椿峰のまち

所沢・椿峰ニュータウンでのまちから見えてくるものをお伝えするブログです。

父の場合〔3〕

2016-07-08 14:26:34 | 環境を考える
父が高齢者施設で見ていたのは、だいぶ以前に購入したシャープ製のテレビでした。

このシールにはっとしたりします。


父は理系でもあったので出征することもなく、日本の戦後の景気のもっともよい時代を生きましたが
ほかの商売仲間の方たちは70歳台で亡くなって、取り残されて日本経済の急速な衰退、とりわけ青森の寂れた様子を目の当たりにすることになりました。
東京一極集中でよかったのでしょうか。

結局のところ、東京も地方も荒廃することになっているのではないでしょうか。

ひとたび大きな災害が起これば今の東京では多大な犠牲が出てしまうと思います。

ゆとりがあれば、同じ規模の災害であってもそれほど犠牲者が出ないのは自明のはずなのですが
不動産投資とやらで土地を小刻みにして高層の建築物をつくっていく・・・・・

地方ではボロボロのバスが走っていたりするのに、東京では税金の大盤振る舞いが行われています。
しかし、その東京でも本当の福祉にはお金が回らず、高齢者の施設も保育所も後回しになっています。

高層の建物や地下の工事は災害に対して果たして大丈夫なのでしょうか。
地盤の弱いところにたくさんの新しい建物が建てられています。

安全についての目配りはどこが受け持っているのかよくわからない状態にあると思います。

また、車の排気ガスその他による大気汚染は解決されているとは思えません。
熱中症の中には大気汚染によるものが含まれている可能性はないでしょうか。

東京の過密を解消する必要があると思います。
これは多くのいわゆる学識経験者の方々が提言してきたことであるのに、利権優先の声の大きい方たちが無視してきたという歴史があると思います。

オリンピックはある意味では、東京のあるべき姿を見直す機会でもあると思います。