せっかく春めいた日が続いていたのに、
今日は、冷たい雨の降る一日だった。
そんな中、とてもエネルギーを感じるポジティブな人が沢山集まる
異業種交流会という変わった会に足を運んできた。
主催は、もともとNYを拠点に多岐にわたる分野で活躍する日本人の方々のコミュニティを
支援組織しているNY異業種交流会である。
その代表を務めるのは、板越ジョニーさんという方で、
まだ若いのにその組織力はなかなかのものだと感心してしまう。
世の中には、本当に色々と頑張っている人が沢山いるのだということを通じて、
励まされる思いだった、というのは綾乃さん。
さて、今日の交流会でのゲスト講演者は、
先の東日本大震災で大きな被害を受けた地域の一つである陸前高田市の
内閣府公認NPO法人代表を務める村上 清さんだった。
彼の今夜の講演は、
「陸前高田の被災地報告と、それらも通じて国際人事からみた、世界で活躍できる日本人」
というものだった。
綾乃さんも、昨年4月7日に気仙沼に隣接した陸前高田の大きな被災状況を目の当たりにしてきただけに、90分ほどの講演を真剣な面持ちで聞き入っていた。
話の具体的な内容は、まず始めに陸前高田の被災前と被災後の様子が映像や写真で、
対比しながら紹介された。
そこには、紛れもなく美しいあの有名な「高田松原」の光景が写っていた。
しかし、震災前平坦部に広がっていたかつての町は、
跡形もなくなっていることに、改めてそこに住んでいるものでなくても悲しみがこみ上げてきた。
被災状況を示した数字に続き、
陸前高田市の復興への取り組み、
Aid TAKATAの取り組みや
復興計画プロジェクトなどについて、
スライドを使いながら自ら高田松原のすぐ近くに実家があった村上氏の
純粋で熱い想いと共に復興への想いが語られていった。
そして、話の最後に、挙げられたのが
「混迷した社会で求められる資質」というテーマであった。
幾つかの外資系企業に勤務し、国連の職員も経験し、
グロ-バルに活躍してきた村上氏がその資質として
以下の5つをあげていた。
1.夢・目的・目標を持ち続ける
2.いつも学んでいる
3.自分の魅力がある
4.Pro-Active(絶えず積極的)な行動や発言をしているか
5.負けじ魂 逆境をバネにする力
というものだった。
今、綾乃さんは、6月後半リリースを目標に、
混迷する日本と、被災地と、
そしてその二つをつなぐ被災地での実体験から歌いたいと思った
3曲を盛り込んだマキシシングルCDの制作に、実は取り掛かりはじめている。
今夜の綾乃さんにとって、ある理由から決して縁の浅くない陸前高田のふるさと大使も務める
村上氏の講演に触れることができたことは、現在進行中の被災地支援にも通じる
CDプロジェクトの推進に大きな勇気や、さらなる新しい縁をいただいた素晴らしいものであったようだ。
講演中の村上氏の言葉に、
「同じ町には二度と戻れない」という現実から目をそらすことなく、
復興へ向けた新たな旅立ちへの決意を強く感じた

であった。