出席番号10番 柏木ひなた

2013年05月10日 00時33分26秒 | 巻二十二 私立恵比寿中学
「禁断のカルマ」MVにおけるひなたの妖艶さはいったい、どうしたものか。


集団の中で無二の存在を表現する言葉は無数にあって、
例えばリーダー、センター、キャプテン、ヘッド、領袖、総統…。
柏木ひなたは、思うに「エース」だと思う。
私立恵比寿中学の絶対的エースに違いない。


「梅」の1番で出席番号順に歌い継いでいく部分があるが
最後の10番ひなたのパートは明らかに特別扱いである。
それまでの8人があたかも前座であるかのように。
いよいよエース登場、という流れとなっている。
前山田氏は明らかに狙っている。


思えば、エースにリーダーシップは必要ない。
野球チームを考えてみればよろしい。
キャプテンには統率力が求められよう。
(阪神タイガースの現キャプテンはそういう意味でかなり異質だがw)

一方、エースは別に孤高の存在でも構わないし、
むしろ集団の中で異質であっても問題がない。
エースと呼ばれた頃の井川慶などまさにそのタイプだ。


ひなたは、グループを引っ張るような存在ではないだろう。
天真爛漫な、まさにみんなの末っ子。
そして恐ろしいことに、末っ子にして撃墜王!


ひなたの歌声には一本芯が通っている。
ある意味ライバルであるぁぃぁぃの、情念や業(ごう)さえ感じさせる歌唱とはまた別。
ほんとうに、物理的に、堅い芯が感じられる声質だ。
天性のものなのだろうが、だとしたらこの原石を掘り当てた誰かの功績は讃えられてよい。


見た目とのギャップ、普段の振る舞いとのギャップ、
クシャクシャした愛くるしい笑顔とのギャップ。
妖艶な、と冒頭で評した「禁断のカルマ」にそれは顕著なのである。


ギャップの宝庫とも言えるエビ中メンバーの中でも
まさに究極のギャップっ子。
私立恵比寿中学の最終兵器であると言っても
あながち大袈裟ではないと思われる。


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不定期連載出席番号別しりーず
出席番号8番 裕乃さん
出席番号1番 瑞季
出席番号8番 裕乃さん(その2)
出席番号7番 星名美怜
出席番号6番 廣田あいか
出席番号1番 瑞季(その2)
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