったら、、に始まってもし、2人が絵だったら、、なんてものまで、2人のイメージを聞きあうだけ。

そんなこと聞いたからってどうなる訳でもないのに(笑)。
でも、え、こぶちゃんは私のことをそんな風に見てたのね、というような驚きもあったりして、楽しい。


例えばこぶたがもし、花だったら。。
桜(笑)。可憐で、はかないイメージがこぶたにぴったり。
日本の国花の桜、でも私は桜とは正反対(笑)。

例えばこぶたがもし、お酒だったら。。
ブルゴンディーのピノ・ノワール。繊細で傷みやすいイメージがこぶたにぴったり。
本人はコニャックになりたがっていたけど、そんな大人のイメージ、ムリムリ(笑)。

そして先日はもし、2人がスパイスだったら、だった。
私にとってのこぶたのイメージのスパイス、それはセージ。セージは英語ではSAGEと綴られ、「賢い人」を意味するSAGEと同じ。
その賢人的イメージが学者肌のこぶたにぴったり。


そしてこぶたから見た私のイメージのスパイス、それは、、「サフラン」だった。
これを聞いたとき、「それって、、私が黄色人種だから?」と一瞬ムッとした私(笑)。
でもその理由を聞くと、「サフランは世界で一番希少で高価なスパイスだから。」

この理由を聞いたとき、一瞬、言葉に詰まった。
こんな想像もしていなかった素敵な返答を一瞬で考えつくこぶた、やっぱりあなたはSAGEだわ。


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日本から戻りました。

2009-10-05 09:54:16 | Weblog
ご無沙汰しています。昨日の夜、10日間の日本滞在から帰ってきました。出発前は10日前もこぶたと離れるなんて。。と寂しがっていたのに、行ってしまえばあっという間(笑)。

体調が優れなかった父に会いに行くのが今回の帰国の主な目的だったけれど、最愛の娘(?^^)に再会して元気をもりもり回復した父や兄と楽しい時を過ごすことが出来ました。

父の体調もあって特にどこへ行くこともなく、楽しみはひたすら食べること(いつもか。。)。

和食に、

   

中華に、

   

イタリアン。

   

シカゴでは貴重なシーフードを中心に食べまくり。食べるのに夢中でこぶたのことはすっかり忘れてしまいそうになったほど(笑)。日本の食事は本当に繊細で美味しい。それぞれの素材そのものの味がとても美味しい気がする。

あっという間に過ぎた10日間。涙でシカゴを離れたのに、今度は涙で日本を離れた。空港に向かうリムジン・バスに向かってずっと手を振っていた父。。シカゴと日本、遠く離れて世界で一番大切な人たちがいる。

日本の父から私がいなくなって寂しくて何も手につかない、というメールが入っていた。胸がキュンとする。帰国すると一緒に楽しい時を過ごすけれど、私が帰ってしまうと独り住まいの寂しさが一層増すらしい。

色々な「もし」が胸をよぎる。「もし」アメリカに留学しなかったら、「もし」こぶたに出会わなかったら、、私はとても親不幸なことをしているのかしら、、。

「もし」を考えるのは時間の無駄、そんなことを考えても何も変わらないのだから。でも日本に帰る度、会う度に老いていく父を見る度にその様々な「もし」が頭の中を去来する。

私が2人いて、シカゴと日本にそれぞれいられたらいいのに、、。でも現実には勿論そうはいかない。世界で一番大切な2人、父とこぶたと3人で一緒に暮らせたら、、。

日本に帰るのは楽しい。でも色々と考えさせられる機会でも、ある。

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最高の贅沢

2009-07-09 10:58:25 | Weblog
先日、ある新聞に「あなたにとって(お金のかからない)最高の贅沢とは?」というアンケート特集が載っていた。読者にとっての「最高の贅沢」、それは人によって本当に様々。「太陽に干した暖かい布団に潜り込んだとき」から始まって「旦那と子供を送り出して一人でコーヒーを飲んでいるとき」まで。

でもどれもこれも「うんうん!」と頷いてしまうものばかり。なんだか太陽の匂いのする布団に潜り込んでいる読者を想像して微笑んでしまった。アメリカでの生活はベッドなので布団を干すという習慣はない。あの太陽の温もり、懐かしいな。。

私にとっての最高の贅沢って何だろう?ちょっと考えてみた。たまにレストランに行くことかな?レストランは言ってみればプチ・異次元体験。日常の空間、現実を忘れてリラックス出来る場所である。あるいは夕陽の中こぶたとワインを飲むとき?

でもレストランもワインも「お金のかからない」訳ではない。それでは「お金のかからない最高の贅沢」は?それは仕事を終えて家に帰って食事の支度をしているこぶたを尻目に、夕陽の中シャワーを浴びることかもしれない(笑)。

我が家は築100年のおんぼろアパート。エレベーターはいつも故障、ヒーターが止まることはしょっちゅう。そんなぼろアパートでもいいことがある。それは眺望が良くて日当たりがいいこと。

バスルームにも西向きの大きな窓があるので、そこから燦々と夕陽が入る。私は小さい頃から朝日よりも夕陽が好きだった。夕陽は悲しくなる、、という人もいるけれど、その悲しさ、メランコリックなところもまたいい。

仕事から疲れて帰ってくる。オレンジ紫色の夕陽の中熱いシャワーを浴びてお気に入りのアロマ・セラピー仕様のボディーソープの香りでリラックスする。最近のお気に入りの香りはジンジャー・オレンジとマンダリン・キーライム。あぁ、夕陽が眩しい!あぁ、幸せ!!!こんな一瞬が1日の、1週間の、溜まったストレスを消し去ってくれる。

そしてシャワー後には冷えたワインを楽しみながら、こぶたの手料理に夕陽の中舌鼓を打つ。。

勿論この最高の贅沢は毎日は楽しめる訳ではない。毎日こぶたに料理させて食事前のシャワーを楽しむわけにはいかない(笑)。毎日そんなに天気がいいわけでもないし、冬は仕事から帰るときはすでに日が落ちているので、短い夏の間だけのお楽しみでもある。

そんな私の楽しみを知っている優しいこぶたは夏の間、私が仕事から帰るとまず「シャワーしたら?」と言ってくれる。自分は料理をしているのに。

さあ、今日はいいお天気!仕事を切り上げて、夕陽の中のシャワーを楽しむために走って帰ろうか!あなたにとっての「お金のかからない最高の贅沢」は何でしょうか??

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冷し中華の友情

2009-06-29 05:24:45 | Weblog

人は身体が弱ると心も弱る。健康と精神の強さは比例しているのだ。そして心が弱ると人は何故か幼少の頃を懐かしく思い、幼少の頃に親しみ馴染んだ物を求めるらしい。手術後の1週間、母の想い出に浸ると共に、幼少の味を求めて苦しんでいた(笑)。

普段の我が家の食卓はほぼ100%洋食。こぶたが料理してくれることが多いから、ということもあるけれど、和食の材料は入手が難しいし、私も和食を食べなくても全然平気だから。

でも、手術後のこの1週間はどうしても和食、そして何故か冷し中華が食べたくて仕方なかった。去年の手術の経験からこの「幼少帰り」を予期して豆腐やお蕎麦など多少の和食は手術前に買っておいたものの、冷し中華が食べたくなるなんてとても予測できなかった。だって冷し中華、最後に食べたのは。。もう10年位前?なんで今頃「冷し中華」?我ながら理解に苦しんだ。

冷し中華なんて食べたことは勿論、見たことも聞いたこともないこぶた。それでも「冷し中華冷し中華。。」と連日うなされている私を不憫に思って「HIYASHI-CHUKA」と書いたメモを持って近くのスーパー、日本食レストランに探しに行ってくれた。でも結果は。。ここハイド・パークにそんなものあるはずがなかった。。

こぶたはそれでも「何か和食の味に近いものを」と、ビーフンやお味噌汁を作ってくれた。インターネットでビデオインストラクションを見ながらこぶたが生まれて初めて作ってくれたお味噌汁、美味しかった。でも私の頭はまだ「冷やし中華。。」でいっぱいだった。

そんな時、友人が私の具合を心配して電話をくれた。そしてつい「冷し中華が食べたいんだ」と漏らしてしまった私。電話を切って数時間後の夕方、又その友人から電話がかかってきて「今アパートの前、冷し中華持って来たからこぶた、受け取りに来てくれる?」「!?」

友人は和食を置いているスーパーまで車を飛ばし、調理し、更に片道45分の道のりを私の冷し中華の為に運転してきてくれたのだ。冷し中華の他にも梅干しとおかかのおにぎり、いなり寿司、漬け物までも入っていた。

それを見た瞬間、号泣してしまった。。

忙しいのにたかが冷し中華を届けるために車を飛ばして来てくれた彼女、アパートのエレベーターで吐いてしまったのを文句も言わずに掃除してくれたこぶた、一生懸命私の食べられる物を、と料理してくれるこぶた。それ以外にも心配して電話やE-mailをくれた友人、このブログの更新を心配して待っていてくれた人たち。。普段は身近にいすぎて忘れてしまいがちだけれど、私はこんなに優しい人たちに囲まれて生きているのだ。なんて幸せなのだろう!!!

こんな素晴らしい人たちを当然と受け取らず、感謝の念を忘れてはいけないということを思い出させてくれただけでも、今回の手術は辛かったけれど有益だったのかもしれない。

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シカゴで手術&入院する。

2009-06-25 02:47:04 | Weblog
ご無沙汰しています!手術も無事に終わり、やっとコンピューターに向かえる程元気になりました。気付いたら手術から1週間、手術当日は冷たい雨の日でセーターで病院に向かったのに、今日は短パンにノースリーブ、クーラーをがんがんにかけている。このクレージーなシカゴの気候、どうにかならないかしら。。

ブログをお休みしている間にも多くの方に訪れて頂いたようで、暖かいコメントも含め、感謝感激です。

手術は無事に終わったものの、その後薬へのアレルギーが出たり、吐き気、微熱、腹痛が続いたりとなかなか大変。身体にメスを入れるということは本当に身体に堪えるものだと改めて気付いてしまった。

一日ベッドに横になっている日々。色々なことが頭をよぎる。一番良く心に浮かんでくるのは10年前に亡くなった母のこと。

母は動けなくなる難病にかかり、7年の闘病生活の末眠っている間に亡くなった。最後の数年は全く動けない日々。頭はしっかりしているのに身体は動けない、喋ることもできないという状態。今、たった1週間ベッドに横になっているだけでこんなに辛いのに、何も文句の1つも言わないで耐えた母、どんなに辛かったことだろう。それなのに私は。。十分に優しくしてあげれなかった。

後悔してもどうしようもないのだけれど、どうしてもう少し母に対して忍耐強く、優しく接してあげられなかったのだろう。ベッドに横たわりながら自分を責める。そうしていると、ドアからふっと母が入ってきたような不思議な感覚に襲われた。。

手術をしてやっぱり食べたくなるのは和食。でもこぶたは和食は作れない。第一我が家には白米がない。ブラウン・ライスと呼ばれる玄米のようなものがあるだけ。子供のときは病気になると母がお粥を作ってくれた。卵と鰹節入りのお粥に梅干しが乗っていた。そんなささやかな母の味が食べたい。。

もっと母との時間を大切にすれば良かった、もっと母の料理に「美味しいよ」、と言ってあげればよかった。考えてみると、いつも母に対して文句ばかり言っていたような気がする。

母に対して持っているこんな後悔を繰り返さないためにも思い切り父に親孝行をしてあげたい。でもその父は遠く離れた東京で老いて一人暮らしをしている。なんという親不孝だろうか。これでもし父に何かあったら更に大きな後悔を負うことになるのだろうか。

術後で心が弱っているのか、心に浮かぶのはこんなことばかり。でもたまにはこんな風に自分を振り返る時間も必要なのかもしれない。でも、辛い。

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英語って難しい:留学編

2009-05-31 10:40:28 | Weblog

もともと私がシカゴに来たのは、シカゴ大学で1年間のマスタープログラム(修士課程)を始めるためだった。

東京での仕事に行き詰って、1年間でマスターが取れて英語も習得出来れば「一石二鳥」じゃない!なんていう気軽な気持ちでアプライした。まぐれで合格したものの、そんな軽い気持ちは当然アメリカで仇で迎えられた。

授業についていけないのである(涙)。

トフルのスコアは良かったものの、実践の英語に慣れていない私の耳、講義が理解できない。内容が難しいこともあって、教授が何を言っているのか分からない。そしてそれよりもっと聞き取れなかったのが学生達の発言。若者の言葉ってどこの国でも難しいもの。。

毎日最前列に座ってレコーダーで講義を録音して寮に帰って聞き直す日々。当然ネイティブ・スピーカーの学生に比べて数倍の時間を費やすことになる。睡眠時間も極端に短くなった。

でも一番何よりも辛かったのは、ディスカッション(討論)の時間。これは「本当に」辛かった!今思い出しても我ながら良く耐えたな、と思う(笑)。

アメリカの大学では講義形式のクラスでは、講義が行われる日とは別の日に少人数のグループに分かれてその週の講義や課題として出されているリーディングに関するディスカッションが行われる。

この「ディスカッション・セクション」にはまず教授は来ない。TA(Teaching Assistant)と呼ばれる助手がいて、ディスカッションをリードし、生徒のディスカッションの内容、発言頻度をチェックする。

発言は自発的。名指しされることはまず無かった。ディスカッションのタイミングを見計らっていつ発言しよういつ発言しようとドキドキしっぱなし!心臓に悪いのなんのって。

はじめのうちは何が討論されているのかも分からず本当に泣く思いをした。討論の内容についていけない、つまり、言うことが何もない。珍しく言いたいことがあっても余りにドキドキして結局言えずじまい、なんていうこともしょっちゅう。

なんでそんなにドキドキしたんだろう。。やっぱりまずは英語への劣等感。せっかく発言しても皆分かってくれないのでは。。聞き返されたら恥ずかしい。。なんていうネガティブさ。さらにもしかしたら討論内容にそぐわないトンチンカンな発言内容かも。。という自信の無さ。

その内ディスカッション・セクション前にあらかじめ発言する内容を考えてメモしておいて、ディスカッションが始まってすぐにそのアイディアを発言して残り1時間は安心して黙っているなんていう苦肉の策も考え出した(苦笑)。

でもよくよく学生達の発言を聞いていると、英語はネイティブであっても、発言内容がひどいことが良くあった。ひょっとして皆、「何でもいいから何か言わなくちゃ」という気持ちで適当に発言してる?ネイティブ、非ネイティブ、発音の善し悪しに関わらず、きっとみんなやっぱり発言するときには緊張しているんだ。

そんなことが分かり始めてから私にも度胸がつき、声を震わしつつも発言できるようになってきた。

そんな私が何とかマスターを終えて、何故かドクター・プログラム(博士課程)に進むことになってしまった。そこでの私の英語との格闘は更に激しくなった。。

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私たち、Home Body?

2009-04-03 13:44:32 | Weblog
私は昔はお出かけが好きだった。というか、家にいるのが嫌いだった。

東京でOLをしていたときは、アフター5に会社近くのバーで平日から飲み明かし、翌日はしゃきっと出社したもの。勿論大好きな居酒屋にも通い詰めていた(笑)。

アメリカに来て寮生活になってからは、寮仲間と毎晩のようにチープに寮のダイニングかキャンパスのパブで飲み明かし、勉強の忙しくない週末にはダウンタウンの安いビア・バーに繰り出した。

たまにはブルース・バーやジャズ・バーにも出かけた。シカゴはブルースやジャズで有名で、チャージも驚く程安い。お金のないジャズ好きの学生には嬉しかった。

そんな私がここ最近、めっきり夜のお出かけをしなくなってしまった。

「しなくなった」、と言うより、「したくなくなった」。

夜のお出かけ?仕事帰りの飲み会?えー明日に響くなぁ。。考えることはお家に帰ってゆっくりこぶたと食事をして翌日の仕事に備えることばかり。

何かお誘い事があっても「楽しそうだけど、疲れそうだな」。

なんなのこのネガティブさ!?

これって良く言えば「落ち着いた」?悪く言えば「年を取った」?年のせいにしたくはないけれど、35歳を超えて、めっきり基礎体力が落ちた気がする。夜更かしすると翌日のお肌にもテキメンに影響するし。

でも驚くのは、まだ31歳のこぶたが全く夜のおでかけをしたがらない、ということ。

彼は完全なマイホームパパと化している。子供もいないのに(笑)。

因みにこの「マイホームパパ」という言葉は英語では通用しない。英語ではHome Bodyと言うらしい。お家にいるのが好きな人、出不精な人はみんなHome Body。

私は「落ち着いて」Home Bodyになった。こぶたは。。どうやらもともと出不精のHome Bodyだったらしい(笑)。

そんなこんなで私たちは完全なHome Body Coupleと化し、今日も2人、お家でまったりの時間を満喫しているのです。

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