千の言霊

一生ぬぐえない想いからたくさんの本をよみました 
そして いろんな言葉たちに出会いました 

幸福論

2006-05-01 20:24:34 | Weblog

迷うが故に三界は城
悟るが故に十方は空
本来東西は無く
何処にか南北あらん


迷いがあるから 壁に囲まれ 自分のものに執着するが
悟りを開けばすべて十方は空(くう)だ
もともと東も西もない
どこに南や北があるというのか

須藤元気の「幸福論」の一番はじめにでてくる言葉だ
作者が何をおもったのか お遍路にでた そのときの様子を書いた本だ
空海が修行の場として開いた四国四県を網羅している
私も空海に惹かれる
うみとそらという名前にも
その名前にもまけない宇宙空間のような存在にさえ思える
それほど 空海について読んだわけではないが何冊か読んだだけでも
惹かれる

最近 もうどうでもいいや と思うことがある
どうして どうしてと問い続けても 結局 答えは何処をさがしてもない
答えはどこにあるんだろうか

すべてをすて 巡礼することでみつけられるのだろうか・・・