綾乃さんが、ものすご~く寝不足そうな顔でやってきた。
心配事でもあるのかな・・・
大丈夫かなぁ・・・
なんで寝不足な顔をしているのか聞いてみたところ、
なんでも
“宝くじ1等並びに前後賞合わせて3億円が当たった!”夢を見て、
寝不足というか夢でものすごく疲れる思いをしたのだとか。
えっ。3億円。
タイトルだけに惹かれてつい読んでしまった人は、
ちょっと期待したかもしれないけれど、申し訳けない・・・
結論から言えば、
「単なるそういう夢を見た」ということだった。
だけれど、普通の人だったら、
「へぇ~、そんないい夢なら1度でも見てみたいものだ!」と思ったりするのかもしれのだが、
綾乃さんにいったいその“壮絶な”夢のストーリーはどんなものだったのか尋ねてみたところ、
3億円が当たっている宝くじ券が手元にあるということを知った時から、
それは大変な事件や出来事に次々と巻き込まれるというものだったらしい・・・。
夢の中とはいえ、様々な状況に心臓がドキドキ、ハラハラして、
かなり大変だったらしい・・・・
おいおい、本当にその時心臓とか大丈夫だったの?
唯一の当選金との引き換えができる“証明書”だという意味では、
それを銀行の窓口に持ち込まなければ、当たり券といえども「ただの紙」も同然だ。
ところが、夢の中で、その当選券の存在を知られた時点で、狙われ追われたり、
たまたま居合わせた場所が火事になって、そのほかの人たちと一緒に火事場から無事に生還する
とてもスリリングな展開もあったのだと。
おまけに、その火事の現場で力を合わせて脱出しようと試みたメンバーの中に、
“AKB48”のメンバーの何人かがいたりと、
まあ、夢としてはまことに面白い展開になっていたようだ。
そして、結局のことろ大変な目にあったものの、
何とか無事に銀行の窓口に“当たり券”を持ち込むことができて、
持参した通帳に、
300,000,000という数字が印字され、
そこでふと夢が覚める直前に脳裏をよぎったことが、
「やっぱり、お金は天下のまわりもの。
少しはどこかに寄附しないといけないかなぁ・・・」と
そんなところまで妙~にリアルで、夢から覚めたそうだ。
そもそもなんでそんな夢を見たのか何か覚えがあるのかと聞いたら、
なんでも、よく電車の乗り換えのハブ駅とかでは、
宝くじ売り場があって、その売り場の小屋に「本日大安吉日」とか貼ってあると、
つい、“買わなきゃ、当たらないよね”と思って、サマージャンボとか年末ジャンボみたいな特別な
発売の時期に、つい買っちゃうことがあるんだって。
でも、その宝くじを買ったことを忘れていることが多くて、
抽選日もはるかに過ぎた時期に、
あ、そうだそういえば宝くじ買ったのがあった・・・っていう始末で、
夢を見た前日も、すっかり忘れていた購入した宝くじ券を売り場の自動検番器で
調べてもらったのだそうだ。
で、結果はどうだったのさ?
はい、ご多分に漏れず、窓口のお姉さんからは、
「今回は残念でした。300円のお戻しです。」と100円玉3枚を頂いたそうな。
ぼくからすると、そもそも当選を祈る気持ちが足りないのではないかと・・・。
あれ買いたいとかあれ欲しいとかという単純なエゴとかでなく、
当選した暁にはそのお金は自分を通じて世の中の何かのためになる生きたお金の使い方も前提に努めますので、
是非とも、宝くじの女神様~~~~と、
当たることを純粋に祈って信じている人でないと「宝くじの神様は微笑まない?」とも思うしなぁ・・・・。
祈り信じても、“当たるものじゃないよ!”と声が聞こえてきそうだし、
いや、いろいろなご意見があるのも、よくわかっているつもりなのだが、
時々、いったいどんな人がそんな大金を手にしているんだろうか?
と思ってしまう。
よく耳にする当選していながら当選金を受け取りに来ない分が相当あると聞くにつけ、
つい、自分だったら絶対換金忘れなんてしないのにな!とか、
ほざいてみたりするのだろうか・・・・
あ~、綾乃さんに宝くじが当たる日が来る日はいくら夢を見たからといっても、
あるのだろうか・・・・とぼくは、他人事のように思ってしまった。
そんなをよそに、
ねぇ、ミューズ、買わなければ当たらないから、
正夢になることでも祈って、
今年の年末ジャンボ宝くじ、買ってみようかな~
と、屈託のない様子の綾乃さん。
はい、はい。
当たること、一緒に祈ってますよ~